はじめに よんでください

イヌはどのようにして人間の友になったのか?

The canine clan : a new look at man's best friend.McLoughlin, John C., Viking Press, 1983

池田光穂

●オオカミはどのようにして犬になったのか? Sicentific American 2015年7月1日号

・ヨーロッパに現生人類が登場するのが45,000 年前、その時、人類はハイイロオオカミ(Canis lupus)と出会う。オオカミは地球上に分布。ここから犬がうまれたと、これまで「信じられてきた」

・2014年1月に、現存するオオカミとイヌの全ゲ ノムの分析がおわる。

・現在のフィドスは、ハイイロオオカミの子孫ではな いことが明らかに。

・ハイイロオオカミとフィドスは「姉妹」分類群に属 する。

・最初の研究は、1997年に遡る:「イヌとハイイ ロオオカミの遺伝的差異に焦点が当てられ、イヌは約13万5千年前に家畜化された可能性があると結論」づけられる。

・その後、イヌの起源は中東にある仮説が提唱され る。

・2009年:「1,500頭の現代の犬のDNAを 調べた別の分析では、犬が初めて中国南部で家畜化されたのは16,300年も前ではないと主張」された。

・2013年:「古代ヨーロッパとアメリカのイヌと オオカミのミトコンドリアゲノムを現代のイヌとオオカミと比較した。研究者らは、犬の起源は3万2000年から1万9000年前の間にヨーロッパにあると 結論づけた」

・これを批判するのが、オックスフォード大学の進化 生物学者グレーガー・ラーソン。「1997年と2009年の研究は現代の犬のDNAのみに依存しており、最後の研究は地理的に限られたサンプルに依存して いると非難」。ラーソンは「オオカミの祖先種の地理的に異なるいくつかの個体群が、今日の犬の形成に貢献したのではないか」と考える。また、家畜化も複数 回おこり、「ベルギー、チェコ共和国、シベリア南西部で発見された謎の化石は、36,000年から33,000年前のもので、オオカミとイヌの特徴が混在 していることを示しており、祖先オオカミから家畜化が試みられた少なくとも3つの独立した事例の可能性を示唆」する。

・DNA研究の他に、「幾何学的形態計測」と呼ばれ るこの方法により、「頭蓋骨の曲線などの特定の特徴を定量化し、個人の骨をより適切に比較」することができる。

・ウェイン:「「犬の家畜化は農業革命より前に起 こった」と彼は主張する。「それは人々がまだ狩猟採集民だったころ3万2千年〜1万8千年前に起こった」、(農業は約12,000年前に中東で大々的に始 まったと考えられている。)」

・イヌ属は約700 万年前に遡り、ジャッカルやエチオピアオオカミなど、そのグループの一部のメンバーは人類発祥の地であるアフリカに生息していたが、最古の人類がこれらの 種のいずれかを家畜化しようとしたという証拠はない。

・45,000年前に現生人類がアフリカからヨー ロッパに拡散して初めて、オオカミ、犬、人間の三つ組が形成され始めた可能性がある。

・過去のスペキュレーション:「イヌ科動物と初期現 生人類との関係の進化に関するヒントは、古生物学および考古学の記録から得られている。1894 年から 1930 年にかけて、現在のチェコ共和国のベツヴァ渓谷にある約 2 万 7,000 年前の集落プレッドモスティで発掘されたイヌ科の遺体を例に挙げてみよう。そこで生き、そこで亡くなった古代の人々は、フランスのラ・グラヴェットにある 同様の文化遺物のある遺跡にちなんで、グラヴェッティアンとして知られている。チェコのグラベッティアンはマンモスハンターで、この場所だけで 1,000 匹以上の偉大な生き物を殺した。彼らは巨獣の肉を食べ、肩甲骨を使って人間の遺体を覆い、牙を彫刻で飾りました。彼らはオオカミも殺した。イヌ科動物は、 この遺跡でマンモスに次いで最も豊富な種類の哺乳類であり、その化石には完全な頭蓋骨が 7 つ含まれている」。

・2013年ごろ、他の科学者たちは、飼いならされ た動物は神経堤細胞が少ないか欠陥がある可能性があるという検証可能な仮説を考え出した。これらの胚細胞は、歯、顎、耳、色素産生細胞、さらには闘争・逃 走反応などの神経系の発達において重要な役割を果たしている。もし彼らの意見が正しければ、斑点のある被毛、巻き毛、垂れた耳などの愛らしい家畜の特徴は すべて家畜化の副作用ということになる。

ジェルモンプレは、プレッドモスティでの明らかな家 畜化は行き止まりの出来事だったのではないかと疑っている。彼女はこれらの動物が今日の犬に関連しているかどうかを疑っています。それにもかかわらず、 ジェルモンプレにとって、彼らは「犬、つまり旧石器時代の犬」なのです。彼女によると、これらの初期の犬はおそらく今日のハスキー犬に非常によく似ていた が、サイズはジャーマン・シェパードほど大きく、もっと大きかっただろうという。ジェルモンプレは、イヌ科動物とグラヴェッティ人の間にある種の関係があ ると彼女が解釈しているため、プレッドモスティの標本を「犬」と呼んでいる。たとえば、最初の発掘者の日記によると、子供の骸骨の近くで犬の下顎が発見さ れた。

・考古学上の資料と、民族誌上の資料のつきあわせ: 「犬も他の種とは異なる形で儀礼に参加した。あるケースでは、グラベティアンは犬が死んだ後、マンモスの骨の一部と思われるものを犬の頭蓋骨の前歯の間に 押し込み、顎を骨の上でしっかりと固定するように配置した。ジェルモンプレ氏は、古代のマンモス狩猟者が狩猟に関連した儀礼の一環として、あるいは狩猟者 が尊敬していた動物を死後も維持するため、あるいは犬が死後の世界で人間を助けるために、この骨をそこに置いたのではないかと考えている。「民族誌の記録 にはこのようなことが見られる」と彼女は言い、一例として20世紀初頭にシベリアで行われた亡くなった女性のためのチュクチの儀礼を挙げた。トナカイが犠 牲にされ、その胃が死んだ犬の頭の口に入れられ、死の旅路で女性を守るために配置された」という。

・パット・シップマンの仮説:2014年、ハーバー ド大学出版局から出版された著書『The Invaders』の中で、人類学者のパット・シップマンは、最初の犬(彼女の呼び方ではオオカミ犬)は新しい優れた技術のようなもので、マンモス狩りを していた現生人類が競争に打ち勝つのに役立った、と主張している。ネアンデルタール人。しかし、彼女、ウェイン、ラーソンらは、オオカミが独自に人間と力 を結んだと考えている。賢くて順応性の高いイヌ科動物は、私たちを彼らが利用できる新たな生態学的ニッチとして認識したのだ。別のシナリオ、つまり飼い慣 らすのに十分な若い子を盗むために人々が図々しくもオオカミの巣を襲撃するというシナリオは、危険な仕事だっただろう。そして、幼い子供たちと一緒にキャ ンプでオオカミを飼育することは、別の深刻なリスクをもたらしたであろう。

・シップマン以外の、イヌとヒトの協働仮説:「人間 がマンモスの肉を食べていたにもかかわらず、ジェルモンプレの初期の犬はマンモスの肉を食べていなかった。旧石器時代の犬の骨の同位体分析は、その場所に 住んでいた人々の好物ではなかったトナカイを食べていたことを示している。プレッドモスティ犬も歯が折れたり、顔に重傷を負っていたが、その多くは治癒し た。「それらは他の犬と争った痕跡、あるいは棒で殴られた痕跡かもしれない」とジェルモンプレは言う。彼女は、マンモスハンターのイヌ科動物の儀礼を通じ て育まれていく人間と犬の絆を描いている。このシナリオでは、現代の遊牧民の多くが赤ちゃんや若い動物を定住地に連れてくるのと同じように、狩猟採集民は おそらく大人のオオカミを殺した後、キャンプに子犬を連れていった。プレッドモスティのマンモスの骨にはイヌ科動物にかじられた形跡はなく、これはイヌ科 動物が自由に歩き回って人間の残骸をあさることができなかったことを示唆している。むしろ、人間はおそらくイヌ科動物を縛り、人間が食べていないことを考 えると二級の餌と思われるものを与え、さらには繁殖さえした――すべては儀礼における生贄として犠牲者を確実に供給できるようにするためだった」

・犬の家畜化はかなり早い段階で、犬にとって好まし くない状況下で始まった可能性も考える必要がある。

・イヌへの愛着:「記録上、議論の余地のない最古の 犬である、ドイツのボン・オーバーカッセルと呼ばれる遺跡から出土した1万4000年前の標本は、犬の家畜化について全く異なる物語を伝えており、人間と 犬の間にもっと愛情深い絆があったことを証明している。1900年代初頭、この遺跡を発掘していた考古学者らは、約50歳の男性と約20~25歳の女性の 遺骨と一緒に墓の中に埋葬されている犬の骸骨を発見した。研究者らはそのような関連性を見たとき、彼らは完全に家畜化された動物を見ていると分かる。非常 に大切にされ、高く評価されているため、まるで人間の家族の一員であるかのように埋葬され」た。

・「イスラエルでは、ヨルダン渓谷上流にある1万 2000年前の狩猟採集遺跡アイン・マラハで、考古学者らがおそらく最も有名な犬と人間の埋葬物を発見した。高齢者の骨格は右側を丸めて横たわっており、 左腕は頭の下で伸ばし、手は子犬の上にそっと置かれている。考古学者らは、この犬は生後4~5か月で、故人の伴侶としてそこに置かれたと考えている。プ レッドモスティ犬とは異なり、この子犬は殴られていませんでした。その遺体は、世話をしたであろう誰かの手で愛情を込めて整理され」たのだろう。

・ペリーによると、ヨーロッパ、アジア、アメリカ大 陸の狩猟採集民は、少なくとも1万5000年前、おそらくそれよりも少し前から、生き残るために犬の狩猟技術に依存し始めたという。研究者は、これらの動 物から私たちのペットの犬に至るまでの直接の遺伝的系統を追跡することはできない。それにもかかわらず、これらの動物は間違いなく犬であったと彼らは言 う。「優れた狩猟犬は、新しい足跡を見つけて、狩猟者を獲物に導き、寄せ付けないことができる」と、日本と米国で伝統的な狩猟者とその犬たちに加わってい るペリーは言う。人々の犬に対する見方が変わり、世界中で犬の埋葬地が見つかるようになる。」そのような埋葬は儀礼や犠牲ではない、と彼女は強調する。 「これらは賞賛の埋葬であり、犬たちは黄土色、石の先端、刃物(男性の狩猟道具)とともに埋葬されている」。

・最も精巧な犬の埋葬の 1 つはスウェーデンのスケートホルムで行われ、約 7,000 年前のものとされている。数十人の人間とともに同じ場所で数頭の犬が埋葬されているのが発見された。そこでは、人間であれ犬であれ、誰よりも特別に祝福さ れ、最高の扱いを受けた人がいた。「犬は横向きに寝かせられ、腰には火打石の破片がまき散らされ、赤い鹿の角と彫刻が施された石のハンマーが置かれ、赤い 黄土色が振りかけられた」とペリーは言う。なぜこの犬があれほど尊敬されていたのかは不明だが、彼女はこの犬が優れた狩猟者であったに違いなく、人間の飼 い主がその死を悼んだのではないかと推測している。「今日の狩猟者とその犬との関係は、民族誌の記録にも見られる」とペリーは述べ、19世紀後半のタスマ ニアの狩猟採集民が次のように言ったと引用されていると指摘する。「私たちの犬は子供たちよりも大切です。彼らがいなかったら、私たちは狩りをすることが できませんでした。私たちは生き残れないでしょう」と。

・8,000年前のデンマークの遺跡からのものであ る。そこにいた古代の狩猟採集民は、おそらく特定の任務のために飼育された3つのサイズの犬を飼っていました。「犬の品種のようなものを見るとは期待して いませんでした」とペリー氏は言います。「でも、小型犬、中型犬、大型犬がいました。」彼らが小型犬を何に使っていたかは明らかではないが、中型の動物は 狩猟犬のような体格をしており、グリーンランドそり犬ほどの大きさの大型犬(約70ポンド)は物資の輸送や運搬に使われていた可能性が高い。 。警告の吠え声で、すべての犬がキャンプの番兵としても機能したでしょう。

・【農耕化はイヌの価値をさげた?】人々が農耕を発 展させると、犬の地位は急落した。初期の農業集落では犬の埋葬はまれであり。「違いは非常に大きい」とペリーは言う。「人々が狩猟採集生活をしていると、 犬の埋葬が大量に行われまり」しかし、農業が普及すると、土葬は廃止される。「犬はもう役に立たない。」しかし、その恵みからの転落は彼らを絶滅に導くこ とはなかった。多くの場所で、犬が食卓に並ぶようになり、犬を飼い続ける新たな理由となった。

・006年、ペルーのリマ近郊にある1,000年前 の墓地で、人​​間の飼い主の隣の墓に80匹のミイラ化した犬が埋葬されているのを考古学者らが発見した。犬たちはチリバヤ族のラマを保護し、その奉仕の 見返りに、生死に関わる扱いを受けた。30匹近くの犬は細かく織られたラマウールの毛布に包まれ、口の近くにはラマと魚の骨が置かれていた。この地域の乾 燥した気候により、犬の遺体はミイラ化され、毛皮と組織が保存された。包装を解くと、ミイラは今日リマを徘徊する小さな野良犬に似ている。彼らを引き取っ て、何をすべきか、何をしてはいけないかを教えてくれる人間を探している。(その類似性にもかかわらず、チリバヤ牧畜犬はリマの現代の雑種犬とは関係がな い。また、古代の犬種をアメリカンケネルクラブの現代の標準犬種に結びつける主張を裏付ける証拠もない。)

・アメリカ大陸で埋葬されているチリバヤ犬やその他 の犬は、家畜化の初期段階を表すには間違った場所と時期から来たものであるが、ラーソン氏と彼の同僚は喜んで彼らの骨を測定し、DNAをサンプリングして いる。それは、これらの初期の北米の犬が古代ヨーロッパまたはアジアの犬の子孫であるためである。彼らの骨と遺伝子は、科学者たちが犬の家畜化事件が何件 発生し、どこで行われたかを特定するのに役立つだろう。

【出典】https://www.scientificamerican.com/article/how-wolf-became-dog/

※Evolutionary Adaptation; "Evolutionary adaptation is defined as the alteration or adjustment in structure or habits which is hereditary, and by which a species or individual improves its ability to survive and pass on its genes in relationship to the environment." From: Dog Behavior, 2019. - James C. Ha, Tracy L. Campion, Chapter 1 - Dawn of the dog: Evolutionary theory and the origin of modern dogs (Canis familiaris), in "Dog Behavior; Modern Science and Our Canine Companion" https://doi.org/10.1016/B978-0-12-816498-3.00001-8


★犬はコンパニオンか?それとも美味しい食材か?(医療人類学スペシャルレクチャー)

●イヌの家畜化には、テオテニーという自己の幼生の形態に類似化するという過程がかかわるようだ(→「メタモルフォシスとアナモルフォシス」)。

出典:家畜化という進化 : 人間はいかに動物を変えたか / リチャード・C・フランシス著 ; 西尾香苗訳, 白揚社 , 2019, p.32

●J.C. マクローリン『イヌ:どのようにして人間の友になったのか』岩波書店,1984(The canine clan : a new look at man's best friend.McLoughlin, John C., Viking Press, 1983)の読書ノート

章立て

内容ノート

0.はじめに、謝辞
1.ほ乳動物とは何か
2.イヌの祖先になった肉食類
3.肉食のほ乳動物たちの世界
4.イヌの起源
5.詐欺師レイナードとキツネたち
6.狩りをする野生イヌ
7.イヌ
8.人に飼われたイヌ
9.いろいろな犬種の生い立ち
10.大型のイヌ:マスチフ
11.小型のイヌと矮小なイヌ
12.人間社会のなかのイヌ
13.訳者(澤崎坦)あとがき
14.付録:現存するイヌの仲間の属と種
15.索引

内容ノートやメモ(本書とは関係のないものも含まれ る)

・狼は、先発肉食者(狩猟者)、人間は後発肉食者 (後発狩猟者)

・狼と人間の間は、対象とする犠牲獣のサイズと個体 数により、共存関係が、後の人間の人口の増加と狩猟効率の増加により、ライバルになる。

・E.O.ウィルソン『社会生物学』に犬の言及は?

・犬のDNA分布と、人のDNA分布はほぼ重なる (=人間と犬の間の親密な種間共存関係の証左)

・convergent dog behaviour complex, p.252 (ミクロシ 2014:252)

・Scott and Fuller (1965) :人間と犬の間の行動現象の収斂がみられる。

・犬と他のほ乳類が分岐したのは、約2憶年前

・人間とチンパンジーの祖先が分かれた(分岐した) のは、600万年前

・犬と狼の分岐点は、5万年前から2万5千年前

・以上の記述は、イヌの動物行動学 : 行動、進化、認知  / アダム・ミクロシ [著] ; 森貴久 [ほか] 訳,東海大学出版部 , 2014:Dog behaviour, evolution, and cognition,Ádám Miklósi,Oxford University Press 2015 2nd ed.にもよる。

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・「イヌの家畜化は狩猟の場で人とイヌとが同盟関係 を結んだことに始まる」(マクローリン 1984:xvi)

・「相互に利益を得るという共同生活形態が定着する ようになる」(マクローリン 1984:xvi)

・イヌは、自分よりも弱い動物にいじめられても喜ん でいる動物(マクローリン 1984:viii)

・Canis familialis 家畜化された、人に飼われた

・人為的淘汰圧(5万年〜2万5千年前):

・ショロ犬:家畜→ペット→友(→「独自なるものとしてのショロイツクイントゥリ」)

マクローリン・テーゼ01:「人間と犬の共通性はその同盟関係による」(マクロー リン 1984:ix)

・相補的な同盟関係

・【マクローリンの思考実験】:人間の瑕疵により、 地球上から動物が全滅したら人間は孤独感に苛まれるだろう。最後の人間以外の動物は? それは「犬」である。その理由は、犬は人間と一緒に暮らしていける から。(マクローリン 1984:xi)

・このマクローリンの思考実験は、ダナ・ハラウェイ の主張をきちんと先取りしhた主張。

・なぜ、犬は、チンパンジーよりも、なぜ先に宇宙に 到達したか? ライカ犬(マクローリン 1984:xi)

・ただし、ウィキペディアの記事「ライカ(犬)」によると、おそらく雑種犬ライカ(=彼女の名前)はストレスや熱に より「打ち上げの4日後に死んでいた」等の情報が、1999年当時では明らかになった。

「1957年11月3日、ライカを乗せたソ連のス プートニク2号はバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、地球軌道に到達した。それ以前にも米ソが動物を宇宙に送り出していたが、弾道飛行のみで軌道を周 回するまでは至っていなかった(宇宙に行った動物を参照)……/1999年の複数のロシア政府筋の情報によると、「ライカはキャビンの欠陥による過熱で、 打ち上げの4日後に死んでいた」という。さらに2002年10月、スプートニク2号の計画にかかわったディミトリ・マラシェンコフは、ライカは打ち上げ数 時間後に過熱とストレスにより死んでいた、と論文で発表した。ライカに取り付けられたセンサーは、打ち上げ時に脈拍数が安静時の3倍にまで上昇したことを 示した。無重力状態になった後に脈拍数は減少するも、地上実験時の3倍の時間を要しストレスを受けている兆候が見られた。この間、断熱材の一部損傷のた め、船内の気温は摂氏15度から41度に上昇し、飛行開始のおよそ5 - 7時間後以降、ライカが生きている気配は送られてこなくなったという。結論としては“正確なところはわからない”ということである」ライカ(犬))https://goo.gl/HSFtxQ および「宇宙に行った動物」ウィキ)

・排泄問題から雌の犬で、彼女が選ばれたのは「ライカの性格は粘着質であった。飼育室の中にいても、同僚犬たちと争ったことがなかった」 (『スプートニク』ソ連の人工衛星のすべて、ソ連文化省編、朝日新聞社訳、朝日新聞社、1958年、p.140)。

・犬と一緒にいると人間(老人)のストレスが軽減し て寿命が伸びることがいわれている。(マクローリン 1984:xi)

・逆説的な表現だが、犬は「人間よりも人間らしい」 (マクローリン 1984:xii)。

・犬=人間説。犬も人間も相互に仲間とみなす説があ る(マクローリン 1984:xii)。

・犬の名称、命名関係。

・「ルーファス」=マクローリンが飼っている犬の名 前

・装飾的肉食動物(マクローリン 1984:xv)。

・ほ乳類の起源:2憶年、霊長目と食肉目が分岐した のが6000万年前。人間とチンパンジーが分岐するのが600万年。狼と犬が分岐するのが、5万〜2.5万年前。この場合の、人間とチンパンジーの類似関 係/犬と狼の類似関係は「相同」といい、人間と犬の類似関係は、「収斂(しゅうれん)」という。(ミクロシ 2014:252)

犬を考えることは、ほ乳動物の進化の歴史について考えることだ。

・犬の進化を考えるためには、中生代にほ乳類の祖先 が生まれて、それらが、肉食恐竜の被食者であったことを想起することが重要である(p.15)。そのため、嗅覚と聴覚(フェレックの耳, p.12)が発達。脳の構造に影響(p.9)、知的行動というものが形成される。嗅覚の発達は、前脳の中枢に影響を与える。

・犬の貧弱な色彩の理由、中生代の夜間生活の名残 り。その能力を補償する嗅覚能力(p.13)。鼻が長い(感覚上皮を広くとれる)p.54. 人間の嗅覚の15倍の能力(p.52)。鼻の長さは、パンティングの際に、脳への血流を冷やす作用がある(p.52)。

・被食者として逃げ惑うことの進化的意味→危険回避 の本能の陶冶。ほ乳類の知性は、恐竜のおかげ(p.15)。他方で空中を飛翔する能力(鳥類への進化)

・食肉目の歯式(p.19)

・ G.G. Simpson: 食肉目——(亜目)肉歯類

・クマ→犬の強力化の進化の事例:クマ=「森のイ ヌ」(p.49):クマはベタ足

・初期のイヌ→逃げまどうことで進化的な利点をえる →趾行(しこう)性=つま先で歩く。早く走れることは、後に、イヌが(クマとは異なる経路で)タフになったときに、集団で長く追いつめて(p.49)捕食 する時に、役立つことになる。

・趾行性=つま先で歩く。足首より先が進化する。足 の甲が長くなる。爪は鈍感になり(獲物を捕まえるには不利に)(マクローリン 1984:49)。

・イヌの狩猟は、タフな走力で獲物を追いつめる(マ クローリン 1984:49)。

・パンティング=口を開けて舌をだらりとして、ハア ハアする、気道より熱を放散する(呼吸とは無関係なので、じっとしているときも体温が高ければパンティングすることがある)(マクローリン 1984:50)。

・イヌのフェロモン器官(マクローリン 1984:52)。

・イソップの285タイトルのうち29タイトルはキ ツネの話。

・トリックスターとしての動物:キツネ=詐欺師、サ ル(インド)、カラス(北米)、コヨーテ(アメリカ南西部)、

・レナード、レニャード=アカギツネ=Vulpes vulpes :

・キツネのラインハルト(中世ドイツ)、レナールの ロマン(おとぎ話)。

・キツネのオスは「ドッグ」、メスは「ヴィクセン」 (マクローリン 1984:70)。

・スイフト Vulpes velox すばやいキツネ(マクローリン 1984:74)。

・フェネック(北アフリカ)Fennecus zerda, pp.76-77.

・ヤブイヌ(アマゾン)Speothos venaticus, 歯式は1/2 38本、完全に肉食化(マクローリン 1984:82)。

・レナード(アカギツネ)の賢さ(マクローリン 1984:83)。

・集団狩猟法は、大型の獲物には有利な方法マクロー リン 1984:88-89)。(→狼の狩猟法)

・人間は、霊長類のなかで唯一の集団狩猟動物か? (マクローリン 1984:92)——チンパンジーの狩猟は機会主義的という指摘(テレキやグドール)と計画的という指摘がなかったか?

・ハンティング・ドッグは3種に(マクローリン 1984:82)。

・ケープハンティング・ドッグ(マクローリン 1984:93)。

・大型家犬は300キログラム=600ポンドの(噛 む?)力がある。(マクローリン 1984:94)。

・コヨーテ(北米)Canis latrans 吠える犬(マクローリン 1984:104)。

・コヨーテ=特殊化した犬。群れでハンティング、狼 に比べて絶滅しにくかった。狼の絶滅の後は、コヨーテがnicheを占める(マクローリン 1984:106)。

・カナダ・コヨーテは狼と交配し、大型化した(マク ローリン 1984:107)。

・コヨーテ=犬=オオカミの《連続体》(ミクロシ 2014:72)で修正のこと。/ Canis canis lupus, C.c. familiaris, C.c. latrans

・犬の一夫一妻制は強固(マクローリン 1984:109)。

・ジャッカルは100万年程前には、腐肉掃除屋。こ れが狂犬病ウイルス (Rabies virus)を得るきっかけ?——ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス (Rabies virus) https://goo.gl/zcwC1Y

・オオカミ=イヌの連続性がもっとも強い(マクロー リン 1984:114)。

・イヌの誕生、北ユーラシア起源(マクローリン 1984:115)。※これ以外に起源説はあるのか?

・ヒト—マンモス、オオカミ—草食大型ほ乳類 これ らは、当初は非競合的な関係でなかった(マクローリン 1984:115)。

・人間の人口増により、マンモスが激減、ヒトが、オ オカミがハンティングしていた食大型ほ乳類を狙うようになり、ヒトとオオカミが競合関係に

・同時に、人間とオオカミを同一化する神話や民話が 多くみられるようになる(マクローリン 1984:119-121)→リカントロピーLicantropie(マクローリン 1984:121)。

"Trois Têtes Ressemblant Au Loup." (Gravure de Charles Le Brun.) https://goo.gl/oGuVWq

・さらに、野生草食獣の家畜化で、ヒト—オオカミの 関係が悪化(マクローリン 1984:120)。

・リカントロピーLicantropie(マクロー リン 1984:121)つまり、ヒト=オオカミ神話、古代ローマ起源

「ロームルス (Romulus) とレムス (Remus) は、ローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者。 ローマ市は紀元前753年4月21日にこの双子の兄弟によって建設されたと伝えられている」ウィキ)

・狼男(マクローリン 1984:122)。

・オオカミのイヌ化(マクローリン 1984:127)。——オオカミとイヌの弁別特徴など

・オオカミとイヌの決定的違い(マクローリン 1984:133)。

・Canis dingo のユニーク性(マクローリン 1984:134-)。

・Canis lupus pallipes=白い足のオオカミ(マクローリン 1984:120)。

・アメリカの大陸のイヌたち(マクローリン 1984:139)は、およそ20種。——これはデスモンド・モリスの犬事典で、再確認のこと。コヨーテの血の混交のこと。

・イヌの家畜化(マクローリン 1984:140)。

・オオカミの家畜化(マクローリン 1984:140-141)。

・人間とイヌの共同生活によりイヌの多様な分化が促 進される(マクローリン 1984:141)。

・毛色の遺伝子:A, as, ay, aw, at, ee (マクローリン 1984:143)。

・犬種についてのマクローリンの解説には、ほとんど 注記を入れていないが、2〜3章分割いている。

・ショロ犬関係(マクローリン 1984:182-)——ショロ犬などは小型だが、ナポレオン・コンプレックスという遺伝型により、どう猛な性格をもち、狩猟にも使えるといいうことだ (マクローリン 1984:182)。

・コリマ犬に関する情報(マクローリン 1984:183)。

・小型犬のこと(マクローリン 1984:184-)。小型犬はアステカを除いて、愛玩用に使われる。

・(私のコメント)ショロ犬を肉をとるだけにつかっ ていたら、チャウチャウ(マクローリン 1984:206)のように大型化するのが想像可能なのだが、アステカの人たちはそのようには育種しなかった。

・調理法や、中国共産党によるイヌ肉の接待への気配 りなど(マクローリン 1984:182)。

Friendship is a relationship of mutual affection between people.[1] It is a stronger form of interpersonal bond than an "acquaintance" or an "association", such as a classmate, neighbor, coworker, or colleague.

In some cultures, the concept of friendship is restricted to a small number of very deep relationships; in others, such as the U.S. and Canada, a person could have many friends, and perhaps a more intense relationship with one or two people, who may be called good friends or best friends. Other colloquial terms include besties or Best Friends Forever (BFFs). Although there are many forms of friendship, some of which may vary from place to place, certain characteristics are present in many such bonds. Such features include choosing to be with one another, enjoying time spent together, and being able to engage in a positive and supportive role to one another.[2]

Sometimes friends are distinguished from family, as in the saying "friends and family", and sometimes from lovers (e.g., "lovers and friends"), although the line is blurred with friends with benefits. Similarly, the friend zone is a term for when someone is restricted from rising up to the status of lover, hence the name (see also Unrequited love).

Friendship has been studied in academic fields, such as communication, sociology, social psychology, anthropology, and philosophy. Various academic theories of friendship have been proposed, including social exchange theory, equity theory, relational dialectics, and attachment styles.
友情とは、人と人との間の相互の愛情関係である[1]。同級生、隣人、同僚、同僚などの「知り合い」や「付き合い」よりも強い形の対人関係である。

米国やカナダなどでは、多くの友人がいて、1人か2人とはより濃密な関係を築き、その人たちは親友やグッドフレンドと呼ばれることもあるようです。その他 の口語表現としては、BestiesやBest Friends Forever (BFFs)などがあります。友情の形はさまざまで、場所によって異なるものもありますが、そのような絆の多くには、ある特徴があります。そのような特徴 とは、互いに一緒にいることを選択すること、一緒に過ごす時間を楽しむこと、互いに肯定的で支持的な役割を果たすことができることなどである[2]。

友人は、「友人と家族」という言い方のように家族と区別されることもあれば、「恋人と友人」という言い方のように恋人とも区別されることもあるが、その境 界線は利益ある友人とは曖昧である。同様に、フレンドゾーンとは、恋人の地位まで上がることを制限されている場合を指す言葉であり、その名の由来となって いる(片思いも参照)。

友情は、コミュニケーション、社会学、社会心理学、人類学、哲学などの学問分野で研究されてきた。社会的交換理論、公平性理論、関係弁証法、愛着スタイルなど、学術的に様々な友情の理論が提唱されている。
The understanding of friendship in children tends to be more heavily focused on areas such as common activities, physical proximity, and shared expectations.[3]: 498 [a] These friendships provide opportunity for playing and practicing self-regulation.[4]: 246  Most children tend to describe friendship in terms of things like sharing, and children are more likely to share with someone they consider to be a friend.[4]: 246 [5][6] As children mature, they become less individualized and are more aware of others. They gain the ability to empathize with their friends, and enjoy playing in groups. They also experience peer rejection as they move through the middle childhood years. Establishing good friendships at a young age helps a child to be better acclimated in society later on in their life.[5]

Based upon the reports of teachers and mothers, 75% of preschool children had at least one friend. This figure rose to 78% through the fifth grade, as measured by co-nomination as friends, and 55% had a mutual best friend.[4]: 247  About 15% of children were found to be chronically friendless, reporting periods without mutual friends at least six months.[4]: 250 

Studies have shown that friendships in childhood can assist in the development of certain skills, such as building empathy and learning different problem solving techniques.[7] Coaching from parents can be useful in helping children to make friends. Eileen Kennedy-Moore describes three key ingredients of children's friendship formation: (1) openness, (2) similarity, and (3) shared fun.[8][9][10] Parents can also help children understand social guidelines they haven't learned on their own.[11] Drawing from research by Robert Selman[12] and others, Kennedy-Moore outlines developmental stages in children's friendship, reflecting an increasing capacity to understand others' perspectives: "I Want It My Way", "What's In It For Me?", "By the Rules", "Caring and Sharing", and "Friends Through Thick and Thin."[13]
子どもにおける友情の理解は、共通の活動、物理的な近接性、共有する期 待などの領域に重きを置く傾向がある[3]: 498 [a] このような友情は,遊びや自己規制を実践する機会を提供する[4]: 246 ほとんどの子どもは,友情を共有のような言葉で表現する傾向があり,子どもは友人と考える人と共有する傾向がある[4]: 246 [5][6] 子どもは成熟すると,個人的ではなくなり,他の人をより意識するようになる。そして、友達に共感する能力を身につけ、集団で遊ぶことを楽しむようになりま す。また、中年期に入ると、仲間はずれにされることも経験します。幼少期に良好な友人関係を築くことは、その後の人生で社会に馴染みやすくすることにつな がります[5]。

先生やお母さんの報告によると、未就学児の75%は少なくとも1人の友だちを持っていました。この数値は、友達として一緒に指名することで測定され、5年 生まで78%に上昇し、55%が共通の親友を持っていた[4]: 247 約15%の子どもは、少なくとも6ヶ月間共通の友達がいない期間を報告し、慢性的に友達がいないことが判明した[4]: 250。 

幼少期の友人関係は、共感力を養ったり、さまざまな問題解決法を学んだりするなど、特定のスキルの発達を助けることが研究で示されています[7]。アイ リーン・ケネディ=ムーアは、子どもの友情形成に重要な3つの要素、すなわち(1)開放性、(2)類似性、(3)楽しさの共有[8][9][10]につい て述べています。また、親は子どもが自分では学んでいない社会的指針を理解する手助けもできます。 ロバート・セルマンらによる研究(注11)から、子どもの友情における発達段階の概要を示し、他者の視点を理解する能力が高まっていくことを反映している と述べています: 「自分の思い通りにしたい」、「自分のために何が必要か」、「ルールに従って」、「思いやりと分かち合い」、「厚かましくも薄い友だち」[13]。
In adolescence, friendships become "more giving, sharing, frank, supportive, and spontaneous." Adolescents tend to seek out peers who can provide such qualities in a reciprocal relationship, and to avoid peers whose problematic behavior suggest they may not be able to satisfy these needs.[14] Personal characteristics and dispositions are also features sought by adolescents, when choosing whom to begin a friendship with.[15] During adolescence, friendship relationships are more based on similar morals and values, loyalty, and shared interests than that of children, in which friendships stem from being in the same vicinity and access to playthings.[4]: 246 

One large study of American adolescents determined how their engagement in problematic behavior (such as stealing, fighting, and truancy) was related to their friendships. Findings indicated that adolescents were less likely to engage in problem behavior when their friends did well in school, participated in school activities, avoided drinking, and had good mental health. The opposite was found regarding adolescents who did engage in problematic behavior. Whether adolescents were influenced by their friends to engage in problem behavior depended on how much they were exposed to those friends, and whether they and their friendship groups "fit in" at school.[16]

Friendships formed during post-secondary education last longer than friendships formed earlier.[17] In late adolescence, cross-racial friendships tend to be uncommon, likely due to prejudice and cultural differences.[15]
思春期には、友人関係は「より与え合い、分かち合い、率直で、支え合 い、自発的になる」ようになる。青年期には、相互関係においてそのような資質を提供できる仲間を求め、問題行動によってこれらのニーズを満たせない可能性 を示唆する仲間を避ける傾向がある[14]。個人的な特徴や性質も、青年が友情を始める相手を選ぶ際に求められる特徴である[15]。 思春期の友情関係は、同じ近くにいることや遊び道具を手に入れることから友情が生まれる子どものそれと比べて、同様の道徳や価値、忠誠、共通の興味に基づ いている[4]: 246。 

アメリカの青少年を対象としたある大規模な研究では、問題行動(盗み、喧嘩、不登校など)への関与が友人関係にどのように関係しているかが調べられまし た。その結果、学校での成績がよく、学校行事に参加し、飲酒を避け、精神的に健康である友人がいると、青年は問題行動を起こしにくいことがわかった。問題 行動を起こした青年については、その逆の結果が得られた。青年が友人から影響を受けて問題行動を起こすかどうかは、その友人とどれだけ接したか、そして自 分とその友人グループが学校で「なじんでいるか」によって決まる[16]。

中等教育後に形成された友情は、それ以前に形成された友情よりも長く続く[17]。思春期後期には、人種を超えた友情は珍しい傾向にあり、おそらく偏見と文化の違いによるものである[15]。
Friendship in adulthood provides companionship, affection, as well as emotional support, and contributes positively to mental well-being and improved physical health.[18]: 426 

Adults may find it particularly difficult to maintain meaningful friendships in the workplace. "The workplace can crackle with competition, so people learn to hide vulnerabilities and quirks from colleagues. Work friendships often take on a transactional feel; it is difficult to say where networking ends and real friendship begins."[19] Unlike younger people, many adults value their financial well-being and security that their job provides rather than developing friendships with coworkers.[20]

The majority of adults have an average of two close friends.[21] Numerous studies with adults suggest that friendships and other supportive relationships do enhance self-esteem.[22]

Older adults continue to report high levels of personal satisfaction in their friendships as they age, even as the overall number of friends tends to decline. This satisfaction is associated with an increased ability to accomplish activities of daily living, as well as a reduced decline in cognitive abilities, decreased instances of hospitalization, and better outcomes related to rehabilitation.[18]: 427  The overall number of reported friends in later life may be mediated by increased lucidity, better speech and vision, and marital status.[23]: 53  A decline in the number of friends an individual has as they become older has been explained by Carstensen's Socioemotional Selectivity Theory, which describes a change in motivation that adults experience when socializing. The theory states that an increase in age is characterized by a shift from information-gathering to emotional regulation; in order to maintain positive emotions, older adults restrict their social groups to those whom they share an emotional bond.[24]

As one review phrased it:

Research within the past four decades has now consistently found that older adults reporting the highest levels of happiness and general well being also report strong, close ties to numerous friends.[25]

As family responsibilities and vocational pressures lessen, friendships become more important. Among the elderly, friendships can provide links to the larger community, serve as a protective factor against depression and loneliness, and compensate for potential losses in social support previously given by family members.[26]: 32–33  Especially for people who cannot go out as often, interactions with friends allow for continued societal interaction. Additionally, older adults in declining health who remain in contact with friends show improved psychological well-being.[27]

In general, female-female friendship interactions among children mostly tend to focus on interpersonal connections and mutual support. In contrast, male-male interaction tends to be more focused on social status. As a result, they may actively discourage the expression of emotional needs.[46]: 320–02 

Females report more anxiety, jealousy, and relational victimization and less stability related to their friendships. Males, on the other hand, report higher levels of physical victimization. Nevertheless, males and females tend to report relative satisfaction levels with their friendships.[4]: 249–50 

Women tend to be more expressive and intimate in their same-sex friendships and have a smaller range of friends.[15] Males are more likely to define intimacy in terms of shared physical experiences. In contrast, females are more likely to define it in shared emotional ones. Males are less likely to make emotional or personal disclosures to other males because they could use this information against them. However, they will disclose this information to females (as they are not in competition with them), and males tend to regard friendships with females as more meaningful, intimate, and pleasant. Male-male friendships are generally more like alliances, while female-female friendships are much more attachment-based. As a result, this also means that the end of male-male friendships tends to be less emotionally upsetting than that of female-female friendships.[47][48]

Women tend to be more socially adept than their male peers among older adults. As a result, many older men may rely upon a female companion, such as a spouse, to compensate for their comparative lack of social skills.[25]: 55  One study found that women in Europe and North America were slightly more likely than men to self-report having a best friend.[49]

Culture
Which relationships count as true friendships, rather than as an acquaintance or a co-worker, varies by culture. In English-speaking cultures, it is not unusual for people to include weaker relationships as being friends.[50] In other cultures, such as the Russian and Polish cultures, only the most significant relationships are considered friends. A Russian might have one or two friends plus a large number of "pals" or acquaintances; a Canadian in similar circumstances might count all of these relationships as being friends.[50]

In Western cultures, friendships are often seen as lesser to familial or romantic.[51] In practice, friendships in Ancient Greece were more utilitarian than affectionate, being based upon obligation and reliance, though they held a broad view on the variance of friendship.[52][53] Aristotle wrote of there being three kinds of friendships: those in recognition of pleasure, those in recognition of advantage, and those in recognition of virtue.[53]

When discussing taboos of friendship it was found that Chinese respondents found more than their British counterparts.[15][ambiguous]

Interspecies

Friendship is found among animals of higher intelligence, such as higher mammals and some birds. Cross-species friendships are common between humans and domestic animals, such as a pet snake. Cross-species friendships may also occur between two non-human animals, such as dogs and cats.
A man with an Indian palm squirrel (Funambulus palmarum)



リンク

文献

その他の情報


Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

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'Cave canem' (beware of the dog) mosaic.. From Pompeii, Casa di Orfeo, VI.14.20

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