はじめによんでください
ダーウィン・プレート
Darwin's Plate after his/her evolution of IXOYC
アメリカ合州国とりわけ西海岸地方にいくと「ダーウィン・プレート」と呼べるようなメタルあるいはプラスティック製のバンパー飾り(ステッ カー)を見かけることがある。
これには実は本家のオリジナルというものがあり、魚の姿をしたものにギリシャ語でΙΧΘΨΣ(IXOYC :イクトゥス)と書いてあるステッカーのパロディなのです。この本家のイクトゥスのステッカーのほうは、ギリシャ語のchiとroの組み合わせクリストス の最初の2文字で、もともとはキリスト教徒の墓碑を示すイニシャル表記から始まったといます。
ΙΧΘΨΣ(イクトゥス)は、イエス・キリスト神の御子という頭文字をとったアクロニムで、これに合致する魚が、キリスト教徒意味するように なったといいます。別に福音書で、キリストが大漁をもたらしたという故事(下記参照)からきたわけではないようです。
いずれにせよ、魚のステッカーに対して、そこに足を生やして「チャールズ・ダーウィン」(Charles Darwin)を冠したのは、北米の創造説(Creationism)——旧約聖書 の創造を無批判に信じる[ふりをする?]人たちを創造論者といいます ——を皮肉ったジョークです。
このステッカーは、魚から進化するようにも見えますが、同時に魚と交接(=交尾)するようにも見えますので、挑戦的な皮肉というより も、創造説(創造論;Creationism)に対して中傷 とも受け取れそうなので、かなり「ヤバそう」です。
モザイクに描かれた正統派のΙΧΘΨΣ(イクトゥ ス)と、現代の「正統派がオカルト派に負けることだってある」可能性も?!
◎ルカ福音書(5:1-11)
「5:1 さて、群衆が神の言を聞こうとして押し寄せてきたとき、イエスはゲネサレ湖畔に立っておられたが、 5:2 そこに二そうの小舟が寄せてあるのをごらんになった。漁師たちは、舟からおりて網を洗っていた。 5:3 その一そうはシモンの舟であったが、イエスはそれに乗り込み、シモンに頼んで岸から少しこぎ出させ、そしてすわって、舟の中から群衆にお教えになった。 5:4 話がすむと、シモンに「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われた。 5:5 シモンは答えて言った、「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」。 5:6 そしてそのとおりにしたところ、おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。 5:7 そこで、もう一そうの舟にいた仲間に、加勢に来るよう合図をしたので、彼らがきて魚を両方の舟いっぱいに入れた。そのために、舟が沈みそうになった。 5:8 これを見てシモン・ペテロは、イエスのひざもとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者です」。 5:9 彼も一緒にいた者たちもみな、取れた魚がおびただしいのに驚いたからである。 5:10 シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブとヨハネも、同様であった。すると、イエスがシモンに言われた、「恐れることはない。今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」。 5:11 そこで彼らは舟を陸に引き上げ、いっさいを捨ててイエスに従った。」
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