マヌエル・アントニオの悲劇
マヌエル・アントニオの悲劇――その人気さゆえの犠牲
MANUEL ANTONIO NATIONAL PARK, COSTA RICA:
VICTIM OF ITS OWN POPULARITY
コスタリカの太平洋岸に面するマヌエル・アントニオ国立公園は、国内のみならず海外の観光客にもよく知られた、海岸と森林が組み合わされた自然の景観があり、クモザルの有数の生息地であった。この人気が高じて投資家は付近に多くのホテルを建てた。その結果、野生動物の多大な脅威を与える結果になった。
そのため生態系保護のために公園の半分は閉鎖された。野生生物の生存可能な生態系を確保するための公園の拡張のほかに、観光客の厳しい入場制限が必要になった。これは地元が開発した公園へのアクセスや土地利用への制限に対しては反対運動がおこっている。コスタリカは国家政策としてエコツーリズムをかかげ、資源の消費的利用に熱心な数少ない国である。国土の11%が国立公園として確保されている、国の主要な森林は公園の外にある。観光産業の成功は森林を環境的に圧迫しており、そのために森林への観光のインパクト制限し管理する包括的研究が求まれている。
【出典】[抄訳と要約]
RAINFOREST ACTION NETWORK INFORMATION SERVICE, Rainforest Action Network Fact Shet;(C) Rainforest Action Network, 1994, Written by Kenneth McCormic
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