はじめによんでください

遠藤邦夫『私伝 水俣病事件:ある活動家の記録』を読む

ヴァーチャルシラバス

解説:池田光穂

授業担当者:池田光穂(Mitsuho Ikeda)
池田光穂とみんな
履修対象/Eligibility
ご自由に
開講時期/Schedule
いつでも
講義室/Room
どこでも
講義題目/Course Name
遠藤邦夫『水俣病事件を旅する』を『私 伝 水俣病事件:ある活動家の記録』として読む
授業の目的と概要/Course Objective
この授業は遠藤邦夫『水俣病事件を旅す る』を『私伝 水俣病事件:ある活動家の記録』として読むものである
学習目標/Learning Goals
1.水俣病事件ついて知ることができ る。すくなくともご家族や友人に「水俣病と風土病のようにいうのは間違っており有責企業による環境汚染と傷害事件である」とある程度の事実をもって主張で きること
2.当時の時代背景にある1960年代末から70年初頭にかけての「学生運動」や、そのような経験をした人たちが、どのような人間形成をしたのかを、遠藤 邦夫さんという著者を通して、理解できる。とりわけ、自分と意見や感想のことなる人とガチで議論できるようになる。
3.水俣病事件や、それを支えた相思社の光と闇(「甘夏事件」)の部分について、内部者の視点から、追体験したり、その経験を距離をおいて、批判的に論評できるようになる。
履修条件・受講条件 /Requirement; Prerequisite
どなたでも
特記事項/Special Note
とくにありません
授業計画/Special Plan (回)題目/Title:内容/Content
各時間3時間で8回のスケジュールです。大学の授業では2単位相当分
1)水俣病事件について知る(イントロダクション)
2)長いまえおき(第1章)を読んで議論する——学生運動や段階の世代論、そして遠藤さんの自分を語る「語り口」を料理する
3)水俣病センター相思社(第2章)——甘夏事件で最初の大団円を迎える第1期相思社のはじまりと終焉について知る
4)水俣病センター相思社(第2章)——甘夏事件以降の第2期相思社の経緯について知る
5)水俣病事件をどこから考えるのか(第3章)——「水俣病」の発見と認定、反公害闘争のモデルとしての水俣病闘争、認定制度の「ねじれ」について理解する
6)水俣のこれから(第4章)——5W1Hで、水俣病事件が言えるようになること、
7)まとめ:歴史記憶の民衆的ディセミネーション(散種)戦略について考える
8)まとめ:並行して読んできた課題文献と『本書』についての、各学生のまとめと発表
授業形態/Type of Class:
Zoomによるゼミナール
授業外における学習 /Independent Study Outside of Class
特に準備していませんが、各人で水俣に「勝手に」訪問することを目標としましょう
研究史で追いかける水俣病事件
みなまたびょうについてしろう!
あなたには愛というものがわからない
教科書・教材/Textbooks
・遠藤邦夫『水俣病事件を旅する』国書刊行会、2021年
参考文献/Reference
授業(裏バス)にて紹介します。
成績評価/Grading Policy
自己評価で自分を褒めてください
コメント/Other Remarks
どなたでも参加できます
キーワード/Keywords
水俣病事件、遠藤邦夫、学生運動、環境NPO、社会運動、反公害社会闘争、もやい直し(p.99)
受講生へのメッセージ/Messages to Prospective Students
教科書を購入して楽しみましょう。また、事前に連絡して、サインをもらいに遠藤邦夫さんを訪ねましょう。

 序  鎌田東二 京都大 学名誉教授、上智大学特任教授
 まえがき
 プロローグ
第1章 長いまえおき
 発端
 課題整理
 自己紹介
第2章 水俣病センター相思社
 相思社設立から1989年まで
 甘夏事件
 第二期相思社の活動
(1) 概括
(2) 地元学と相思社の新しい活動の展開
(3) 水俣病事件資料データベース化
(4) 相思社と水俣住民の協働行為 産廃処分場建設反対運動
(5) 水俣病と水銀に関する水俣条約
 コラム インド訪問記
第3章 水俣病事件をどこから考えるのか
 文献による概要
  (1) 食品衛生法適用を巡る国のたくらみ
  (2) 水俣病患者家庭互助会の結
  (3) 有機水銀論の登場
  (4) 不知火海漁民闘争
  (5) 見舞金契約
  (6) まとめ
 問題解決の方法=認定制度と補償のねじれた仕組み
 素材としての水俣病
 水俣病事件 三つの道
第4章 水俣のこれから  
 今の水俣
 JNC・チッソのこと
 水俣病を伝える
  (1) はじめに
  (2) 5W1Hで「水俣病を伝える」ことを考える
  (3) 学ぶ意味
  (4) 伝える三つの方法の点検
  (5) 伝わっているのか?
  (6) 私たちの問題点
  (7) まとめ
 これからの水俣
 コラム 水俣の失敗を福島の高校生に伝える
 結論として「お金」「偏見差別」と「もやい直し」を解く
 エピローグ
 あとがき
 補遺 水俣病を図式化する

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