チャレンジャー号事件
工学コミュニケーションの基礎(EE01)
チャレンジャー号事故の詳細は、ウィキペディア「チャレンジャー号爆発事故」で
チャレンジャー号事故とファインマンさん(池田のページ)
ファインマン、リチャード「リチャード・P・ファインマンによるスペースシャトル 『チャレンジャー号』事故少数派報告」『ファインマンさん ベストエッセイ』大貫昌子・江沢洋、Pp.159-189, 岩波書店、2001年(→資料:Feynman_challenger_R_jap.pdf:パス ワード付き)
ファインマンさんの調査委員会の顛末の記したエッセー(英語):RFeymanGoestowashington1988.pdf
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●応用問題:シュレッダーによる幼児の指切断事故
シュレッダーの構造:「MSシュレッダーの機能と技術」には、パワークロスカット、スパイラルカット、ワンカットクロス、ストレートカット、がある
なぜ、シュレッダーがクロスカット方式になったのか?: 「1979年にイランで発生したイランアメリカ大使館人質事件において、大使館にてストレートカット方式のシュレッダーが使用されており、襲撃犯が細断ク ズから機密情報を解読するという事態に発展した。この事件が契機となり、現在主流になっているクロスカットが発案され製品化していった」出典: https://www.officebusters.com/)これに関心ある向きは、映画『Argo (アルゴ)』2012年)を参照に。
27年後の日本:「2006年にシュレッダーを使っ て子供が指を切断する事故が発生した。3月に静岡市の2歳の女の子がシュレッダーに両手を挟まれて指9本を切断する大怪我を負い、7月に東京で2歳の男の 子がシュレッダーで左手2本の指を切断する事故が発生した。これを受けメーカーは投入口を狭くする安全対策部品の無償取り付け、投入口幅および投入口から カッターまでの距離について安全基準を定めた設計、紙投入入口を囲む計上の緊急停止スイッチを設ける、安全チラシの作成・配布、注意喚起安全シールの貼付 をして安全性を確保する等の対策を取っている」出典:https://www.officebusters.com/)
▲事故の概要:「問題のシュレッダーはアイリスオー ヤマ(以下・アイリス)とカール事務機(以下・カール)の2社がそれぞれ発売したもので、中日新聞によると、2006年3月、静岡市の2歳の女の子がアイ リス製のシュレッダーに両手を挟まれて指9本を切断する大怪我を負った他、7月には東京都で2歳の男の子がカール製のシュレッダーで左手2本の指を切断す る事故があった。/しかし、アイリスは経済産業省が「事故発生1週間以内に報告するように」指導しているにも拘らず、報告を行っていなかった。経済産業省 は7月に静岡市消費生活センターの報告でこの事故について知ったといい、アイリスは「報告する認識がなかった」としている。毎日新聞によると、この報告に ついては「要請」にとどまり法的義務が無かったため、これからは法的義務を伴うものとすることを検討しているという。中日新聞によると、シュレッダーには 「子供には触らせないようにすること」と注意書きされているが、経済産業省は「それをより一層注意する必要がある」としている。/アイリスは同社のウェブ ページで、投入口が広い5製品を無償で交換する通知を行っている。またカールも同様にウェブページで、事故が発生した1製品を同社着払いで交換する通知を 行っている。/また東京新聞や毎日新聞の23日の報道によると、この2件以外に全国各地で同じような事故例が5件発生していることがわかった。1997年 や2000年の報告もあるという」ウィキニュース)
教科書:5.8「注意文の書き方」(高橋 2018:138-139):ユーザーマニュアル・トリセツ(取扱説明書)の実践
リンク
文献
その他の情報