このページは「高齢化社会のデザイン」プロジェクトのひとつです。

朝日新聞迫る2025ショック取材班編著『日本で老いて死ぬということ』朝日新聞社、2016年という書籍の帯紙に、2025年問題の内容とそ の根拠が書いてある。

日本の一流メディアにしては、些か節度を失う表現だが、彼らが言う2025年問題というものを適確に表現しているので、ここで引用紹介してみよ う。

• 「約650万人いる「団塊の世代」がすべて75歳以上になり、特に都市部で医療・介護の提供体制が追いつかなくなる問題のこ と」
• 「2025年、全国の75歳以上の高齢者は2179万人、およそ5人に１人の割合に」
• 「高齢者の増加分の半数は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知といった大都市部、都府県に集中」
• 「今後死亡者数が急増し。2030年には約47万人が、いわば「死に場所難民」になる可能性がある（厚生労働省推計）」
• 「「高齢者の看取りのために救急病院に長い行列ができて、救急医療も破綻する」（ベテラン在宅医）」
  

因みに同書では、団塊の世代を、1947年〜1949年の生まれの人たち、としている（朝日新聞 2016:1）。

リンク

• 「高齢化社会」の理想と幻想（1990）
• 高齢化社会のデザイン

文献

• 朝日新聞迫る2025ショック取材班編著『日本で老いて死ぬということ』朝日新聞社、2016