国民をつくる歌会始
敗戦までの日本の国民の多くが和歌を詠んでますね。年に複数回おこなわれる歌会の年頭の歌会を歌会始(うたかいはじめ)という。天皇が主催する歌会を「歌御会(うたごかい)」という。国民を巻き込んだ歌会始(デモクラシー化する歌会始)も戦後本格化するけど、勅題や、天皇や 皇族がその年頭になにを詠んだのかは国民の衆知だったようです。想像の共同体としての日本ならびに日本人の構築に貢献したのが和歌じゃないのかというの が、僕たちのパラダイムなんです。
近代国家になってからの歌会は、明らかに、徴兵制と学校教育をとおした国民化(皇民化)と識字、ハイカルチャーのローカルチャー化など、近代国家における文化が果たす意味についてさまざまな可能性をもたらしていると思われます。
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