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観光人類学

Tourism Studies, Anthropology of Tourism

戦前の日本観光のポスターと「コロナ禍が変える観光の「プラス」の局面について(ロング版)」

解説:池田光穂

観光 人類学(Anthropology of Tourism)とは、人間の観光現象に関する文化人類学的研究のことをさす。

観光 現象は、人類進化における「グレー ト・ジャーニー」や人類の狩猟採集時代から、人間社会が共有していた、生物学的・生態学的な〈欲求〉に起源をもつ移動現 象にはじまり、中世における巡礼や交易、あるいは大陸内における大規模で長距離におよぶ軍事的侵攻や征服、探検家による紀行や見聞記、さらには、新大陸 「発見」以降の船舶をつかった大規模な物流と文化的還流など長きにわたる起源をもつ。

観光 を近代性において理解した時に、もっとも貢献したのはソースタイン・ヴェブレンでも、ダニエル・ブーアスティンでもない。ディーン・マッカネルその人であ る。マッカネルはいう「観光というものが成功する秘訣は、観光がその目的を意識しないためだ(and perhaps this is the secret of its success, bacause it is not conscous of its aims)」(MacCannell 1976: 178)

■皇太子殿下が国連での講演につかったスライ ド:資料は国立科学博物館で制作されたもののようだ。/A global mapping model of human migration, based from divergence of the mitochondrial DNA (which indicates the matrilineage).[

現在 における観光現象は、18世紀におこった産業革命以降の、蒸気船や高速船、鉄道、そして航空機による大規模で高速の交通手段による、レジャーや逗留さらに は、文化交流、あるいはエコ・ツーリズムやヘルスツーリズムなどの、移動と人間の心理的・医学的〈欲 求〉に動機づけられた移動現象などが含まれる。

広義 の観光人類学は、これらの現象のすべてを研究対象にしてよい、たいへん大きなパースペクティヴをもった人類学的研究のことである。

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上掲の図の詳しい説明は「移動の有無と移動主体の自発的意思の有無による世界の「民」の現在」にある。

■ 観光研究原論

■ エコ・ツーリズム原論

■ エコ・ツーリズム研究(応用編)

■ マヤ文明遺跡観光

■ 医療観光

■ 民族観光

● 観光人類学辞典

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A map of early human migrations.

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