解説:池田光穂
このページでは、医療人類学を勉強するための基礎と しての生物学ならびに進化生物学の基礎についてまなびます。生物学の基礎について知らない高校生や大学生にも利用可能なページです。
まず生物学って何でしょうか? 生物学は「生命」を科学的に研究(=探究)することである。この科学的という意味は、自然科学的にという意味に解してもらってよいだろう。つまり、生物学 は、生命についての科学である。次に、生命とは何か?生命についての生物学者たちの基本的コンセンサスは、1)生命は、遺伝子にコードされた遺伝情報を含 む細胞という単位から構成される。2)遺伝情報は、生殖という原理を通して、次の世代に伝達されること。3)生命は、移動、成長、繁殖(生殖)を通したエ ネルギー活動をともなう。そして、4)このような活動を通して、生命は進化する、あるいは、進化してきたという「生命の歴史性」を持つ、ということであ る。
この情報の準拠は、
D.サダヴァ他著『カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書』 ; 石崎泰樹, ほか監訳・翻訳、全5巻、講談社、2010年、からです。
1.細胞・生命の機能単位【細胞生物学】
1〜5章 |
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2.ダイナミックな細胞膜 |
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3.エネルギー、酵素、代謝 |
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4.化学エネルギーを獲得する経路 |
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5.光合成:日光からのエネルギー |
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6.染色体、細胞周期および細胞分裂【分
子遺伝学】6〜11章 |
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7.遺伝学:メンデルとその後 |
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8.DNAと遺伝におけるその役割 |
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9.DNAからタンパク質、遺伝子型から
表現型まで |
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10.ウィルスと原核生物の遺伝学 |
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11.真核生物のゲノムと遺伝子発現 |
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12.細胞の情報伝達【分子生物学】
12〜17章 |
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13.組換えDNA技術とバイオテクノロ
ジー |
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14.分子生物学、ゲノムプロジェクト、
医学 |
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15.免疫:遺伝子と生体防御システム |
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16.発生における特異的遺伝子発現 |
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17.発生と進化による変化 |
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18.
進化のメカニズム【進化生物学(第4巻)】18〜22章 |
18.1 進化は事実であるとともによ
り広範な理論の基礎である 18.2 突然変異、自然淘汰、遺伝子交流、遺伝的浮動、および非任意交配が進化を形づくる 18.3 進化は対立遺伝子頻度で測定できる 18.4 安定的淘汰、方向性淘汰、分断淘汰 18.5 ゲノムは中立過程と淘汰過程による進化を受ける 18.6 組換え、水平遺伝子移行、遺伝子重複は新しい性質を生じることができる 18.7 進化理論は現実への応用ができる |
19.
系統樹の復元とその利用 |
19.1 すべての生命は進化史によっ
てつながっている 19.2 系統樹は生物の形質から復元することができる 19.3 系統樹は生物学を比較できるものに、また予言できるものにする 19.4 系統樹は生物分類の基礎である |
20.
種分化 |
20.1 種は生命の樹の上で生殖隔離
が生じた系統である 20.2 種分化は集団分岐の自然な結果である 20.3 種分化は生殖的隔離あるいは同所的に生じる 20.4 生殖隔離は分岐しつつある種が接触すると強化される |
21.
地球上における生命の歴史 |
21.1 地球の歴史において生じたで
きごとは時期を推定できる 21.2 地球の物理的変化は生命の歴史に影響を与えてきた 21.3 生命史で生じた主要なできごとは化石記録から読み解くことができる |
22.
動物の進化と多様性 |
22.1 動物では特徴的ボディプラン
(体の構造)が進化した 22.2 左右相称動物ではない動物 22.3 前口動物の二大グループ 22.4 節足動物は多様で多数存在する 22.5 後口動物は棘皮動物、半索動物、脊索動物である 22.6 脊椎動物は上陸してさらに多様な進化をとげた 22.7 ヒトは霊長類から進化した |
23.環境における生物【生態学】23〜 27章 | |
24.個体群 |
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25.生物種間相互作用の生態学的・進化
論的意義 |
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26.生態学的群集(コミュニティ) |
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27.地球のエコシステム |
リンク
文献
その他の情報
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