ディスコミュニケーションの理論と実践
Theories and Practices on Dis-communication
〈池田光穂・担当分〉
このウェブページは、大阪大学大学院共通科目(コミュニケーションデザイン科目)のうち、授業担当者であ る池田の講義&演習の部分だけを紹介しているものです。正式なシラバスは〈こちら〉からつながるページ(科目一覧) を参照してください。
1.オリエンテーション:ディスコミュニケーションとは?
2.文化現象としての医療
3.医療人類学におけるディスコミュニケーション
4.グループワーク(1)
1.オリエンテーション:ディスコミュニケーションとは?
コミュニケーションの理論の基礎:こちら
ディスコミュニケーション(dis-communication)の定義[出 典]
コミュニケーションの失敗をディスコミュニケーションとよぶ。対人関係間におけるコ ミュニケーションの失敗は、対人ディスコミュニケーション(interpersonal dis-communication)と呼んでよいだろう。
今日の細分化された専門領域において、専門家どうしは専門用語を駆使する概念的な理解つまり認識知に 基づいてコミュニケーションをおこなっている。このような高度な専門知識は人間生活を向上することに 貢献したが、他方で別の領域の専門家や一般の人々との円滑な交流や相互理解の妨げの原因にもなった。
あることを理解するということには、認識知の他に、臨床コミュニケーションに もとづく臨床知や実践知 という別種の「知」があるにもかかわらず、この事実が忘れられていると考えてみよう。このような「知」の不十分 な理解にもとづくコミュニケーションの失敗や不全を、私たちはディスコミュニケーション(dis-communication)と呼ぶことにする。
ディスコミュニケーション演習(シミュレーション)をおこなう価値
現実のディスコミュニケーションにもとづく紛争に遭遇し、現実に失敗から学ぶこと は、日常生活上のリスクも大きく、また紛争解決のための経費(コスト)も高い。
シュミレーションでおこなうことは、リスクを軽減し、またコストもはるかに安い。
2.文化現象としての医療
なんで(ディス)コミュニケーションが重要になるぅの〜?
グローバリゼーションとコミュニケーションスタディーズのインフレ(?)現象
3.医療人類学におけるディスコミュニケーション
4.グループワーク(1)
ウェブページをご覧になられる方への注意
私(=池田光穂)はこの授業をおこなった後(2008年)にディスコミュニケーションの定義と理解について大きな変更をおこないまし た。詳しくは次のウェブを参考にしてください。