依存症からの回復に関する理論
Theories of Recovery from Addiction
★依存症からの回復に関する理論には、さまざまな分析観点がある。ウィリアム・ホワイトによ る、その観点は以下のごとくである(ホワイト 2022:204)。
◎社 会評論社からの解説—— アルコール依存症、薬物依存症など、アディクション(依存症)からの回復と、新しい啓発活動(回復コミュニティ活動)のすすめ(→社会評論社にリンクします)。
「依存症先進国のアメリカでは、自助グループ(断酒会、AA)をこえる大きな草の根の活動が 盛り上がっている。個人が回復するだけでなく、依存症を生む社会の問題をとりあげ、政治的にも参加していく新しい運動は、21世紀に入って、ますます勢い を増してきた。 日本でもリカバリーパレード(仙台、茨城、東京、神奈川、大阪、京都、広島、北九州、沖縄…)がはじまり、もはや依存症で苦しむ人が姿をかくす時代は終わ ろうとしている。 堂々と、依存症者の「顔と声」を市民に届け、「依存症は良くなる」ことを回復者が中心となって社会にアピールしていく活動は、依存症史・回復史の最先端と いえる。 本書は、その活動のようすを余すところなく伝え、依存症治療(医療)の限界も明らかにするなど、回復への視点、家族の視点などを重要視するリカバリーコ ミュニティ活動を紹介していく。」
本書の推薦(松本俊彦先生)
「偏見を捨て、回復を応援する社会へ!
なぜその人はアディクション(依存症)を抱え、そしてリカバリー(回復)したのか? まずは当事者の物語に耳を傾けてほしい。そうすれば、アディクション
の渦中にこそリカバリーの萌芽があり、そこに長い旅の起点があったと知るはずだ。いま必要なのは、アディクションを過度に恐れる社会ではない。人びとがリ
カバリーというものを信じる社会、そして、リカバリーを応援する社会だ。(国立精神・神経医療研究センター 薬物依存症センター長 松本俊彦)」
章立て
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クレジット:「依存症からの回復に関する理論:
Theories of Recovery from
Addiction」。このページは科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽)「支援プログラムの「しきい」を下げる:薬物使用者の求助行動とサービスアクセス
の研究(
21K18460)」のものである。代表者(徐淑子先生)を含め関係者各位に感謝します。ただし、ここで示されている、それ以外の、著者・著作・関係者・団体の引用は、学術目的のためにあるもので、それぞれの当事者への評
価・論評を含むものでありません。
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