Jean Mabillon, 1632-1707 and Shigeaki Mori, 1937-
真実とは何かという審問を、それに先行する、さまざまな(事後的に明らかになる)「間違った」複数の事例と直面することからはじめるアプローチ について、一番最初に気付いたのはジャン・マビヨン(Jean Mabillon, O.S.B, 1632-1707)かもしれない。そして、マビヨンのアプローチは、いまや歴史実証主義の学者たちに称賛されている(Marc Léopold Benjamin Bloch『歴史のための弁明』Apologie pour l'histoire ou Métier d'historien, 1941 ; première publication en 1949)
広島での被爆経験がありながら、「虐待された被爆米兵」というさまざまな目撃証言の首尾不一貫性から、その真実に迫った森重昭(1934- )もまた、現代におけるマビヨン的な性格をもつ良識の人である。
それぞれの年譜の情報はウィキペディア他による。
1632 ジャン・マビヨン(Jean Mabillon, 1632-1707)、シャンパーニュ地方のサンピエルモンの農家に生まれる。
1650 ジャン・マビヨン(Jean Mabillon, 1632-1707)ランス大学付属の神学校に進学して神学と哲学を学ぶ(52年修士号)。
1653 8月ジャン・マビヨンは、市内のサン=レミ聖堂に移り、修道士になることを決意する。
1658 ジャン・マビヨン、アミアン近郊のコルビー修道院(当時もっとも充実した図書館があった)に派遣さる。
1660 3月27日司祭に叙階(当時、典礼中に喀血し死を覚悟し、残りの人生を祈りと研究に捧げる決意をする)
1663 サン=ドニ大聖堂にて司牧。
サンドニは「フランスの歴代国王が戴冠式を挙げ、死後にはここに埋葬された。そのため、歴代国王にちなむ品物など多くの宝物が納められ ており、歴史に通じたマビヨンは修道院長よりその管理を命じられた。その頃、同じパリにあったサン・ジェルマン・デ・プレ修道院はサンモール学派の総本山 的存在として位置づけられており、そこの図書館司書であったジャン・リュク・ド・アシェリはベネティクト会の歴史に関する史料の収集・整理事業にあたって いた。アシェリはマビヨンの学識を知って彼をサン・ジェルマン・デ・プレ修道院に移るように勧めた。1664年7月、マビヨンはサン・ジェルマン・デ・プ レ修道院に移り、アシェリの助手となる」ジャン・マビヨン(Jean Mabillon, 1632-1707)より
1681 ジャン・マビヨンが、De Re Diplomatica を公刊する。
1698 ジャン・マビヨン
ジャン・マビヨンが「著した『エウゼビウスのローマ書簡』(Eusebius Romanus)の中でローマのカタコンベの発掘で発見された遺体がきちんと鑑定されないまま、聖人の遺体と判断されて諸外国に送られていることに警鐘を 鳴らしたことから、1701年に禁書聖省から異端の嫌疑をかけられ、当該部分の修正を余儀なくされた。更に1687年以後、マビヨンをはじめとするサン・ モール学派が進めてきたアウグスティヌス全集編纂に対して、イエズス会はサン・モール学派の恩恵論が異端とされていたジャンセニスムの影響を受けていると いう言いがかりをつけてきたのである。そのため、1699年の全集編纂完了に際し、マビヨンは釈明となる序文を書かされることとなった。1701年、ロー マ教皇クレメンス11世は、アウグスティヌス全集の刊行とマビヨンら関係者の活動に祝福を与えた。このことがマビヨンに対するカトリック教会の高い評価を 意味するものとされ、反対派の中傷を鎮静化させる効果をもたらした」ジャン・マビヨン(Jean Mabillon, 1632-1707)より
1707 マビヨン死去
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1937 3月29日 広島で生まれる。己斐(こい)町で育つ。
1945 8月6日爆心地から約2.5キロメートル地点の、自宅付近の旭山神社の前の橋の上を歩いていた彼の体は河川へと投げ出された(→「お天道さまがまた昇りなすった!」).
n.d. 中央大学を卒業後、山一證券や日本楽器(現ヤマハ)に勤務しながら[4]、被爆者である森は、30年以上にわたり、爆心地から約400メートル離れた中国憲兵隊司令部で死去したアメリカ合衆国のパイロットの捕虜に関する研究をおこなってきた
2008 この頃以降「呉軍港空襲の際に撃墜されたB-24タロア号の乗員の親類を捜し出そうとしてきた。航空機の残骸は地元の農民たちによって保管されていたが、乗員の家族に返すため、森に手渡された」
2016 5月「バラク・オバマの広島訪問においてバラク・オバマと面会した際には、オバマと抱擁を交わした」
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