はじめに よんでください

薬物対策と道徳言説

Illegal drugs Control and Moral Discourse

COデザインセンター梟さん

池田光穂


このページでは、薬物対策と道徳言説について考察す る。

以下は、2014年8月29日定例の当時の田村憲久 厚生労働大臣の記者会見における、(氏名も社名もわからない)記者との応接の記録である。

【記者】「危険ドラッグの関係で、27日、28日に 63店舗に立ち入りして41店舗に検査命令を出しました。それで17店舗が廃業したという一方で、新たな商品を入れているお店とかもありました。その停止 命令の後で。そういったところの受け止めを、また、今後の対策をちょっとよろしくお願いします」。

【大臣】「悪いことをする人、悪いことって決めつけ るのがいいのかどうかわかりませんが、私はいいことだと思ってないので、そういうようなことをする人はいろんな知恵を出してやってきますけれども、出てき たものは全部叩きます。もうそれをやらなかったらこれは社会の正義というものが成り立っていかないと私は思っておりますので、これは徹底的にやっていきた いと思います。もし、再度違うものを入れれば、またどこかのタイミングで入って全部抑さえると。そういうことで御商売されても利益は出ませんよというよう なことを御認識いただく必要があると思います。やっておられること自体が社会的にいいことではないということをしっかりと御認識をいただきたいというふう に思います。今は店舗を中心にやっていますが、ネットもですね、これからやっていかなければならないというふうに考えておりますので、今、準備をしている と思いますけれども、ネットもやって、もちろんプロバイダを通じてどんどん削除依頼等々はやっていますけれども、それ以外も含めて、薬事法55条というの は非常に強い武器でございますので、未承認医薬品の販売禁止、これを使ってでもしっかりとやってまいりたいと。徹底的にやります」。

出典:http: //www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000056071.html

ここから、読者は、危険ドラッグの取り締まりにおい て、記者と大臣が共有している道徳観とは、どのようなものなのか?また、大臣は記者の質問に対して、具体的な対応策を修飾して、どのような道徳的言説を主 張しているのか分析してみよう!

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