コスタリカの科学観光
科学観光(Science Tourism):コスタリカ
熱帯研究機関(OTS: the Organization for Tropical Studies)がコスタリカでおこなっているプロジェクト。
熱帯研究(とくに生態学を中心とした)に関係する研究者、学生、研究に関連するワーカーをコスタリカ内の研究地域(国立公園に隣接したOTSが管理する保護地域)への受け入れを行っている。たんに研究の機会やフィールドにおける快適さを保証するだけでなく、国内外の大学(海外ではほとんどが米国の有名大学)と提携して、エコツーリズムの単位なども用意している。
科学観光においては自然が一義的に引かれる要因になるが、調査のために最初に引かれるアプローチは、自然観光(Nature Tourism)とは微妙に異なる。自然観光では観光客は自然に密接に親しむことにあるからである。他方、科学観光では、自然環境は異なった目的――つまり研究――のために利用されるからである。
(出典:Farrell & Runyan, 1991:33)
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