はじめにかならず読んでください

ボディサイレントを読む

Reading Robert F. Murphy's The Body Silent, 1987

池田光穂

第1部 出発

徴候、そして症候

エントロピーへの道

帰還

第2部 からだ、自己、そして社会

損なわれた自己

出会い

自立への闘い

第3部 生きるということ

深まる沈黙

愛と依存

生という不治の病い

《日本語の読者に注意》

この物語は、著者が全身の麻痺により徐々に不自由に なり死んでいくという帰結をとるために、退行性の病い(generative illness)のコースになった人は、どのような身体感覚や心理的な状態に陥るのか?という、追体験的読解や、そのようななかで自分の心と身体を冷静に 見つめる著者から勇気をもらう、という読解をしてしまいがちだ(実際の多くの解説がそうである)。

問題は、そのような読み方が、文献として読むときに、それでよいのか?ということと、それ以外にどような読み方を見つけることができるのか?という重大な宿題を我々に課している。

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ロバート・フランシス・マーフィー書誌(同名の動物作家がいるが、これは同一人物か不詳なので省いている)



Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

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