大学教育改革5原則
Five disciplines for University Educational Reform
1. 大学は学生(顧客)とスポンサー(投資家)に資源を依存する
2. 存在しない教育現場は分析できない
3. 君と組織の能力は君と組織じしんの無能力の決定因になる
4. 教育の供給は学生の需要と等しいとは限らない
5.
小規模なスタッフでは大量の学生の伸び代(成長ニーズ)を把握できるが実行することはできない
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以上のテーゼに対しての私の応答あるいは具体的な指針を示しておこう。
1. 大学は学生(顧客)とスポンサー(投資家)に資源を依存する → 大学は学生とスポンサー(社会)に対して反対給付(counter-service)の意義をもつ。つまり、大学は最終的に社会に対して労働力供給の責務がある。
2. 存在しない教育現場は分析できない → 教育現場とは、具体的に教授陣と学生が出会う場である。
3. 君(=大学教育におけるすべてのステイクホルダー)と組織(=大学)の能力は君と組織じしんの無能力の決定因になる。
4. 教育の供給は学生の需要と等しいとは限らない → 教育市場の供給過剰は、学生の質の低下を引き起こし、教育市場における学生ケアの質の低下は、学生の就学意欲の低下を引き起こす。
5. 小規模なスタッフでは大量の学生の伸び代(成長ニーズ)を把握できるが実行することはできない → 大学が再生産構造をもつためには、ある程度の規模が必要である。重要なのは、上限のサイズを知ることであり、規模を闇雲に多くすることではない。
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文献
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