はじめによんでください

新宿タワマン殺人事件

The Shinjyuku tower maision homicide May 2024

池田光穂

☆ クロニクル

1973  神奈川県川崎市で和 久井学(fb)容疑者が生まれる。最終学歴は高校卒業(推定——1991年頃)自動車のナンバープレートは19-73である。

1991  和久井、運送会社に就職.

1999  新潟県上越市で※平澤俊乃さん(A さん)が生まれる。最終学歴は高校中退。当時はとっちー(平澤さん)と呼ばれる。

2003  この頃に和久井は、結婚する。

2016  Aさんは高校2年で中退。上京(名古屋経由?)する。Aさんの祖母は大学にいかせると500万円を持たす(デ イリー新潮)。

2017  

A さん18歳、銀座のキャバクラでデビュー源氏名は「アスカ」。1年間働く。銀座の前に、名古屋のキャバクラで3ヶ月働いたとの証言もある。彼女は上京を 〈家という鳥籠から抜け出せた〉と発言(デ イリー新潮

2018  

この時期に、TWICEの推し活で、SNSを通じたオフ会でAさんと和久井は知り合ったといわれる。

Aさん、最初のキャバクラ店を退職か、スランプに陥り、1年間ひきこもる。

2019  

A さん、銀座界隈のキャバクラに復帰(Aさん20歳)その後は人気を博する。この頃に、同店のボーイのBさんと交際(2年後に結婚)。和久井はこの頃、結婚 生活が破綻し、離婚。和久井は、AさんがBさんと付き合っていたことは知っており、Aさんは和久井を「趣味友」として付き合っていたことをSNSで言及。

2020

2 月5日大型クルーズ船ダイヤモンド・プリン セス号の乗客乗員のうち10人から新型コロナウイルスの感染が確認あれる。4月には安倍晋三首相が緊急事態宣言。

和 久井はAさんが勤務し てたキャバクラを訪問。Aさんは和久井を客(「わ くちん」と呼ばれた)として知り合う...勤めていた銀座のキャバクラは閉店し、ガールズバーの出店を計画。

A さんは(2020年暮れか?)独立し て上野・湯島にて、ガールズバー「カルポ」を経営(オーナーママ)に乗り出す。「カ ルポ」は数ヶ月で閉店。和久井はAさんにつきまとう ようになる。

2021  

1 月7日菅義偉首相はCOVID-19の流行に関する2度目の緊急事態宣言を発する。

和 久井の父親の証言によると、Aさんは結婚するなら自動車等を手放してほしいといい、その時点で1,400万円(〜1,800万円)ほど支出していたとい う。和久井も周囲に結婚する旨を話していた。

11 月16日ヤフオクに出品していたバイクNRに買い手がつく;12月16日前後:和久井は20年9ヶ月乗ったNSXを手放す。

2021 年当初から暮れまで、和久井はAさんに運転資金を提供したといわれる。和久井はAさんに資金提供後に冷たくされたと周囲に不満を漏らす。

A さんは、和久井より同棲相手のBさんのことを聞かれることを恐れて、周囲(店の関係者)にはBさんとは「別れた」旨を告げていた。

同 年12月湯島のメインストリート「仲町通り」にAさん自身がママを務めるキャバクラ「C[クラブシャルム]」をオープン(家賃は45万円ほど)。同時期に ガールズバーの経 営にも乗り出す。周囲の関係者の証言だと、店はそれほど流行っていなかったが、Aさん自身のインスタグラムには高額の売り上げを誇ることを記載していた。 この頃は、Aさんは源氏名を平明日香(たいら・あすか) と称するようになる。


12 月頃、待ち伏せなどがあり、Aさん和久井とのことで警察に相談する。

2022  

A さんは、同棲を続けていた、Bさんと結婚(集英社報道)。

3 月 TikTokライブにてAさんは、(和久井から)迷惑料を受ける、(和久井から)精神的に傷つけられたと発言(→「痛客」 扱いする)。

4 月警察から和久井に「警告」の書面が届く。警察に抗議したため、逮捕に該当とされる。

5 月に和久井はストーカー行為によりストーカー規 制法容疑で「逮捕」1年間のAさんに対する接近禁止命令がなされる。

2023  

2 月7日現在でのCOVID-19の日本の累計患者数が、3,300万人に達する。

初 頭頃、Aさん、ガールズバー「カルポ」ならびにキャバクラ「C[クラブシャルム]」を閉店する——オーナーだった期間は1年余りと言われる。6月和久井は Aさんに対する接近禁止命令が解除される。この解除にはAさんの要請も関係する。閉店後は、ライバーとして情報発信が活発に。4月にXに平明日香として発 信。

2023 -2024年頃、和久井は別の女性に対するストーカー行為をしていたとして警察から警告を受けていた。

2024  

A さんはインスタグラムに、過去2年Bさんと結婚していたが「別れる」旨を投稿。3月、Aさんは、Bさんと些細なことで喧嘩になり、Bさんと離婚。ただしSNSでは、一貫して未婚であることを主張。


5 月7日深夜から8日未明にかけてインスタで配信を開始し、自身の結婚観、とりわけBさんと別れたことなどについて触れている。また、和久井の迷惑行為のことについて も「触れて」いた。

5 月8日未明、和久井は、Aさんを「数時間」待ち伏せた上で、刺殺する。すぐに逮捕(逃亡せずに現場に居続けた可能性あり)。翌5月9日に殺人容疑

++++++++

※ 被害者のAさんの実名報道は、NHK2024年5月28日によりなされています。

【痛 客】いたきゃく「痛客とは、キャストに対して必要以上に飲ませたり、触ったり暴言を吐くなど、痛い行動・言動をするお客さんのこと。 言葉や文面などで追い詰めるようなタイプから、場合によっては周りのテーブルのお客さんにまで迷惑をかけるようなタイプなど、痛客にも様々な種類がある。 痛客に当たってしまった場合は、交わし方さえ身に付けてしまえば、うまく売り上げにつながることもある。」https://www.tainew.com/contents/chapter/yougosyuu/itakyaku/


★ タワマンで和久井学容疑者に刺された平明日香(平沢俊乃)の正体がヤバ過ぎた【アニメ】【漫画】【実話】——かなり事実の間をフィクションで「埋めてい る」可能性があるが、構図が見えてわかりやすい。


★ 【西新宿タワマン刺殺事件】続報・平澤俊乃インスタライブからわかる矛盾!和久井学の裏の顔 2ndチャンネルにインスタライブあります——集英社によるもので、このページの情報と同じ。特徴としてAさんのインスタが多いので情報源としてはためになります。

2024.05.09
事件の詳細とその背景(借金の返済ではなくのちに被害者のSNSの発言に逆上。加害者のその人なり)
新宿タワーマンション殺人どこ?——容 疑者は即日逮捕
2024年の5月8日、東京都新宿区西新宿のタワーマンション中庭で、住人の25歳女性が神奈川県川崎市に住む51歳の男に刺された。
地上60階建てのタワーマンションで起きた惨劇。25歳女性はなぜメッタ刺しで殺されたのか——。東京都新宿区西新宿の超高層マンションの敷地内で5月8 日未明、住人の女性Aさん(25)が腹や首などをナイフで刺される事件があり、通報で駆けつけた警視庁新宿署員が現場にいた職業不詳、和久井学容疑者 (51)=川崎市川崎区=を殺人未遂の現行犯で逮捕した。Aさんは近くの病院に運ばれたが出血が激しく間もなく死亡、同署は容疑を殺人に切り替えて和久井 容疑者を調べている。
++++++++++++++++
「騙し取られた」と逆恨みを募らせていた
和久井容疑者は身柄を確保される際に果物ナイフ2本を所持しており、「貸した金を取り返すつもりだった。体を傷だらけにしてやろうと思った」などと供述し ているという。

和久井容疑者は2年前にもAさんにストーカー行為を行なったとして逮捕されていた。社会部デスクが解説する。

和久井容疑者は2020年ごろにAさんが経営していたガールズバーに客として訪 れ、しだいに彼女に入れ込むようになった。経営を支援するためとして1千万円以上を貢いだが相手にされなくなり、つきまといを繰り返すようになった。
警視庁に2度の注意を受けたが止まらず、2022年5月にストーカー規 制法違反容疑で逮捕されました。釈放時には同法に基づく接近禁止命令が出ていましたが、1年の有効期限が切れた昨年6月、Aさんの希望もあって解除されて いた。
そもそも、和久井容疑者が貢いだ大金の原資は、趣味で所有していた高級 スポーツカーやレーサー仕様の大型バイクを売り払ったものからとのことで、それだけに『騙し取られた』と逆恨みをつのらせていたようです

実際に和久井容疑者は自身のSNSで、マニア垂涎の伝説のバイクとされるホンダNRや、欧州のスーパーカーに対抗できるミッドシップスポーツカーとして開 発されたホンダNSXを“溺愛”している様子を頻繁に投稿。
その愛車2台を2021年に相次いで手放したことも、SNSに未練がましくアップ。それからほどなく、Aさんが警視庁に「店の客に自宅前で待ち伏せされて いる」などと相談するようになっていた。
https://shueisha.online/articles/-/250505

「ここ数年はお父さんと学くんの2人暮らしでした」

干支がふた回り以上年下の女性に惚れ込んで貢ぎ、殺人を犯すまで逆上し てしまった和久井容疑者は、自宅周辺では“常識人”で通っていた。足の悪い母は介護施設に入所し、年老いた父と2人暮らしをしていたようだ。 近所に住む女性は不思議そうな表情を見せた。

「最近も見かけたけど、ふだんと何も変わらない様子でした。実家の2階に洗濯物を干したりお布団を干したりしていましたよ。学くんは子供の頃からおとなし い性格ですごくいい子でした。

悪ぶったりグレたりすることもなかったし、大人になってからも態度が悪いと感じたことはなかったので、今回の事件にはびっくりしました。

元々ご両親と3人暮らしでしたが、お母さんは介護施設に入ったりして、ここ数年はお父さんと学くんの2人暮らしでした。また最近は戻っているようですけ ど…。お父さんは80代でお母さんは70代後半くらいかな」
一家は総じておとなしく、近所付き合いも積極的にするタイプではなかったというが、和久井容疑者が車とバイクに目がないことは周知の事実だったようだ。

「近所迷惑になるようなことはしないタイプですけど、学くんが家の前の道路ですごく高そうな車やバイクを洗車しているのをよく見かけました。この道はバス もよく通るので、事故にならないか心配でしたね。その車とバイクも処分したのか見なくなって久しいですね。学くんが女の人といるところも見たことなかった ので…」

自宅近くの飲食店店主もこう語る。

「和久井さんはどこにでもいる礼儀正しいおじさんで紳士的な印象でした。あんな事件を起こしたなんて全然想像できないです。つい数日前に車ですれ違ったと きも、いつもと何も変わらない様子でした。

この辺りで顔を合わせれば、いつも向こうから挨拶してくれて、『いいお天気ですね』みたいなたわいもない話をよくしていました。この辺はガラがあんまりよ くないやつもいるんだけど、そういう不良っぽいヤツらとつるんでる感じも全くなかったです」
https://shueisha.online/articles/-/250505?page=2

愛車は「バッテリーがすぐあがるからあまり乗れないんです」
この店主は、店の近くに和久井容疑者が駐車場を借りている縁で、親しくなったという。

「うちのお客さんがよく勝手に和久井さんの駐車場に車を停めちゃうから『いつもすみません』みたいな感じで謝りに行ったのが会話するようになったきっかけ だと思います。かれこれ10年以上の仲でした。

今まで何度も駐車場のことで謝りに行ったことがあるけど、和久井さんが感情的になっているところは1度も見たことないし、文句を言われたこともありませ ん。和久井さんは縦に2台駐車場を借りていて手前に白い軽自動車、奥に赤いスポーツカーという形で縦列駐車していました。バイクは自宅の駐車場に停めてい たと思います」



愛車を大事にはしていたが、乗っているところはほとんど見たことがなかったという。

「和久井さんは『バッテリーがすぐあがるからあまり乗れないんです』と、ふだんはバッテリーは取り外して家に置いていたみたいです。うちの息子がまだ小さ いころに駐車場で車を手入れしている和久井さんに『赤い車かっこいい』と話しかけたら『かっこいいだろ!』と喜んでくれたみたいです。

駐車場から車を出すときは、見えにくい場所だから毎回慎重にゆっくり移動させていました。赤いスポーツカーと白い軽自動車の駐車位置を入れ替えるときは、 他の車の邪魔にならない遠いところに車を停めていましたね」

真面目でまとも。店主の印象はそれに尽きるという。また、店主の妻は以前、和久井容疑者本人から「離婚したことがある」と聞いた記憶があるという。

「(被害者の)女の人にハマっちゃったのかな。3〜4年くらい前、その赤いスポーツカーを手放すときは『経費がかかるからもう車、引き払うんです。うちの 駐車場空くからよかったら使ってください』と勧められ、今はうちが契約して使ってるんですよ。駐車場代は2台で月3万5千円です。

食事にもよく来ていただいて、最後に来てくれたのは2〜3ヶ月くらい前だったと思います。つなぎを着たホンダの整備士さんとよく一緒に来られて、いつも一 番高い『極上とんかつ』を頼んでくれるんですよ。代金はいつも、和久井さんがまとめて払っていました。

お仕事は何をされていたのかわからないですが、『今日は午前中配達がある』なんて話をしていたことがあったので、依頼があれば動く感じで休みは不定期だっ たと思います」

Aさんが住んでいたタワーマンションは1階、2階にはテナントが入り、近隣には公園もある巨大なマンションだ。捜査関係者によると和久井容疑者は「数時間 待ち伏せしていた」という。

その執念は何だったのか。#2では和久井容疑者の父親の独白を詳報する。
https://shueisha.online/articles/-/250505?page=3

中学時代はバスケ、夢はF1レーサー
――お父さんからみた学容疑者はどんな子でした?

「自分が見るかぎり、学は優しくて本当にいい子なんですよ。それこそ自分の影響で、学は昔から車やオートバイが好きでね。子どものころからスポーツカーや F1レースの本とかをよく読んでて、将来の夢もたしかF1レーサーだったと思う。

特別に性格が明るい子ってわけじゃなかったけど、地元の中学校ではバスケットボール部に所属していて、なにか悪いことをするような子じゃなかった。

高校では部活に入らなかったけど、高校3年生のころに免許を取ってからは毎月のように、車好きの友達とドライブに出かけてたし、鈴鹿サーキットにも観戦し に行ってたね。学生時代はとくに彼女がいたとか聞いたことはなかったけど、オートバイ仲間も多かったから女の子の友達がウチに来たこともあるよ。

運送会社に就職してからも日産の『GT-R』って車を買ったり、その後もいろいろ乗りかえてた。学はタバコもギャンブルも酒もやらないけど、車とバイクだ けは相当好きだったんだろうね」

――バツイチだと聞いています。

「どこで知り合ったか知らないけど、学は30歳すぎのころに出会った女性と結婚したよ。それが15年くらい前かな。学に恋人がいたとかそういう話は、これ が初めてだったと思う。

ウチの2階に一緒に住んでて、仕事がない日はよく奥さんと一緒にドライブに出かけてたね。でも5年くらい前に出ていかれてな。本人は『いろいろあったか ら...』と言うだけで詳しいことは話さなかった」

――その後、Aさんと出会った?

「やっぱり寂しさはあったんじゃないかな。ちょうど奥さんと別れてから『推し活』とかいってK-POPにハマりだして、しょっちゅうライブにも行ってた し。そこで出会ったのがAさんで、たしかTWICEってK-POPアイドルのライブだかオフ会だかで仲良くなって、その子が経営するガールズバーに通うよ うになったって聞いたよ。

そしたら急に『結婚する』と言い出した。貯金もすべてなくなった後にその女性と揉めて『お金がない...』とよく愚痴をこぼすようになったし、車だって、 仕事用の軽自動車しかないからドライブにも出かけなくなった。仕事が休みの日も引きこもるようになって少し性格も暗くなったから、『学のヤツ大丈夫か な?』って思ってたらこんなことになってしまって...。

テレビには『ストーカー』って大々的に報じられてるけど、学はお金を返してほしかっただけなんだよ。もちろんやったことは許されることじゃないけど、少し でも(Aさんが)お金を返してくれたらこんなことにはならなかったと思う...」

ふた回り以上年下の女性にハマり、道を踏み外したバツイチの一人息子を父親は終始かばい続けていた。

だが、父親がどうかばおうと自宅前で待ち続け、Aさんをメッタ刺しにした和久井容疑者は断じて“いい人”ではない。警視庁は9日、殺人容疑に切り替えて和 久井容疑者を送検した。
https://shueisha.online/articles/-/250506?page=2
2024.05.10
〈西新宿・タワマン刺殺〉金色のドレス でピース「売上1000万円と投稿していたけど店はガラガラで大変そうだった」銀座ナンバー1キャバ嬢から独立しママへ…被害者女性が抱えた苦悩と逮捕さ れたストーカー男との関係
元客だった51歳の男に「渡した金を返せ」と逆上され、西新宿の自宅タワーマンションで待ち伏せされた末に刺殺された元ガールズバー経営者のA子さん (25)。自身のSNSによれば18歳で銀座のキャバクラ嬢としてデビュー、苦労してナンバー1に上り詰め、弱冠22歳でオーナーママになったようだ。し かし開店にこぎつけた2店舗とも1年余りで閉店。皮肉なことに開店資金を工面した男に逆恨みされ、短い生涯を閉じてしまった。

諦めず頑張ってナンバー1に…
「水商売ワガママでナンボ」——。Aさんは自身の「仕事観」をSNSでこんなふうに 述べていた

〈基 本ワンセット60分の10分前コールだから実質50分。『私もご一緒にいただいていいですか?』そこからみんなでお酒飲みながら楽しく会話する場所、それ がキャバクラ。お客様だけ飲んで自分は何も飲まず会話する場所、それはキャバクラではない〉

〈数 千円差でNO.1逃すとかザラにあるし、となるとあの時一杯飲んでれば...って後悔することになるよね。『来週会うって言ってくれたからシャンパン はその時にしよ♪』って、そのまま音信不通になったらあの日にシャンパン飲みたかったと後悔する事になるよね。お客様はいつ帰るか分からない、いつ居なく なるか分からない〉

18歳の頃から、Aさんは源氏名を「アスカ」と名乗り、銀座のキャバクラでデビュー。SNSで当時を振り返り、「18歳の時銀座で働いたときには相手にさ れず、1日席に付けてもらえない日、数えきれないくらいあった。そしてやっと数組出来たお客さん。私の来客はボックス空いてても数名だとしても必ずカウン ターだった。席に付けてもらえなきゃお客さん出来ないし、でも悔しくて一年その状況に我慢し続けてたけど先も見えない現状が限界で辞めてトラウマで1年間 外から出られなかった」と苦い思い出を綴っている。

18歳でデビューして1年働き、退職して1年引きこもっていたとすると、この時点で二十歳ということになる。そして再び銀座のキャバクラに戻ってきたアス カさんは、ナンバー1の座に君臨するほどの人気キャバ嬢になったようだ。

アスカさんは当時のことをSNSで「毎日出勤して指名のお客さん被ったとしてもフリーが来店したら必ず席付いてお客様ノートと来客、売上を毎日欠かさず手 帳に書いてお客さんゼロスタートから4ヶ月目でやっとNO.1になれて辞めるまでずっとその地位を貫いて今の私がいる。まだ未熟だけどね」と振り返ってい る。

さらに自身の経験をもとに、「だから私がずっとスタッフとキャストに言い続けている『負けん気』と諦めずに頑張り続ければ必ず結果は出るよって言うのはそ ういう事」と同業者たちを鼓舞するような発信をしている。

その後アスカさんは、活動の舞台を銀座から上野の湯島エリアに移し、自身が経営者としてガールズバーをオープン。さらに2021年12月には、湯島のメイ ンストリート「仲町通り」に自身がママを務めるキャバクラ「C」をオープンした。
https://shueisha.online/articles/-/250510

「お客さんがそんなに入ってる印象はなかった」

当時のXのナイトワーク紹介アカウントには「『実力者の美人すぎるママキャバ嬢』。22歳の若さにしてママでもあるアスカさん、歴代最高売上を保持する実 力者」と紹介され、さらなる飛躍が期待されていたが、経営者としては苦戦していた。

飲食店がひしめき合う湯島エリアで、両店ともわずか1年あまりで閉店。それからおよそ1年後、キャバクラの開店祝いに大きな花を贈っていた和久井学容疑者 (51)の凶刃で人生を強制終了させられてしまった。

2023年初頭まで営業していた「C」の近隣で長年スナックを営業しているママはこう語る。

あそこの家賃は管理費入れて45万円くらいね。店員の男性が伊勢丹の袋に入ったお 菓子を持って挨拶にきてくれて、ママ(アスカさん)がビルの1階で宣材写真みたいなのを撮ってたんだけど、体のラインが見える白いドレスを着ていて『きれ いな人だな〜』と思った。

キャバクラの女の子ってみんな細いけど、あそこのママは今まで見たこと ないくらい細くて『ポキッと折れちゃうんじゃないかしら?』って心配してたくらい。 スタッフの人数は、ボーイさんも合わせて10人くらいだったんじゃないかしら? この界隈ではかなり小規模なお店だったわね

鳴り物入りでオープンした「C」の営業は順調だったのだろうか。

正直、お客さんがそんなに入ってる印象はなかったわね。グランドオープンしてから 3日間はシャンパンタワーでもしてたのかな? 壁越しにシャンパンを開 ける音がパンパン聞こえたから、ウチの店長があそこのInstagramを見たら、3日間で6000万円売り上げたって書いてあったって言っててビックリ したよ。

でも、オープンしてからしばらく経つと、金曜日はお店を閉めるように なって『水商売は週末が儲けどきなのにどうして休むんだろう?』と不思議だった。そのあともあまりお客さんが入ってるイメージはなくて、1年くらいで知ら ない間に閉店しちゃった感じね」(前同)

同スナックの男性店長が見たアスカさんの印象も、細すぎ女子だったようだ。

「あそこのママさんは店の女の子の生誕祭とかイベントのたびに、このビルの1階で写真を撮っていたので、よく見かけました。スタイルがいいというか、ウエ ストが細すぎて『ヘビみたいだね』とか『ご飯ちゃんと食べてるの?』なんて言ってる人もいました。

それとちょっとキツそうな見た目をしてるから、気が強そうなイメージがあったんだけど、クリスマスかなにかのイベント終わりにお店からテーブルを出し入れ してたので気になって様子を見に行ったんですよ。そうしたらママさんが『もう終わるので、ご迷惑かけてすみません』と謝ってきました。

べつに怒っている姿も見たことないので、彼女に対して悪い印象とかは一切ないです。ただ、お客さんはあまり入っていないのに『売上1千万円』とか店の Instagramに書かれている日もあったので、不思議ではありましたが」
https://shueisha.online/articles/-/250510?page=2

「ストーカー」とか「新宿警察署」というワードを聞いた

SNS上では「順調」だった経営も、ほどなく苦境に立たされた。スナックの男性店長が続ける。

「オープンからしばらく経ったころ、急にお店の看板の明かりが消えて休業したことがあったんですよ。それで気になってInstagramを覗いてみると、 ストーカー被害の対処でしばらく休業するみたいなことが書いてあったんです。当時は『それって本当かよ?』と思ってたんだけど、営業再開後も何度か警察の 方たちが店に入っていく姿を見たんですよ」

さりげなく廊下で聞き耳を立てた男性店長の耳に入ってきたのは「ストーカー」や「新宿警察署」というワードだったという。

「このエリアを管轄してるのは上野警察署か本富士警察署なので、『あれ?』と思っていたところ、今回の事件が起きたという感じです。今思うと、開店祝いの ボードに『和久井』という名前もあったので、『捕まった人なのかな?』って思っちゃいますよね。

あそこが休業しているときも、それが和久井さんなのかはわからないけど、看板の明かりが消えてるお店の前に、うつむきながら突っ立ってる男性も見たことが あるので......」

虚栄のかがり火に踊らされたのは、51歳のバツイチ男なのか、はたまた「美人すぎるママキャバ嬢」だったのか。
和久井容疑者は逮捕後の調べで「(Aさんを)応援したかった。1千万円以上お金を出した」「お金を返してもらうために行った」などと供述している。
https://shueisha.online/articles/-/250510?page=3

〈タワマン刺殺〉「本当に結婚をほのめかしたのかな?」「遊び慣れてない男ほど営業トークを勘違い」カリスマキャバ嬢たちは事件をどうみるか?「大事なも のを売ってまでお金をつくる男もヤバイ」5月8日、東京都新宿区西新宿の超高層マンションの敷地内で住人のガールズバー経営者だったAさん(25歳)を殺 害したとして、職業不詳、和久井学容疑者(51歳)が逮捕された。和久井容疑者はAさんの店の客だったが、動機については「(Aさんを)応援したかった。 1000万円以上お金を出した」「お金を返してもらうために行った」などと供述している。水商売のキャストは客に対して色恋営業を仕掛けることは珍しくないが、同業者た ちは今回の事件をどう見たのか。——2024.05.10

遊び慣れない男性は営業トークを脳内変換

捜査関係者の話によれば、和久井容疑者は自身のバイクや車を売った金で「被害者である女性に1800万円使った」とも話しているという。集英社オンライン が#2で報じた和久井容疑者の父親の話では、「(Aさんから)『本気で結婚するなら車とかバイクを処分してお金にしてくれ』と言われ、お金を渡した後に冷 たくされた」という証言があった。

そして、つきまとい行為を繰り返した結果、2022年5月にストーカー規制法違反容疑で逮捕。釈放後は接近禁止命令が出されていたが、昨年6月にその有効 期間が満了を迎えたこともあって解除されていた。

そのなかで起きた今回の事件は、和久井容疑者が趣味で所有していたものを売り払ってまで工面したお金を「騙し取られた」と一方的に恨みを募らせ、凶行に及 んだと見られている。

また、#3で報じたところでは、Aさんは18歳で銀座でキャバクラ嬢としてデ ビュー。だが当時はパッとせずに1年で退職、ひきこもり生活を経た後に再び銀座のキャバクラに入店し、人気キャバ嬢となってナンバー1へ。そして、経営者 として上野の湯島エリアにガールズバーやキャバクラ「C」をオープンした経歴があることが明らかになっている。

事件の全容が徐々に明らかになるなか、同業者は今回の事件をどう見たのか。歌舞伎町 で働く25歳のキャバ嬢はこう言う。

「キャバクラなんだから、女の子も商売なんだっていう線引きができない 男性が悪いと思う。たとえ結婚をほのめかされたとしても『何か裏があるのでは?』と疑わないと。

やっぱり遊び慣れてない男性はこういう罠に引っかかりやすいですよね。 まあそれで成り立っている業種でもあるのですが……

23歳の六本木のキャバクラ嬢はストーカー化する客の共通点をこう語る。

金持ちの客がストーカー化するのは見たことなくて、だいたい今回の加害者み たいにギリギリで遊んでる人がなるイメージ。こういう男はキャバ嬢が『また会いたい!』って営業トークをすると『俺に会えてうれしかったんだ!』と勝手に 脳内変換して本気になるんです。それがこの商売の恐ろしさだから、明日は我が身と思って気をつけます

https://shueisha.online/articles/-/250519

細客※ほどストーカーに…
夜の世界を制した女性たちの意見はどうか。「美人茶屋 六本木」に在籍中はカリスマキャバ嬢として活躍した葉月芽生さんは、こう持論を展開する。

「男性は、相手を好きにならなければお金を使ってくださいませんから、水商売をやっている女性のほとんどが色恋の手法で仕事をしています。

私もかつて『結婚しようね』と言っていたお客さまがいましたよ。その方は私に1億円くらい使ってくれていたんですが、ある時期をさかいに経営がうまくいか なくなったらしく、お店で使ってくれる額が減っていったので潮時だと感じ、私から『やっぱり仕事をがんばりたい』『他に気になる人ができた』と言ってお別 れしました。

※【キャバクラ用語集】「細客とは、あまりお店でお金を使わず、かつ来店頻度が少ないお客さんのこと。 反対語に太客がある。 細客になってしまう基準は、キャストや店舗の価値観、お店の地域性などによって変わってくる。 月の支払い金額が少なかったとしても、来店頻度が高い場合は細客というよりは常連客扱いとなる場合が多い」https://www.tainew.com/contents/chapter/yougosyuu/hosokyaku/

それでも逆恨みされることはありませんでした。なぜきれいに別れられたかといえば、その方がれっきとした経営者で、使ってきたお金に悔いがなかったから。

今回の加害者は明らかにお金が潤沢にある方ではないですよね。ただ、そんな人からは無理に(お金を)引っ張り出さないのがキャバ嬢として基本のルールかな と思います」

しかし、そんなルールを守っていても、危険な目にあうことはあるという。

「私もストーカー被害にあったことがあります。しかも4人も。家の前や店の前で待ち伏せされたり、他のお客さまと同伴で入店しようとしたときに腕を掴んで きたり。

ストーカーしてきた人たちが使ったお金はそれぞれ総額20~30万円くらい。こういう方たちのほうがお金もないのに無理していらっしゃって、『こんなに 使ってやっただろ!』と見返りを求めてくる傾向にあると思います」(葉月さん)

だからこそ、お金のない客に無理をさせないのもキャバ嬢の仕事だという。

「新規のお客さまは名刺をいただくのはもちろんのこと、飲み方やクレジットカードの種類を見れば、その方の(支払いの)キャパシティがわかります。

見栄を張ってしまいがちな男性の懐事情をご本人以上に把握することも大事なのです。
とはいえ、今回の被害女性はお仕事熱心でその方なりにお客さまに対応していたことと思います。このような事態になり、お悔やみ申し上げます」(葉月さん)

https://shueisha.online/articles/-/250519?page=2

命の次に大事なものを売ってまで金をつくる客もヤバイ
一方、「今回のケースはかなり珍しい」と話すのは歌舞伎町の元ナンバー1キャバ嬢で、現在は「club R」を経営する桜井野の花さんだ。

ホストは女性客がお金を持ってなければ風俗勤めをさせたりしてお金をつくらせます けど、キャバクラで遊ぶ男性はお金を持っている人が大半で、女性客のように飲むお金のために仕事を変えたり体を売ったりすることは基本的にはありません。

だからこそ、今回のように命の次に大事な車やバイクを売ってまでお金を つくろうとする男はちょっとヤバイんです。

それがわからないわけはないと思うので、もしかしたら被害女性はかなり お金に行き詰まっていたのかもしれませんね

桜井さんも男性客から一方的に付き合っていると思い込まれていた経験があるそうだ。

「以前、私に毎月のように1000万円近く使ってくれるお客さまがいました。ですが、グレーなことをして稼いだお金だとなんとなく気づいたのと、私への要 求が増えてきたのもあって、これ以上引っ張るとストーカーになりそうだなと思っていたんです。

そんなときに他店のキャストからその男性から口説かれていると相談を受けたんですけど、その子に対して『野の花とまだ完全に別れてないから、君のことは推 しきれない』と言っていたそうなんです。私は『付き合う』とも言ってないし、結婚だってほのめかしてないのにマジかよ、と(笑)」

それを踏まえ、桜井さんは和久井容疑者が「結婚の約束をしていた」と供述していることに関して疑問を抱く。

「『これだけ金を使ったんだから自分は付き合ってる』と思い込んでしまうなんて男性ってつくづく怖いですね。でも、被害女性もそのあたりのことは理解され ていたでしょうから、本当に容疑者に結婚をほのめかしていたのかな、と少し疑っちゃいます」

客に執着されるのはトラブルの元ということで、桜井さんはキャバクラの経営者としてこんな心がけをしているという。

「私はお店の女の子たちに『club R“が”いい、じゃなくてclub R“で”いいや、くらいに思ってもらえるような、隙間を狙う営業をしてね』と言ってます。推しの次に行く店くらいの位置づけのほうが、お金を落としてくだ さるんじゃないかなーって思うからです」

Aさんと和久井容疑者のあいだで“結婚の約束”があったかはわからないが、「妄想にとらわれた男性は何をしでかすかわからない」と、今回取材に答えた女性 たちは異口同音に語る。それは夜に働く女性たちほど知っておかなくてはいけないことなのかもしれない。
https://shueisha.online/articles/-/250519?page=3


2024.05.14
〈タワマン刺殺〉ストーカー男に怯えた被害女性は当時、既婚者「怖くてスタンガンと催涙スプ レーを買った」「殺人予告もきた」容疑者の元同僚は「彼は空気の読めないところはあった」—— 元ガールズバー経営者のA子さん(25)が東京・西新宿の自宅マンション敷地内で川崎市の運送業、和久井学容疑者(51)に刺殺された事件。かつて「太 客」だった容疑者が「開店資金」として工面した約1000万円を取り返そうとこじれた末のトラブルとみられていた。同容疑者は趣味のレアバイクやスポーツ カーを処分して捻出した大金を騙し取られ、「俺はストーカーじゃない」と主張していたが、A子さんの友人が「2年以上前からストーカーされ怖いと相談を受 けていた」と証言、容疑者の別の側面も明らかになってきた。

「マンションの下で待ち伏せしている」「怖くてご飯も買いに行けない」
A子さんとは3年来の友人で、自身もキャバクラに勤務しているという20代の女性は証言の冒頭、「ネットで出回っている情報はまったく違うし、少なくとも私は2年以上前から和久井さんにストー カーされていて怖いとAちゃんから相談を受けていた」と怒りをあらわにした。

「Aちゃんは、私が以前働いていたキャバクラの最後の出勤日に『ずっとお会いしたかったんです〜』とSNSを見て駆けつけてくれたことから仲良くなったん ですけど、当時から和久井さんについては悩んでいました。

初めて一緒にご飯に行ったときも、『あ、ちょっと待ってください』とや けに集中してスマホを打つので、理由を聞いたところ『ヤバいお客さんがいて、その人から鬼LINEがきてて困ってるんですよ〜』と打ち明けてきたんです

発信元は和久井容疑者だった。

それで『え、どんな〜?』と軽い流れで見せてもらうと、そのトーク画面には、5行 くらいの長文メッセージが一方的に5個も6個も送られていて思わず『え、ヤバくない、そいつ⁉』と驚いてしまいました。

Aちゃんも『これキモくないですか〜?』とそのときは苦笑いしてたくら いですけど、一昨年の初めくらいかな? 彼女と電話してたら、『実はお客さんにストーカーされて困っていて...』と深刻に相談してきたんです。

その相手が、どうやら以前、鬼LINEをしていた男性らしくて『マン ションの下で待ち伏せしていることがあるから、怖くてご飯も買いに行けない』と嘆いていました

A子さんからの相談は、以降も続いたという。

AちゃんとはLINEのやり取りは続けていて、『警察に何度も相談しているのに (和久井容疑者が)警告を無視して本当に困っている』とか『ストーカーが 配達員のフリして玄関の前まで来たりした』とか『一日中マンションの下にいて殺人予告とかもしてくる』と相談してきました。

もちろんキャバ嬢の子って、自分のことを大げさに話す子も多いし『本当 なのかな?』と半信半疑で聞いていました。その後、2022年の5月ごろに『もうス トーカー捕まったんで大丈夫です〜』と言い出して、それ以来はこの話題を話すこともなくなったので安心していたら、こんな事件が起きてしまって。

最後に電話したときも『おかげで超元気になりました!』とうれしそうに 話していたのに、どうしてこんなことになってしまったのか...という気持ちでいっぱいです

https://shueisha.online/articles/-/250549

「Aちゃんは本当にいい子なんですよ」
女性によればA子さんは新潟県出身だったという。

「Aちゃんは18歳のころに地元の新潟県上越市を出て、名古屋のキャバクラで3ヶ月働いてから上京して、銀座のキャバクラで働き始めたみたいです。

私と出会った当時からAちゃんには銀座のキャバクラ時代の同僚だったという彼氏がいました。その人とは何年か前に結婚したけど、つい最近は『旦那と離婚す るかも~』とも話していましたね。

それと、AちゃんはSNSではけっこう強気な発言をしてましたけど、中身はふつうの20代の女の子というか、本当にいい子なんですよ。私と話しているとき も『うんうん』と向き合いながら話を聞いてくれるし」

銀座のキャバクラで一時はナンバー1を張り、その後、上野でガールズバーを経営するようになると「キャストの子には弱音は吐けないので」とこぼしていたと いう。

「だからか、かわりによく私に相談してきました。それこそ和久井さんの件で悩んでいたからか、Aちゃんは当時からよくデパス(抗不安剤)や睡眠剤を過剰摂 取してましたね。

LINEのやり取りも『ストーカーの客と戦ってたらこっちまでメンタル死んでました』とか、Instagramの友達限定のストーリーでも『デパス1シー ト(10錠)飲んじゃった~』と言ってましたし、その状態で電話をかけてきたことも何度もありました」

そんな若手女性経営者を恐怖のどん底に陥れ、そのうえ命まで奪ってしまった51歳バツイチ男について、前職の運送業で同僚だった60代の男性は「和久井は 趣味に生きる人で浮ついた話は聞いたこともなかった」と振り返った。

「あいつは根っからのHONDA党でね、お互い前職を辞めたあとも、たまにウチに寄ってバイクや車の話をペラペラとうれしそうに話していたな。

当時はまだ運送業の景気もよかったから、前職で貯めたお金でHONDAのスポーツカー『NSX』とレーサー仕様のレアバイク『NR』も買ったんじゃないの かな? どちらも中古で買ったらしく、当時はそんなにプレミア価格は付いてなかったよ。『NSXは300万円くらいで買いました』とか言ってたし。

俺も昔はバイクとか車は好きだったから、趣味を共有したかったんだろうね。ウチに来るたびに『エアロパーツ組んだんですよ』とか『フルカバーのヘルメット 買ったんですよ』とか『Sタイヤに買えて、今度富士スピードウェイに行くんですよ〜』なんて自慢しにきてさ。

たしかヘルメットは十数万円したとかで『ぜひ被ってみてくださいよ』とか言うもんだから『お前のニオイしかしねえのに被りたくねえよ』と冗談交じりに返し たら、あっちも笑ってたよ」
https://shueisha.online/articles/-/250549?page=2

元同僚は「空気の読めないところはあったよね」
この男性にとって、趣味に生きがいを見出す「同僚」はまぶしくもあった。

「そうして自慢されるたびに『こんなのに金かけてバカだな〜』と茶化してたけど、俺としてはやっぱり趣味に生きられる人って、うらやましかったんだよね。 逆にあいつからは女性の話なんて一度も聞いたことないし、前職のころに結婚してることは知ってたけど、浮いた話も一切ゼロって感じ。

だから話の流れで、ある日に『実は最近離婚しまして...』と聞いたときは『ご苦労さん。車とバイクに夢中になりすぎたんじゃないの?』と言ってやった ら、本人も気にする素振りもなく『ハハハ』と笑ってたよ」

そんなバイクと車のオタクに「異変」が起こったのは約3年前のことだった。

「配達途中にウチに寄ったあいつに『最近乗ってんの?』と聞いたら『乗ってるには乗ってますけど、そろそろ売るかもしれないです』と言い出したんだよ。

理由を聞いたら『もう年だし、近所を周るのもラクな車にしたいんですよね』とか『維持費も高いし、それだったら乗ってくれる人に乗ってもらったほうがいい かなって』とか言うもんだから、ちょっと感心したね。

だって車好きでも、乗らずにコレクションにする人も多いわけでしょ? そんななかで、乗ってもらえる人に車を譲ろうとしてると知ったときは『こいつは本当 に車が好きなんだな』って思ったよね」

このとき和久井容疑者がA子さんにハマって貢いでいることは、同僚には一切感じさせることはなかったという。

「趣味に生きる人ってみんなそうだと思うけど、和久井はとにかく、一方的に自分の好きなモノについて話すというか、悪く言えば空気の読めないところはあっ たよね。

こっちの反応が薄くても、『この前、HONDAの青山一丁目のショールームで電動自動車を試乗してきたんですよ』とか『今度F1の上映会があるんですよ ね』みたいなことを永遠に話し続ける。

当時は給料をすべて趣味に注ぎ込んでいて、もうそれしか見えていない感じだった。だからキャバクラの女性に対しても、そうして前のめりになっていったん じゃないのかな。ましてや女性のために大好きな車やバイクまで売ったそうだし、それで騙されたというのなら相当思うところもあったんじゃないの」

いずれにせよ、25歳で命を奪われたA子さんの運命は悲しすぎる。

https://shueisha.online/articles/-/250549?page=3

2024.05.29 〈タワマン刺殺・起訴〉
「彼女はSNSを控えるべきだった」「油断していた」
複数のアカウントで被害女性のライブ動画を視聴していた中年ストーカー男の執念と暴走
「店の開店資金を和久井が準備した事実はない」

東京・西新宿のタワーマンションの敷地内で、住人の元ガールズバー経営 者のA子さん(25)がナイフでメッタ刺しにされて死亡した事件。東京地検は5月28日、A子さんの元客だった川崎市の運送業、和久井学容疑者(51)を 殺人罪などで起訴した。同被告は、警視庁の調べに対して「事件直前にA子さんがSNSで配信した動画で自分を批判しているのを見て腹が立った。話をしよう と思って会いに行った」などと供述しており、事件に至った詳しい経緯について捜査を進めている

消費者金融から借りた700万円についても「今回の件とは関係ない」
殺人などの罪で東京地検に起訴されたのは、川崎市の配送ドライバー、和久井学被告(51)。起訴内容によると同被告は今月8日の午前3時すぎ、東京・西新 宿のタワーマンションの敷地内で住人のA子さん(25)の腹や首などを、持参した果物ナイフ2本で複数回刺すなどして死亡させたとしている。

和久井被告はA子さんが経営していた東京・上野のガールズバーの元客で、今から2年前にもA子さんにストーカー行為を行なったとして逮捕されていた。

これまでの調べに対して「(A子さんとの)結婚を前提に1000万円以 上の金を貸したが返ってこなかった」「お金を取り返すために自宅に行った」などと供述していたが、その後の調べで、事件を起こしたきっかけについて「事件 直前にA子さんがSNSで配信した動画で自分を批判しているのを見て腹が立った。お金を返してもらおうと思い、話をするために会いに行った」などとも供述 しているという

「A子さんへのストーカー行為で『接近禁止命令』が出されたあとも、和久井は彼女のライブ配信を複数のアカウントを使い分け継続的に視聴していた。
その一方で、捜査の焦点となっているのが二人の間であったとされる金銭のやり取り。和久井はA子さんに対して合計1650万円を渡していたと主張している が、それもあくまでA子さんが過去に経営していた飲食店(ガールズバー含む)で客として使っていただけで『お店の開店資金として金を渡した』という事実は なさそうだ。さらに和久井が消費者金融から借りた700万円についても、『今回の件とは関係ない』と警察はみている」(社会部記者)
https://shueisha.online/articles/-/250673

「精神的にも傷つけたんだから」「その人に関しては命かけてやってる」

集英社オンラインでは、7度にわたり今回の“ストーカー事件”を詳報してきた。銀座のキャバクラでナンバー1だったA子さんは、当時、同店のボーイとして 勤務していた元夫のBさんと交際をしていた。2021年に経営者として上野の湯島エリアにガールズバーやキャバクラ「C」をオープンしてからは、和久井被 告にしつこく付きまとわれるようになったことでBさんの身を案じ、周囲には「もう(Bさんとは)別れた」とウソをついたまま、2022年ごろにBさんと結 婚、だが今年3月に些細なことが原因でケンカとなり離婚してしまっていた。

A子さんは自身のInstagramで「実は2年前から結婚していました。だけど、これから離婚に向けて動きだします」といった内容をストーリーに投稿し ており、A子さんの元同僚でBさんの親友であるD氏は「これが和久井を刺激して事件の火種になってしまったのではないか」と語っていた。

「自分はリアルタイムで配信を見てたわけではありませんが、事件後、知り合いが録画していた一部分の映像を見せてもらいました。事件が起きた日、A子さん は深夜から配信を始め、自身の結婚観をメインで話していましたね。当時、A子さんはBさんと別れたばかりだったので、(将来的に)子どもは欲しいとか欲し くないとか、旦那は必要か必要じゃないかとか、事実婚はアリかナシかとか、たわいもない話をしていました。それで深夜の3時ごろに『コンビニ行ってきまー す』と言って配信は終わったという感じです。配信の途中で和久井のことについても話していたそうです」(D氏)

D氏によると、2年ほど前に和久井被告がストーカー行為で逮捕される以前から、たびたびA子さんは自身のインスタライブやTikTokライブで、和久井被 告について愚痴をこぼしていたという。
現在ネットに流出し話題となっているのが、2022年3月に配信されたライブ動画だ。A子さんは「(和久井被告から)迷惑料はいただかないと、みたいな」 「精神的にも傷つけたんだから」「その人に関しては命かけてやってる」などと動画内で発言していた。

A子さんは和久井に付きまとわれていたころから、精神的には追い込まれていたにも かかわらず、ライブ配信では強気な発言を繰り返していました。これはA 子さんの過去のSNSの華やかな投稿を見ればおわかりいただけますが、彼女は自分を“盛る”ことで人気を集めようとしていました。本当はどこにでもいる 25歳の女の子なのに、常日頃から『この業界はセルフプロデュースが大事だから』と口にしていましたし、自分を大きく見せたいというか、強い女でありたい んだろうなというのは感じていましたね。

何度か彼女に『そういうのは(ほどほどにして)やめたほうがいいんじゃ ない?』と言っても『それはわかってるんだけどさ』と言うだけでやめることはなかっ た。でも、本心では和久井にストーカーされていることを本気で悩んでいたし、何度も相談を受けていました」(同)

https://shueisha.online/articles/-/250673?page=2



2024年5月28日 新宿のタワーマンションで女性が殺され た事件は?(NHK報道)——5月8日に逮捕拘留していた被疑者を拘留のまま、送検、起訴したという報道か?

5月、東京新宿区のタワーマンションの敷地内で25歳の女性がナイフで刺されて死亡した事件で、東京地方検察庁は、女性が以前経営していた飲食店の51歳 の客を殺人などの罪で起訴しました。 起訴されたのは、川崎市に住む配送業の和久井学被告(51)です。 起訴状などによりますと、5月8日、新宿区にあるタワーマンションの敷地内で、住人の平澤俊乃さん(25)の胸や背中を果物ナイフ2本で多数回刺すなどし て殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われています。 警視庁のこれまでの調べで、平澤さんは自宅を出てマンション1階にあるコンビニに立ち寄った際に襲われたことがわかっていて、被告は「経営を応援するため に出した1000万円以上を返してもらうつもりだった」と供述しているということです。 また、捜査関係者によりますと、事件を起こしたきっかけについては、「直前に平澤さんがインターネットのライブ配信で、自分のことを批判しているのを見 た。お金を返してもらうために、会って話ができればと思い、家の近くまで行った」などと供述しているということです。 和久井被告は、平澤さんにつきまとい行為を繰り返したとして、おととし5月にストーカー規制法違反の疑いで逮捕され、1年間、待ち伏せ行為などを禁止する 命令が出されていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240528/k10014463231000.html
事件の詳報とキャバ嬢の産業構造について

【新宿タワマン刺殺】「自主的にしてもらう形にしないと危ない」現役嬢が明かす客の好意が恨みに変わるとき|ABEMA的ニュースショー
2024.05.29 あくまで「過去のネタ」として和久井に ついて話したんじゃないかな

セルフプロデュースで自分を大きく見せようとしてしまった結果、和久井被告の”逆鱗”に触れてしまったA子さん。ストーカー事件から2年、なぜこのタイミ ングで再び和久井被告について触れたのだろうか。

おそらく彼女も『もう(和久井には)何もされないだろう』と油断してたんだと思い ます。今から2年前は、和久井にストーカーされたのが原因で自らが経営 するお店も閉めることになって精神的にも追い込まれていましたが、ここ1年ほどは、A子さんから和久井の愚痴を聞くことも一切なくなりました。彼女のなか でも、ようやく心の整理がついたのだと思います。それでいつものセルフプロデュースの一環で、あくまで『過去のネタ』として和久井について話したんじゃな いかなって思います。A子さんはSNSを控えるべきだった。もちろん和久井が勝手に恨みをつのらせたのが一番の原因ですが…

ストーカー中年男が夜の世界で羽ばたく25歳の女性に抱いたその執念とは何だったのか。事件の全容がわかるにはもう少し時間がかかりそうだ。









★社会学・人類学的含意

犠牲者非難 犠牲者非難とはvictim blaming の訳語で「その人の不幸を自業自得であると非難する」という言語行為をさす。このケースでは、被害にあったAさんを、「殺された理由には、彼女にも原因がある」と非難するものである。
予言の自己成就 Aさんが和久井から迷惑行為を受けて、Aさん自身がインスタライブで「殺されるかもしれない。お店ではなくて、一人でいるときに」と自分の運命を予告する ようなことをほのめかして、実際にそうなってしまう「現象」を予言の自己成就と呼ぶ。ただし、この場合は、伝統的な社会心理学で取り扱う「予言の自己成 就」とは少し異なるケースであるが、結果的にAさんの予言が実際にそうなってしまったことには変わりない。
分裂生成 Aさんと和久井の間の関係は、和久井が一方的に好意を寄せて、Aさんは和久井からのキャバクラの顧客としてその対価を受け取っていたものである。2人の間 が険悪になり、和久井がストーカー行為を繰り返すようになると、Aさんは、インスタグラムで「迷惑料」だから、今後も対価を受け取るのだという発言を繰り 返している。これは、2人の間の関係が、庇護を受けるキャバクラの経営者と、それに貢ぐ顧客という関係(これを相補的分裂生成という)から、一方的に好意を寄 せたりあるいは逆に敵意をもつストーカーと、キャバクラの経営者として出禁にすることなしに、和久井の好意を拒絶することなく対価を「迷惑料」として受け 続けるAさんの関係は、双方が憎しみ合う「非対称的分裂生成」的な関係になったともいえる。グレゴリー・ベイトソンは、それを分裂生成 (Schismogenesis)と呼んでいる

★ ロマンス・スカム(ロマンス詐欺)

A romance scam is a confidence trick involving feigning romantic intentions towards a victim, gaining the victim's affection, and then using that goodwill to get the victim to send money to the scammer under false pretenses or to commit fraud against the victim. Fraudulent acts may involve access to the victim's money, bank accounts, credit cards, passports, Cash App[2], e-mail accounts, or national identification numbers; or forcing the victims to commit financial fraud on their behalf.[3][4]

These scams are often perpetrated by organized criminal gangs, who work together to take money from multiple victims at a time.[5]

More money is lost each year to romance scams than to similar internet scams, such as technical support scams.[5]
ロマンス詐欺とは、被害者に対して恋愛感情を装い、被害者の愛情を得 て、その好意を利用して、被害者に偽りのお金を詐欺師に送金させたり、被害者に対して詐欺を働いたりすることを含む信用詐欺である。詐欺行為には、被害者 の金銭、銀行口座、クレジットカード、パスポート、キャッシュアプリ[2]、電子メールアカウント、国民識別番号へのアクセスや、被害者に代わって金銭詐 欺を行わせることが含まれる[3][4]。

これらの詐欺は組織化された犯罪組織によって実行されることが多く、彼らは協力して一度に複数の被害者から金を巻き上げる[5]。

毎年、ロマンス詐欺によって失われている金額は、テクニカルサポート詐欺などの同様のインターネット詐欺よりも多い[5]。
Stolen images

Romance scammers create personal profiles using stolen photographs of attractive people for the purpose of asking others to contact them. This is often known as catfishing. Often photos of unknown actresses or models will be used to lure the victim into believing they are talking to that person. US military members are also impersonated, as pretending to serve in the military explains why the scammer is not available for an in-person meeting.

Because the scammers often look nothing like the photos they send to the victims, the scammers rarely meet the victims face to face or even in a video call. They deceive their intended victims by making plausible-sounding excuses about their unwillingness to show their faces, such as by saying that they cannot meet yet because they are temporarily traveling or have a broken web camera.[5]
盗用画像[編集]

ロマンス詐欺師は、他の人に連絡を取るように頼む目的で、魅力的な人の写真を盗んで個人プロフィールを作成する。これはしばしばキャットフィッシングとし て知られている。多くの場合、無名の女優やモデルの写真が使われ、その人物と話していると被害者を誘い込む。米軍関係者もなりすまされており、軍務に就い ているふりをすることで、詐欺師が直接会うことができない理由を説明する。

詐欺師は被害者に送る写真とは似ても似つかないことが多いため、詐欺師が被害者に直接会ったり、ビデオ通話で会ったりすることはほとんどない。彼らは、一 時的に旅行中であるとか、ウェブカメラが壊れているからまだ会えないなどと、もっともらしく聞こえる言い訳をして、顔を見せたくないという意中の被害者を 欺く[5]。
Tricking the victim

Scammers are very adept at knowing how to "play" their victims – sending love poems, sex games in emails, building up a "loving relationship" with many promises of "one day we will be married". Scammers ask their victims many questions, but share little about themselves. They often shower the victims with compliments.[4]

Communications are exchanged between the scammer and victim over a period of time, sometimes months or even an entire year, until the scammer feels they have connected with the victim enough to ask for money. Scammers prey on the victims' false sense of a relationship to lure them into sending money.[6]

These requests may be for gas money, bus or airplane tickets to visit the victim, medical or education expenses. There is usually the promise the scammer will one day join the victim in the victim's home.

Victims may be invited to travel to the scammer's country; in some cases the victims arrive with asked-for gift money for family members or bribes for corrupt officials, only to be beaten and robbed or murdered.[7]

The scam usually ends when the victim realizes they are being scammed or stops sending money. However, people are often slow to believe the reality, and the stigma of falling for such the deception may deter them from reporting the fraud to the police.[4]
被害者をだます[編集]。

詐欺師は、愛の詩を送ったり、電子メールでセックスゲームをしたり、「いつか結婚しよう」と多くの約束をして「愛の関係」を築いたりするなど、被害者を 「もてあそぶ」方法を熟知している。詐欺師は被害者に多くの質問をするが、自分のことはほとんど話さない。被害者に褒め言葉を浴びせることも多い[4]。

詐欺師と被害者の間では、詐欺師が金銭を要求するのに十分なほど被害者とつながったと感じるまで、時には数カ月、あるいは丸1年という長期間にわたってコ ミュニケーションが交わされる。詐欺師は、被害者の誤った関係意識を餌にして、送金を誘い出す[6]。

これらの要求は、ガソリン代、被害者を訪問するためのバスや飛行機のチケット、医療費や教育費などである。通常、詐欺師がいつか被害者の家に行くという約 束がある。

被害者は、詐欺師の国へ旅行するよう誘われることもある。被害者が、頼まれた家族への贈答品や汚職役人への賄賂を持って到着すると、殴られたり、強盗に襲 われたり、殺害されたりするケースもある[7]。

詐欺は通常、被害者が詐欺に遭っていることに気づくか、送金を止めると終わる。しかし、人々はしばしば現実を信じようとせず、このような欺瞞に引っかかっ たという汚名が、詐欺を警察に通報することを躊躇させることもある[4]。
Criminal groups

Criminal networks defraud lonely people around the world with false promises of love and romance.[8] Scammers post profiles on dating websites, non-dating social media accounts, classified sites and even online forums to search for new victims.[9][5] The scammer usually attempts to obtain a more private method of communication, such as an email or phone number, to build trust with the victim.[4][10][5]

Because the scammers are working in groups, someone in the group can be online and available to send e-mail or text messages to the victim at any hour.[5] The rotation between different scammers, all claiming to be the same person, is difficult to detect in text-based messages, whereas it would be obvious if a different person showed up for a face-to-face meeting or in a video or telephone call.
犯罪グループ[編集]。

犯罪ネットワークは、愛とロマンスの偽りの約束で世界中の孤独な人々をだます[8]。 詐欺師は、出会い系ウェブサイト、非出会い系ソーシャル・メディア・アカウント、クラシファイド・サイト、さらにはオンライン・フォーラムにプロフィール を掲載し、新たな被害者を探す[9][5]。 詐欺師は通常、被害者との信頼関係を築くために、電子メールや電話番号など、よりプライベートな通信手段を得ようとする[4][10][5]。

詐欺師はグループで行動しているため、グループ内の誰かがオンラインで、いつでも被害者にEメールやテキストメッセージを送ることができる[5]。同一人 物を名乗る異なる詐欺師の交代は、テキストベースのメッセージでは見抜くことが難しいが、顔を合わせたり、ビデオや電話で別人が現れれば一目瞭然である。
https://en.wikipedia.org/wiki/Romance_scam

結婚詐欺(けっこんさぎ)とは、詐欺のひとつ。ロマンス詐欺やアカサギ ともいう。結婚する意思がないにもかかわらず、結婚を餌にして相手に近づき、騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりする。

手口

代表的な手口として、「結婚前に清算しなければならない借金がある」「結婚を機に独 立するつもりなので開業資金が必要」「株や先物取引で失敗して金が必要」などと偽り、金品を騙し取る。また、これと同様にクレジットカード やサラ金カードを相手に渡した結果、多額の借金を背負わされたり、金を渡した相手と連絡が取れなくなり、あとで被害を受けたと発覚するケースがある。

国際結婚詐欺
国際結婚を持ちかけ、査証支給費用などの名目で金銭を騙し取る事件が発生している。こうした国際結婚詐欺の事例として、フィリピン国籍の被害者と日本国籍 の加害者の事件[1]や、中国籍の被害者と韓国籍の加害者の事件[2]が挙げられる。

https://x.gd/odzcS

★ キャバクラに対する基礎知識

キャバクラとは、キャバ嬢と呼ばれる女性が客席に付き接待を行う飲食店。ネット上で行う 「ネットキャバクラ」という種類もある。料金は時間制で、常時接待を行う風俗営業(接待飲食店)である。

概要

語源はフランス語由来の「キャバレー」(cabaret)と、英語由来の「クラブ」(club)を合成した造語で、和製外来語である[1][注 1]。キャバレーのような明朗な時間制料金で、クラブの高級感を合わせ持つことを意図した[2]。

1980年代半ばに現れた業態で「風俗営業等取締法(→風 俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
; 昭和二十三年法律第百二十二号
)」改正後の新たな業態として注目された[注 2]。当初は「3回通えば、店外デート」がセールスポイントであった[2]。料金が 時間制である点がスナックや高級クラブと異なる。これまでのキャバ レーより小規模な店舗面積で多くの店舗が誕生した。業界の成熟、店舗数の飽和が見られた1990年代後半以降は、都市部の繁華街以外にも郊外への出店も見 られている

女性従業員(キャバ嬢・キャスト)には「笑顔での応対」や「相手に話を 合わせながらいい気分でお酒を飲ませる」など、感情労働を求められる

男性従業員が女性客を接待する同様の業種に「メンズキャバクラ」「ホストクラブ」がある。名称が類似している「ネットキャバクラ」はインターネット上での ライブチャットやSkypeなどの映像付き音声通話を利用したサービスである。

法律上の位置づけ

風営法第2条の定める風俗営業のうち「接待飲食等営業」に分類される1号または2号で都道府県公安委員会の許可を受けて営業する。風営法第22条により 18歳未満の者に客の接待をさせることはできない(なお、接待業務に就かせなければ18歳未満の者を雇用することはできる)[注 3]。管轄は、多くの場合店舗の所在地を管轄する警察署の生活安全課。また、18歳未満の者を入店させてはならない(風営法第18、22条)。営業時間に 関して、風営法13条により午前0時から午前6時までの深夜は営業できないという制限を受ける[注 4]。

風俗営業の許可に加えて「食品衛生法」第51、52条、「食品衛生法施行令」第35条により店舗の所在する自治体の保健所に飲食店営業許可申請をし、都道 府県知事の許可を得ることとなる。

従業員

キャバクラでは接待をする女性従業員のことを古くは「ホステス」、近年は「キャバクラ嬢」または「キャバ嬢」、店の側からはキャストと呼称する。一方で、 利用客のことはゲストと呼称する。同じ女性従業員でも接待をしないエスコート・ホール係や、バニーガールを配置する店舗も見られる。女性のエスコート・ ホールやバニーガールが接待するケースも見受けられるが、その扱いは店舗により相違がある。

キャバクラ嬢以外の従業員にホール、エスコート、キャッシャー、調理担当、バーテンダ―、送迎ドライバーなどが居る。エスコート業務を担当する男性従業員 を「黒服」[3]と呼び、店内のホール業務を担当する男性従業員を「ボーイ」と呼ぶこともある。男性従業員が店外での呼び込みを行うこともあるが、店員で はないフリーのキャッチやスカウトもいる。美容師やスタイリストを外注している店舗もある。

サービス内容

キャバクラ嬢が隣に座り、接待する。通常のキャバクラでは性的な行為な どは禁止されている。ハウスボトル(ブランデー・ウイスキー・焼酎等)は飲み放題であることが多い。料金は時間制でのセット料金である。他に指名料、キャ ストドリンク等が発生する。店舗によっては「テーブルチャージ・税金・サービス料」等として5~20%程度割増となることがある。延長確認の有無は店舗に よって異なる。また店外デートについては「同伴」出勤や店の閉店後にキャバクラ嬢と客で酒などを飲みに行ったりカラオケに行ったりする「アフター」があ る。同伴出勤の回数はキャバクラ嬢の給与体系の中に組み込まれており、同伴回数にノルマを設けている店なども存在する。また同伴回数と指名(本指名・場内 指名)本数やドリンクの売り上げ等は給与にインセンティブとして上乗せされる。客の指名が被った場合には一方の客に指名以外のキャストが付くが、これをヘ ルプという。どの客にどのキャストを付けるかといったことも重要なホール業務となってくる

ショータイム

ショータイムを実施している店において、特定の時間や特定の期間中に店内で行われる店の女性従業員(キャバクラ嬢)が出演するショーの時間。ショータイム に出演している従業員のことを「ショーメンバー」という。歌、ダンスが主流で、中には本格的なショーを演出している店もある。

キャバクラ嬢による営業活動

キャバクラ嬢は、固定客や固定客からの紹介によって指名を得るために、さまざまな営業活動が必要である。以下がその主な内容である。

メールやSNSを使った営業

キャバクラ嬢は、接客中もしくは接客後に客と連絡先を交換しておき、客が帰った30分後を目安にお礼の連絡をし、次の来店を促す。 頻繁には来店のない客で、その客が悪客ではない場合は、紹介や接待などで指名に繋がる可能性があるため日常的にやり取りを続け、来店を促す。なお、このや り取りは、昼間別の仕事をしているキャバクラ嬢や、特定の交際相手がいるキャバクラ嬢などにとっては負担となることがあるため、店長やその他の従業員など が本人を装って代行することもある。

客からキャバクラ嬢へのプレゼント

キャバクラでは、客が料金を支払ってその対価としてのサービスを提供されているため、本来はプレゼントなどは不要である。しかし、現在ではキャバクラ嬢に とって、誕生日やクリスマスなどは、1年のうちで最も稼げるイベント日となっており、店にとっても稼ぎ時であるため、大いに盛り上げようという風潮が生ま れた。誕生日イベントを開き、多くの指名を取ることでキャバクラ嬢は次月の時給を上げることができる。また、売上とは別に、誕生日などに複数の客に同じア クセサリーをプレゼントさせ、ひとつだけ残して残りを換金し現金を得る方法もある。これには別途、あたかも「特別なあなたからのプレゼントをいつも身につ けている」という状況を、同時進行的に全ての客に見せることができ、客の支配欲を満たすのにも有効な手段として一時流行した。

他店のキャバクラ嬢に対する営業

前項でも述べた通り、誕生日のイベントはキャバクラ嬢にとってとても重要であるため、当日は日頃の指名客以上の客に来店してもらう必要がある。そのとき重 要になってくるのが、他店のキャバクラ嬢(以降「他店嬢」と呼ぶ)である。イベントがあるときには、他店嬢が他店嬢自身の顧客を連れて来店、その顧客に支 払いをさせることで、相乗的に客の支払い金額を増やし、お互いの売上に貢献しあっている。そういった関係性を作るために、日頃からお互いの店に行き来する という営業活動も行っている。

昼キャバ

本来キャバクラは風適法の関係上、遅くとも深夜1時には営業を終了しなければならないことになっているが、従来はその制限を守らず、客がいる限り深夜 4~5時頃まで営業を行う店がほとんどだった。しかし近年になって警察の取締が強化され深夜帯の営業が困難になりつつあること、また雇用形態の多様化から 昼間でもキャバクラのような業態の店舗に対するニーズが生まれてきたことから、主に既存のキャバクラが、昼間遊んでいる店舗の活用、深夜帯の営業中止によ り減少した売上を少しでもカバーすることなどを目的に、昼間から営業を開始する例が見られるようになった。これら昼間営業するキャバクラを通称「昼キャ バ」と呼ぶ。

昼キャバと一口に言っても、実際はホストクラブにおける「二部営業」(夕方~深夜1時までの1部、日の出~昼頃までの2部と営業時間を分けて営業する形 態)同様の営業形態を取る店もあれば、昼頃にオープンし夕方まで営業する形態の店など、営業形態は様々である。

類似業種

クラブ

従来から存在する業態で、ホステスが客の横に座り接客する点はキャバクラと同じだが、一般的に料金が時間制ではなく、ボトルキープが基本(料金体系が明確 でない)。

リゾートキャバクラ

沖縄県宮古島のラウンジがリゾートバイトとラウンジを合わせてリゾートキャバクラと使い出した。テレビなどではリゾキャバと略されて使用されることが多 い。

キャンパスクラブ(キャンパスパブ)

女子大生がアルバイトでホステスをしていることを売り物にする店。アルバイトクラブとも言う。キャバクラよりやや古く、1980年頃登場した。サービス内 容はキャバクラと同様だが、素人風を売り物にしており、ショータイムはない。なお名古屋市周辺では「キャンパスパブ」はピンクサロンの類似業態を指す。

コスプレキャバクラ(コスプレパブ)(略称:コスキャバ、コスパブ)

ホステスがコスプレをして接待することを売り物にする店。メイド・制服・アニメのキャラクターなど店舗によって内容が異なる。サブカルチャーの系譜は 2003年、東京の神田駅前にオープンした店が発祥であるが、セーラー服や女子高生風の衣装を採用したキャバクラは1990年代から存在している。

ランジェリーパブ(略称:ランパブ)

裸の上にランジェリー以外は身に付けないで接待する店。ただし、ホステスの体を触ることは禁止されている。その他はキャバクラとほぼ同様である。

セクシーパブ(セクキャバ、お触りキャバクラ、など)

ホステスが接客する際、裸になり、体を触ることが可能な店。ただしピンクサロンとは異なり、ホステスが客の性器を刺激し射精させるサービスはない。また、 一般的に店内はキャバクラよりも暗い。

ガールズバー

2006年頃より増え始めた業態。基本はショットバーで、バーテン ダー、ウェイトレスは若い女性である。店員は常時隣席に付かないが、カウンター越しなどで会話、接客を楽しむことができる。

シングルスバー

2008年はじめ頃から増えてきた業態。独身の男女が来店し、そこで異性と自由に会話のできるバー。完全会員制であることが多く、話したい異性がいたら、 その旨店舗スタッフに伝えると仲介してくれる。女性もお客であるという点がキャバクラと異なるが、店舗が募集をかけていることもある。

地方での別称

ニュークラブ
北海道札幌市のススキノや北東北の一部地域では「キャバクラ」という名称はその他の地域でのセクシーパブ(キャバ嬢が裸になる店)に該当する店舗を指し、 その他の地域でのキャバクラに該当する店舗は「ニュークラブ」と称している。札幌以外に北海道各地(苫小牧・旭川など)をはじめ、青森など北東北の一部で 用いられている。安い料金設定のキャンパスクラブなどとの差別化のために、店名の頭に「New Club」をつけている高級感のある店も多い。

ラウンジ
九州の一部地域(主に北九州市など)では北海道・北東北同様に「キャバクラ」はその他の地域でのセクシーパブに該当する店舗を指し、その他の地域のキャバ クラに該当する店舗は「ラウンジ」と称されている。なお関西ではラウンジといえば低価格のクラブを指す。

ピアノバー
アメリカニューヨークでは、日本におけるキャバクラのことをピアノバーと呼ぶ場合がある。

社会問題

労働条件
特別な資格もない若い女性が一見高級な賃金を得られるように見えるが、実際は高額な経費を自分で知らない間に払わされることが多く、実際の給料が少なくな ることが多い。キャバクラ嬢の賃金は美容を維持するための経費が形を変えたものでもあり、そのような形での出費も余儀なくされるのが常である。長時間労働 と多量の飲酒により、考える暇もなくなり、このことに気づかないキャバクラ嬢も多い。そして、気づいた頃には心も体も病気にかかり社会生活を送れなくなる 者も多くいる。

社会保険に加入していない会社が多く、加齢や病気などで働けなくなった際に、より過酷な状況に置かれてしまうという問題がある。若年者であるキャバクラ嬢 に対して、労働者の権利や性知識、社会人として必要な知識を伝達されることがないため、使い捨てされているのが現状である。また、多くのキャバクラ業界の 会社が現金手渡しで賃金を渡しており、確定申告や納税の方法を教えないため、納税を行っていないキャバクラ嬢も多い。そもそも基本的にキャバクラ嬢は業務 委託の形で勤務している(この場合キャバクラ嬢は個人事業主)。

感染症対策
2020年、2019新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大した。キャバクラの利用客や従業員からも陽性患者が現れたが、具体的な店名や行動歴を明かさ ないことが多く、濃厚接触者の特定や追跡等を困難にさせる要因の一つとなった[4]。



https://x.gd/FShPd


リ ンク

文 献

そ の他の情報


Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

Mitzub'ixi Quq Chi'j