批判的・応用人類学・入門
Introduction to Critical Applied Anthropology, CAA
解説:池田光穂
【定義】
批判的応用人類学とは「批判的立場からお こなう応用人類学の 理論研究とその実践」のことである。
ここで言う「批判的立場」とは、知識社会 学ならびにマルクス主義などから影響を受けた、研究者が観想する対象とその理論的成果の中に、内省 的メカニズムや社会的関係などを意識し、それらを研究という実践の中に反映させようという知的立場のことをさす。
従って、批判的応用人類学とは、もっとも 広い意味での応用人類学のひとつであり、その立場による限定辞をつけた応用人類学の一領域というふ うにとらえることができる。
応用人類学とは、文化人類学の知識と方法 論を駆使して、さまざまな社会活動の局面に介入(intervention)しようとする知的実践 行為のことをさす。応用人類学を可能にする基礎的素養とは(1)文化人類学、(2)開発学・開発研究(3)行動科学、の3つの領域に関する学問である。
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099