生態学と観光
What is the relationship between eco-tourism & environmental sciences?
27-41 Science Tourism
・熱帯研究機関(OTS: the Organization for Tropical Studies)がコスタリカでおこなっているプロジェクト。・熱帯研究(とくに生態学を中心とした)に関係する研究者、学生、研究に関連するワーカーをコスタリカ内の研究地域(国立公園に隣接したOTSが管理する保護地域)への受け入れを行っている。たんに研究の機会やフィールドにおける快適さを保証するだけでなく、国内外の大学(海外ではほとんどが米国の有名大学)と提携して、エコ・ツーリズムの単位なども用意している。
・科学観光の文献は、Laarrman and Perdue,1988,1989。またコスタリカのエコ・ツーリズムに関しては、Hill, 1990がある。
・科学観光においては自然が一義的に引かれる要因になるが、調査のために最初に引かれるアプローチは、自然観光(Nature Tourism)とは微妙に異なる。自然観光では観光客は自然に密接に親しむことにあるからである。他方、科学観光では、自然環境は異なった目的――つまり研究――のために利用されるからである。
・観光研究における環境と気候問題は、Wall(1991)を参照。
池田光穂「エコ・ツーリストと熱帯生態学」より
【文献】
Farrell, Bryan and Dean Runyan, 1991, Ecology and Tourism, Annals of Tourism Research 18:26-40.
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