かならず読んでください

古典的民族誌の基礎読解

Reading Classical texts of Anthropological Ethnography

池田光穂

[授業形態] 演習

[授業目標]

[授業の内容]

[寓話]2022年の出来事(追記)

発 表者Aは、エヴァンズ=プリチャード(EP)の『ヌアー族』の冒頭のヌアーの青年チュオルとEPの リニージ名称の聴取のやり取りが失敗したことを指摘し、具体的な発語の内容をしらなくても、ヌアーは〈調査がやりにくい民族〉をEPが伝えようとしている と解釈した。それに対してコメンテーターBは、チュオルは調査など一切興味がなく「タバコをくれ」という発語のとおりであり、〈調査がやりにくい民族〉と いうのは単にEPのステレオタイプにすぎないと反論した。それを受けて発表者Aは、そのような通常の理解に加えて、EPの観点を読者と共有することで、 EPとチュオルの不機嫌な情動に関する記述や相互作用のすれ違いとして読み、法廷での尋問と比較することで、話者の心になかにどのような感覚経験が去来す るのかという別の視点を導入することで、過去の民族誌記述が現代の民族誌解釈に異なった社会的意味を与え、かつヴィヴィッドに蘇ることを示唆した。

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