文化人類学の4つの目標
Four Goals of Cultural Anthropology
池田光穂
Unit1:文化人類学のさまざまな思考法について学ぶ Unit 2:文化人類学のさまざまな思考法を実践する Unit 3:体得した文化人類学の思考法に具体的な形を与える Unit 4:民族誌を実践する |
■ 関連ページ
池田光穂:文化人類学入門
池田光穂:文化人類学を教えることの 「効用」
主として構造主義以前の人類学の流れを追いかけ、モダン人類学の基礎について講義する。
この授業は、それ自体で完結しながらも、その問題意識は文化表象学Iで開講される内容に展開する。
文化表象学I
構造主義以降の人類学の流れを追いかけ、ポストモダン人類学の構成とその将来を展望する。
この授業は、それ自体で完結しながらも、文化人類学概説で講じられる必要不可欠な知識を要求する。
文化表象学講読
—— 読解法の洗練・批判的視点の体得
Medicine as Cultureを中心に、身体の文化的位相について英文を批判的に読解することを目標に勉強する。
文化表象学基礎演習
—— 批判的書記法(critical writing)の体得と洗練
修辞法を学び自己の批判的視点を論理的に組み立てる演習。短い論文をなるべく多く書き、受講者間で相互に批判する。学期末には、優秀論 文を選出し、ウェブページで公開する。
Unit 3:体得した文化人類学の思考法に具体的な形を与える、あるいは民族誌の実践
◆ 演劇論的学習
学生とカスタネダの本を精読した後、それぞれドン・ ファンとカスタネダになって、ダイヤローグをおこない。それを参加者全員で合評する。
合評をもとに脚本を作成し、それを上演する。
◆ 熊本あるいはその周辺においてフィールドワークをおこない民族誌を作成する。
2年および3年生から2-4人程度のチームをつくり、以下の大きなテーマ課題の中から選択し、具体的なテーマを設定し、文献リストを含 むリサーチ・プロポーザル作成した後、実際のフィールドワークをおこなう。中間ならびに最終発表をおこない、報告書を提出する。成果の一部はウェブページ 上で公開する。
2000年の大きなテーマ課題(順不同):
人権、コミュニケーション、身体、移動、環境、 ジェンダー