研究発表のためのプロトコル
7つのステップ
■ステップ1: 授業の理念と目的の確認(つねに還るべき視 点)
知識は我々の身体の外部にある。知識を身体に押し込める無駄なことをやめ、知的想像力を鍛えることに集中する。
この授業では、研究論文を批判的に読解するノウハウを、実際に論文の抄読(紹介のために要約すること)と論評することを通して学びま す。
■ステップ2: まず自分のこれまでの文化人類学の知識を確認 しよう!
■ステップ3: 勉強のグループをつくる(からだを動かして人 類学を実践する)
■ステップ4: 論文の筆者(=人類学者)について調べる
百科事典で調べる(確度+、新鮮度+、革新度+)
文化人類学事典[弘文堂]で(確度+++、新鮮度++、革新度+)
文化人類学事典[最新の英文]で(確度+++、新鮮度+++、革新度++)
インターネットの検索で(確度+、新鮮度+++、革新度+++)
教師に直接聞く(確度+++、新鮮度++、革新度++)
■ステップ5: レジュメ(ハンドアウト資料)を作成する
1)全体の構成
2)内容の要約
3)論評
4)関連文献
■ステップ6: 実際に発表する、つまり実戦=実践する
発表の技法[→上手な発表・楽 しい授業]
質疑応答
1)メモをとり質問者の質問を理解する(→意味不明の質問の場合は聞いて確認)
2)質問にきちんと答えているかモニターする(場合によっては質問者に確認)
■ステップ7: か ならず復習する
自分の発表は良かったか?、質問者の質問は自分の勉強に役に立ったか?、改善すべき 点はあるか?
発表をもっとよくするには、どうすればよいか?
記録を整理し、残す。
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