解説：池田光穂
みなさんは、「子ども食堂」と「大阪大学」の組み合 わせで、どのようなことを想像されますか？ たぶん、お堅い「大阪大学」のイメージと市民が子どもたちとその親たちの食生活をより豊かで温かみのある活動 である「子ども食堂」が、簡単には結びつかないのではないかと思います。そのため、このシンポジウムは、大阪大学が、市民のみなさんに、より身近なかたち でアプローチするための試みのひとつなのです。
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【プログラム】2021年2月23日 13:00-16:30 オンライン開催 開会挨拶： 大阪大学COデザインセンター長 教授 池田光穂さん 基調講演： 「子どもの貧困と食支援」東京都立大学人文社会学部 教授 阿部 彩さん 話題提供1：「コロナ禍における子ども食堂の”支援”について」NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事／こども食堂ネットワーク事務局 釜池 雄高さん 話題提供2：「子ども食堂調査の報告」大阪大学COデザインセンター特任助教 松本文子さん 話題提供3：「子ども食堂からみえる子どもと地域」光明台幼稚園園長・てらこやハッピー主催 浅井 るりこさん 話題提供4：「多文化の子どもと家族について：子ども食堂との関わりを求めて」大阪大学言語文化研究科修士2年 松本 みなみさん・中井 知佳さん 全体ディスカッション：「地域がはぐくむ子どもと未来：コロナ禍で見えたものとこれから」司会：大阪大学COデザインセンター特任准教授 上須道徳 閉会挨拶： 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ長 教授 堂目卓生さん ※【質問】なんで蝶類の幼虫なの？→【お答え】はらぺこあおむしのことを思い出しました。 |
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子ども食堂 X イノベーション Innovation-Design for our Co-Innovation-Design Center, Osaka University シュンペーターさんの５つのイノベーション(新結合)の定義 １. 新しい価値の創造 ２. 新しい生産の導入 ３. 新しい流れが生まれる ４. 新しい原料供給源の誕生 ５. 新しい組織が生まれる ※イノベーション |
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子ども食堂 X (倫理的・法的・社会的課題)取組 Ethnical, Legal and Social Implications (U.S.) and Ethical, Legal and Social Aspects (EU) ・子ども食堂で活躍している人たちは「倫理的」である。 ・子ども食堂の活動を公明にするには、議会が立法的措置を講じて、その「法的」枠組みを保証する必要がある。 ・子ども食堂を「市民社会」が支えるためには、財・モラル・コミュニケーションの回路の確立が大切だ。 ・ELSI(倫理的・法的・社会的課題)とは、それらのバラバラの課題をまとめるプラットフォームであり、それは学問ではなく実践のことである。 ※倫理的・法的・社会的連累（ELSI） |
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子ども食堂 X 社会問題の解決 社会ソリューションイニシアティブ長 堂目卓生さん （地球上のさまざまな社会や環境）「問題を放置すれば、貧困、飢餓、伝染病、内乱、テロ、戦争、犯罪などによって不本意な死を迎える命が世界で増大するでしょう。……人類は文明の原点に立ち返って、命を大切にし、一人ひとりが輝く社会を構築しなくてはなりません。未来社会を構想するシンクタンク大阪大学は社会ソリューションイニシアティブ（SSI）を立ち上げました。SSIは「命を大切にし、一人一人が輝く社会」として捉え、命を「まもる」、「はぐくむ」、「つなぐ」という視点から、社会の現場の人々と協働して諸課題に取り組み、あるべき社会を構想します」（SSIのHPより引用しています）。 |
リンク
- ︎子ども食堂の研究▶︎新型コロナウイルス緊急事態宣言におけるこどもの状況・研究班▶︎︎新型コロナ流行下のこども食堂への影響について▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎
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