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社会技術システム

On Sociotechnical system, STS

池田光穂

Responsible autonomy, 責任のある自律
責任はある種の文化的・社会的 空間の中にできるものであり、「責任のある自律」はその行為者の頭の中に確立できるディシプリンであり、自 律を制限されているから、責任性が生じるのである。
Adaptability, 適応性
たしかに、社会技術は適合性を 目標に設計されるべきであるが、その適合そのものの価値基準が揺らいだ時には、適応性の基準へ常に変化にさらされる。この原則は理想論にすぎない。
Whole tasks, 全体課題への応答
ホーリズムを過度に強調すると 全体主義になり、制御のない個別タスクの横溢はカオスになる。全体課題に取り組む時には、功利計算が必要になり、その際の犠牲には、全体によるコンセンサ スが必要になる。そして、全体課題への応答が、結果的に好ましくないことが予想されようとも、デモクラシーの原則に従属されるの で、全体課題への応答が常に、良好なものであることは予測されえない。
Meaningfulness of tasks, 諸課題の有意味性
この諸 課題の有意味性は、全体課題への応答としばしば、矛盾することがある。なぜなら社会技術システムは動的平衡のなかでこそ意味がある。

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099

Mitzub'ixi Quq Chi'j