Zeigarnik effect
「中断された課題、あるいは未完 の課題が、気持ちに引っ掛かり、幾度となく思い起こされやすい現象。……人間の無意識は、事物が閉合して完成にいたることを求めており、未完の完成は完成 に至るまで、意識に残り続ける。したがって、中断された課題や未完の課題は。達成済みの課題よりも想起されやすい」(Lindewell, et al 2015[2015]:310[150]))[ ]が原著。
ツァイガルニク効果の例:
1)テトリ スのパズルがやめられないような状態(=テトリス効果)
2)映画『ノーカントリー(No Country for Old Men)』で、元ベトナム帰還兵の登場人物ルウェリン・モス(Llewelyn Moss)がメキシコ麻薬マフィアの組織の瀕死のメンバーが「agua, agua,..(水が欲しい)」と言ってモスに助けを呼ぶが、モスは「no agua (水はない)」と言って立ち去る。その場を離れたモスが、その後、札束を手にする。自宅に戻った彼は、夜中に起きて、水をもって危険な現場に立ち戻り、そ こからマフィアに追跡され、彼の人生は完全に逃亡し、マフィアにおわれるものに大変化する。モスにおけるツァイガルニク効果とは、瀕死のマフィアに水をや れなかったこと(=モスに水を持って遣る道義的責任はない)である。
In No Country For Old Men why did Llewelyn Moss go back?
- "The guy asked for water, he felt bad. He makes mention of the war,
maybe he had seen people die and couldn't do anything about it. Maybe
he felt bringing a dying man water was a realistic thing he could do to
help. Probably feeling guilty about just taking the money and leaving
him to die as well." (johnny5alive85 )
3)我々が認知症になりくくするためには、自分の仕事のなかにつねに、ツァイガルニク効果をもたらすような課題を与えたり、困難な課題に取り組 むようにする。そのことが、意識に残りつづける。つまり、人生の不全感や、未だ途上であるという感じは、高齢者にとっては「ボケ防止」のためのいい手段に なるかもしれない。(→「認知症・経済格 差・社会関係資本・トラウマレジリアンス」)
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