インディアン・ジョーク
On Indian - Indigenous Joke
池田光穂・垂水源之介
ジ ジェク・ジョークより
"I met some Native American so-called university people who told me they hated they're Native Americans. Why? Because it has this uncanny settle nature culture, we are native and what are you then? Cultural Americans or what. They told me we much prefer to be called Indians; at least our name is a monument to white man's stupidity who thought they are in India when they are here." -- Slavoj Žižek' joke, "Why Tolerance Is Patronizing."
「私
はネイティブアメリカンのいわゆる大学人に会ったが、彼らは自分がネイティブアメリカンと呼ばれることを嫌っていると言った。なぜですか?(と聞くと)な
ぜかというと、この不気味な(uncanny)言葉は、我々の文化を自然
(nature)の領域に押し付けるからなんです。で、アメリカ人である君たちはどう?それはアメリカは文化の側にあるのかい?少なくとも
私たちの名前はインディアンと呼ばれるほうがいいんだ。ここにいながらインドにいると思っている白人の馬鹿さ加減を示す記念碑なんだから」
ヴァ
イン・デロリアの「インディアン・ジョーク」より
"The doctor took him into a room that contained many shelves upon which were rows of jars containing brains. Each jar had a price tag on it. A doctor's brain sold for ten dollars an ounce, a professor's brain sold for fifteen dollars an ounce. Similar brains from professional people ranged higher and higher until, at the very end of the back row of jars, there was a jar marked one thousand dollars an ounce. / The Indian asked why that type of brain was so expensive and wanted to know what kind of brain it was. The doctor said that the jar contained brains of the BIA, and added, "You know, it takes so many of them to make an ounce.""- Custer died for your sins : an Indian manifesto / by Vine Deloria, Jr., University of Oklahoma Press , 1988
「医
者はインディアン脳の標本を含む瓶の列が置かれた多くの棚がある部屋に連れて行きました。それぞれの標本瓶には値札が付いていました。医者の脳は1オンス
10ドルで売られ、教授の脳は1オンス15ドルで売られていました。同様に脳の標本はその専門の高さにつれてどんどん高くなり、瓶の後列の最後に1オンス
1,000ドルとマークされた瓶がありました。インディアンは、なぜそのタイプの脳がそれほど高価なのかと尋ね、それがどんな種類の脳であるかを知りたが
りました。なんと瓶にはインディアン管理局(BIA)の脳が含まれていると述べ、医者は「1オンスを作るのに非常に多くの脳が必要なんだよ」と付け加えま
した」
『カ スターは君の罪によって死んだ:インディアン・マニュフェスト』の著者Vine Deloria, Jr.(1969)の著作にある第7章「インディアンのユーモア」のなかにある脳の標本室のブラック・ジョークをもじって脚注を締めくくることにします。 これは、もともとアメリカ合衆国のインディアン管理局(BIA)の役人の連中の「脳の軽さ」を揶揄するジョークでした。
調 査で先住民の土地を訪れた東京帝(あずまきょうてい)大学の湯沢教授は、自分自身で先住民の墓に乗り込んで盗骨しただけでなく、入植者の現地ブローカーか らもせっせと買い入 れたそうだ。ブローカーは、教授が最初にあまりにも多くの骨を買い込んだので、次には、もっと儲けようと次に持ち込んだ時には、自分たちの墓場から非先住 民の頭蓋骨も混ぜて平然として湯沢教授の前に差し出した。ところが教授は真顔でブローカーに怒ってこう言った。「俺のほしい骨は先住民のものであって、そ れよりももっと下等なお前らの骨じゃない!!」と。
リ ンク
文 献
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