かならず 読んでください

クリフォード・ストール頌歌

From darkness to light, from narrowness to broad-mindedness, from prejudice to tolerance, it is the voice of life, which calls us to come and learn.

池田光穂

天文学者の感動レク チャーを発見(約17分、日本語 字 幕ありTED2006 | February 2006, 56歳のとき) クリフ・ ストールClifford Paul "Cliff" Stoll, 1950- )って、バックトゥザヒューチャーの『ドク』ですがな〜♪(日本語字幕あります!)

一度何かをやったなら別なことをしたくなる」—— クリフォード・ストール(→「ハイテク時代に異端者であることの重要性」)

後半は彼の青春時代のお話が中心です。最後が感動的なので、最後まで、みてみましょう。


【出典】https://www.ted.com/talks/clifford_stoll_on_everything

《関連リンク》

クレジット:クリフォード・ストール頌歌(Ode for his Enlightment Spirits of Clifford Stoll

【以下は、見てから読んでね】

クライマックスは泣きますね〜♪

——科学の栄光や(日本の文教族が望む)技術のイノ ベーションじゃない!  真理への探究と同胞への寛容だと——この時になってクリフは本当に「大切なこと」を皆に伝えるために用意周到に準備していたことを理解できます!
Postscript: あの最後くだりは彼の著書、High-tech heretic: reflections of a computer contrarian(「コンピュータが子供たちをだめにする」邦訳257頁)に出てくる。

教会の鐘の碑銘は……

All truth is one. In this light may science and religion endeavor here for the steady evolution of mankind.

From darkness to light, from narrowness to broad-mindedness, from prejudice to tolerance, it is the voice of life, which calls us to come and learn.

(Inscription discovered by Stoll, inscribed on the bell atop Hays Hall at his undergraduate university. He recounted this experience in his talk at the TED Conference in February, 2006.)

http://en.wikiquote.org/wiki/Talk:Clifford_Stoll

「時計台の球天井のなかだ。四つの鐘が僕を囲んで る。どれも四フィートほどの高さだ。これが一時 間ごとに鳴るんだ。金網越しに風が吹いてくる。眼下に大学キャンパスが見渡せる。メインストリー トのところで、学生たちが警官に投石してる。あたりは催涙ガスでいっぱいだ。チカチカ明かりを点 滅させてる車が見える。警官がその陰に逃げてる。怒号と罵声が聞こえる。/ 夜の十時、だ。物理の勉強をしているはずの時間だ。こんなところで何じてるんだ。 下のほうから、時計仕掛けがギーッと動きはじめる音が聞こえる。足元で四つの打ち子がそりかえ り、今にも鐘を鳴らそうとしてる。そして、ウエストミンスターチャイムが高らかに響きはじめた。 続いて、一番大きな鐘がゆっくり十回鳴った。こんなところで何してるんだ。/ 鐘の一つに刻まれた文字を月光が照らしてる。上着でほこりをぬぐうと、過去五十年、 目につくことのなかった銘が読めた。そうだ、このために僕はここに来たんだ。

真理は一つ。/ この見地に立ち、科学も宗教も人類の着実な進歩のためにあれ。/ 暗愚から啓蒙へ・ 偏見から寛容へ/ 狭量から広量へ/ 人生を導くこの声が汝に呼びかける。/ 来れよ学べ」 (ストール 2001:256-257)。 ★《エピソード》

「1986年、クリ フはローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory, LBL, LBNL)にシステムアドミニストレータとして雇用された。雇用中、ローレンス・バークレー国立研究所のサーバ経由で米軍各所のサーバに侵入していたク ラッカーを発見し、状況を監視、最終的にはCIAと共同で捜査を進め、ハニーポットHoneypot in computing)を設置して検挙に追い込んだ。そのクラッカーはKGBに雇われていたマーカス・ヘス(Markus Hess/ Markus Hess in German) というドイツ人だったことが判明している。クリフの調査結果が裁判で有効とされたことから、これが最初のコンピュータ捜査科学Computer forensics)の実例とされる」


◎インターネットはからっぽの洞窟 / クリフォード・ストール著 ; 倉骨彰訳、東京 : 草思社 , 1997.1/ Clifford Stoll (1995). Silicon Snake Oil — Second thoughts on the information highway.

Silicon Snake Oil: Second Thoughts on the Information Highway is a 1995 book written by Clifford Stoll where he discusses his ambivalence regarding the future of how the internet will be used. He wrote the book at a time when he felt the promise of the internet was being over-hyped: "I'm mainly speaking to people who feel mystically lured to the Internet: lotus-eaters, beware. Life in the real world is far more interesting, far more important, far richer, than anything you'll ever find on a computer screen."[1] Stoll later acknowledged that the book was a mistake.
シリコンスネークオイル。クリフォード・ストールが1995年に書いた 本で、インターネットが将来どのように使われるかということに関して、彼が両義的な考えを持っていることを述べたものである。彼は、インターネットの将来 性が誇張されていると感じていた時期に、この本を書いた。「私は主に、インターネットに神秘的な魅力を感じている人たちに語りかけたい。現実の世界での生 活は、コンピュータの画面の中にあるものよりも、はるかに面白く、はるかに重要で、はるかに豊かなのだ」[1] しかしながら、ストールは後にこの本が間違い(=不出来)であったことを認めた。
In Silicon Snake Oil and an accompanying article, The Internet? Bah!, in Newsweek[2] Stoll raised questions about the influence of the Internet on future society and whether it would be beneficial. Along the way, he made various predictions, e.g. about e-commerce (calling it nonviable due to a lack of personal contact and secure online funds transfers), the future of printed news publications ("no online database will replace your daily newspaper") and the cost of digitizing books would be too expensive since only 200 books had been digitized at the time.[3] When the article resurfaced on BoingBoing in 2010, Stoll left a self-deprecating comment: "Of my many mistakes, flubs, and howlers, few have been as public as my 1995 howler....Now, whenever I think I know what's happening, I temper my thoughts: Might be wrong, Cliff..." [4]
シリコン・スネーク・オイル』とそれに付随する記事『インターネット? Stoll は、インターネットが将来の社会に与える影響と、それが有益なものであるかどうかにつ いて、『Newsweek』誌[2] に掲載された記事『インターネット?その中で、e-コマース(個人的な接触や安全なオンライン送金の欠如から実現不可能とした)、印刷されたニュース出版 物の将来(「毎日の新聞に代わるオンラインデータベースはない」)、本のデジタル化のコストは当時200冊しかデジタル化されていなかったので高すぎるな ど、様々な予測を立てている[3] 2010年にこの記事が BoingBoing で再掲されると、Stoll は自己卑下したコメントを残している。「私の多くの間違い、不手際、そして遠吠えの中で、1995年の遠吠えほど公になったものはほとんどない...今、 何が起こっているか分かっていると思うときはいつでも、私は自分の考えを和らげる。間違っているかもしれない、クリフ...」と。[4]

◎コンピュータが子供たちをダメにする / クリフォード・ストール著 ; 倉骨彰訳、東京 : 草思社 , 2001.11/ Clifford Stoll (2000). High-Tech Heretic: Reflections of a Computer Contrarian

「AかBかの選べる答えを求め、自分で考えようとし ない子供たち。メールや携帯電話は大好きでも、他人と直接まじわることは嫌がる若者たち。情報は力なりと唱えつつ、膨大な情報に翻弄される大人たち…。コ ンピュータと人間とのバランスがおかしくなっている—この問題をさまざまな側面から考察する。」

1 コンピュータが子供たちをダメにする(コンピュータを使えるということ;楽しい楽しいお勉強;気がつけば金喰いムシ;消えゆく教科書 ほか)

2 IT時代に僕たちが喪うもの(テクノロジー幻想;ソフトウェア地獄にはまる;醜いコンピュータ;情報は力、なのか? ほか)






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For all undergraduate students!!!, you do not paste but [re]think my message. Remind Wittgenstein's phrase, "I should not like my writing to spare other people the trouble of thinking. But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own," - Ludwig Wittgenstein