言語と人類学
Language and anthropology
解説:池田光穂
人間の言語の特徴(酒井 2002:20-22)
1)自然言語は曖昧さに満ちている
2)文の複雑さには上限がない
3)文法は変わりやすい
言語の定義(酒井邦嘉による)
「言語とは、心の一部として人間に備わった生得的な 能力であって、文法規則の一定の順序に従って言語要素(音声・手話・文字など)を並べることで 意味を表現し伝達できるシステムである」(酒井 2002:22)。
この定義の最大の問題は、言語の定義の中に〈心〉と いう紛らわしい用語が入っていることであるが、人間に備わった能力という程度に理解すれば、それほど混乱を招くものでもない。
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