マクナマラとその思想
Robert Strange McNamara and his thought
保健医療政策を学ぶ人は、米国の国務長官ならびに世界銀行の総裁を務めたロバート・S(ストレン ジ)・マクナマラについての知悉する必要がある。あるいは、知っていて損はない。
その理由は、彼は、国防、予算配分などの、さまざまな政策決定において編み出した発想(もちろん 彼一人ではなく、彼と行動を共にした人たちとの共同もあって)がアメリカの20世紀の合理主義的思想を的確に代表するものだからである。
マクナマラのアイディアは、現実においてすべて失敗した。人間集団は、彼が考えていたようには、 行動しなかったからである。
にもかかわらず、彼は与えられた条件の中で、もっとも効果的に働く合理的運用の原則を導き出す天 才的才能があった(かもしれない——彼が天才かどうかは、我々にとってどうでもいいことだから)。
ここではそのアイディアを核戦略思想、予算運用手法、対ゲリラ戦術における戦略村の構想の 3つの観点から考察するための基礎資料を提供しよう。
詳しくは、授業・セミナーの際に説明し、練習問題や課題は、当日(メール、掲示、プリント配布な どで)別途に指示する。
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