環境破壊と文明崩壊について
Environmental destruction and collapse of Civilization
ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊』は、環境破壊、気候変動と、それに対する社会的対応と、近隣の敵対集団と友好的な取引相手の5の要因のそれぞれのポテンシャルと、それらの相互関係の変数によって、いかなる栄華を誇る文明や文化も崩壊にいたると予言する。
リンク
文献
その他の情報
**********************************************************
人類学を発動させる:文化人類学と問題解決アプローチ: テーマ: 環境破壊(講師:池田光穂)
映像資料:ブラッドベリ監督“Jabiluka: Our electricity pollute the Kakadu Aboriginal land”(日本語版)フロントラインフィルムズ、1998年
●キーワード
ウラン鉱山、先住民族、土地権、環境破壊
●文献
奇跡の犠牲者たち : ブラジルの開発とインディオ / シェルトン・デーヴィス 著 ; 関西ラテンアメリカ研究会訳. -- 再版. -- 現代企画室, 1991. -- (イ ンディアス群書 ; 第9巻)
ブルドーザーが来る前に : 世界銀行とナンビクワラ・インディオ / デイヴィ ッド・プライス著 ; 斉藤正美訳. -- 三一書房, 1991
●リンク先
●ノート
映像冒頭に死者を映像に出すことが、彼・彼女らの慣習に反するものであるというテロップが登場する。この説明の民族誌的理由につい ては、私は不案内であるが、それを知るような手がかりは、次の文献から得られるはずである。
・「首狩り族の苦悩と怒り」R・ロザルド『文化と真実』椎名訳、日本エディタスクール出版部、1998年
●課題
世界のさまざまな少数民族が、政府や企業などと、その法的権利(土地所有権、天然資源採掘権・伐採権など)をめぐって対立してい る。
この対立の例を一つ選んで、それについて具体的に書き、その社会的背景やその歴史、さらには、解決に向けての対策案などについて まとめなさい。
●クレジット:(旧版)
行動する人類学、Anthropology in Action、人類学を発動させる:文化人類学と問題解決アプローチ、テーマ: 環境破壊
ジャビルカ開発=荒廃年表
年表の出典:「私たちの電気がアボリジニの大地を壊す」n.d.(ビデオ添付資料)
1971 ジャビルカ鉱床発見
1976 土地権法成立
1979
フォックス報告:
NLC(北部土地評議会)の設立:
鉱山会社とNLCのあいだでレンジャー協定締結:
カカドゥ地域が国立公園に指定
1981 カカドゥ国立公園が世界遺産に登録される
1982 パンコンチネンタル社とNLCのあいだでジャビルカリース協定締結
1983 労働党政権によるウラン鉱山新規開発凍結措置
1988 トビー・ガンガーレ逝去
1992 ジャビルカリース権がパンコンチネンタル社からERAに移る
1992 先住民族の伝統的領有権を認めるマボ判決
1993 先住民権原法成立(→権原:エンタイトルメント)
1996 保守連合政権(ハワード政権)発足:先住民族の権利を確認したウイック判決
1997.01 上院議会が計画中止を求める決議
1997.10.08 ジャビルカ鉱山の採掘許可
1998.01.15 欧州議会が計画の中止を求める道議を採択
03 ブロッケードキャンプ設置
05.19 イボンヌ、マルガルラ、ジャッキー・カトゥーナ、「不法侵入」の罪で逮捕
06.05 シドニーERA本社前でキャンプイン開始
06.15 ERAが整地工事開始
06.23 ユネスコ世界遺産委員会が査察を決定(10月にも同様の査察)
06.29 上院が連邦政府に工事中止を求める決議採択
07.28 イボンヌ・マルガルラが「核のない未来賞」受賞
11 世界遺産条約・世界遺産委員会京都会議
◆ ジャビルカ関係ホームページ(建設中)