読みやすさを高める文章フォーマット
工学コミュニケーションの基礎(TW04)
第4章は8つのセクション(節という)に分かれてい ます——今、気が付いたけどこの教科書は、見開きで完結するスタイルになっている。
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工学コミュニケーション(ISE:黒田聡先生)
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各節には2〜3つのチップス(役にたつメモ)が掲げ
られていて、その部分にさらに事例を用いて解説してある。
4.1 文書に必須の要素を適切に書く
4.1.1 文書の冒頭に書かれて、文書を活用する ための重要な手がかり;1)発信日、2)宛名、3)発信者、4)タイトル、の順
4.1.2 適切に、正確に、読み取りやすく書く;
日付はスラッシュを使わず(西暦)年月日で書くと誤解がゼロ
4.2 要素の配置と書式には意味がある
4.2.1 ビジネス文書のフォーマット(みんなが 採用している定式)は、情報へのアクセス性を高める;すべて、効率よく伝えるため
4.2.2 読み手に配慮した要素と表現を盛り込み
なさい
4.3 ブロック化して要素を区切る
4.3.1 要素ごとにブロック化する
4.3.2 メールでは、空行(くうぎょう/から
ぎょう)を入れてブロック化する、手続きが使いやすい
4.4 カッコは2種類を基本として使う
4.4.1 文章では丸カッコと鍵カッコの2種類を 使う
4.4.2 補足や自分の意見を丸カッコで書かない
4.4.3 ダブルクォテーション("_")は使わ
ない
4.5 フォントの使い分けのセオリーを知る
4.5.1 文章中では明朝体とゴシック体の2種類 を使い分ける
4.5.2 読ませる文章は明朝体とゴシック体でメ
リハリをつける
4.6 階層構造を数字や記号で示す
4.6.1 情報量は多い文書では、階層にわけて構 造化する
4.6.2 行頭記号は黒の面積が大きいものを上位
とする;ルール、■>● ●>◎>○ のような階層的規則性をもたせる
4.7 箇条書きを効果的に使う
4.7.1 箇条書きの項目は7項目までにする;そ
れ以上多くなるとごちゃごちゃするのと記憶のセット(チャンクという)がオーバーフローして断片的にしか覚えられない
4.7.2 箇条書きには見出しをつけて、まとめる
4.7.3 プレゼンテーション資料は2階層までに まとめる(ちなみにこの節は3階層目です!)
4.8 カタカナ語と英字表記の基本的なルール
4.7.1 読み手が理解しやすいようにカタカナ語 を使う
4.7.2 カタカナ語の長音や表記を統一する
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さまざまな文書に必要な要素をあげてみよう(→「論文・レポートの構成」「論文・レポート 作成のヒント集」)
それぞれの要素と配列には意味がある。
要素のなかみはまとめる(ブロック化する)
一重の括弧(カッコ、「_」)は引用に、丸括弧(ま るカッコ、(_))は語の説明に。
クオーテーション('_')、ダブルクオーテーショ ン(”_”)は、欧文に使い、日本語では使わない。
フォント(書体)を使い分けよう。(フォントと書式 [太字=ボールド;斜字=イタリック]と文字飾り[傍点;下線]を区分しよう)(教科書108ページ参照)
文書の階層構造は、数字や記号で示します(→帰属す
る学問の学会や学術雑誌の「執筆要綱」を参照に!)→「Co*Design
執筆要綱(pdf)」
箇条書きを効果的につかう
カタカナ語と英字表記のルール教科書 114-115ページ参照)
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●第4章練習問題(116-117ページ)
本文……
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