〈映像人類学〉
What is Visulal Anthropology ? What is audio-visual representations of the Others ?
解説:池田光穂
◆ 定義
他者の映像表象に関わる現象を文化人類学の立場からアプローチする学問を映像人類学(visual anthropology)という。この分野の下位学問には、民族誌映画学、民族写真論、民俗表象論、映像表象論などがある。
"Visual anthropology is a subfield of social anthropology that
is concerned, in part, with the study and production of ethnographic
photography, film and, since the mid-1990s, new media. More recently it
has been used by historians of science and visual culture.[Eddy,
Matthew Daniel (2013). "The Shape of Knowledge: Children and the Visual
Culture of Literacy and Numeracy". Science in Context. 26: 215–245. doi:10.1017/s0269889713000045]
Although sometimes wrongly conflated with ethnographic film, Visual
Anthropology encompasses much more, including the anthropological study
of all visual representations such as dance and other kinds of
performance, museums and archiving, all visual arts, and the production
and reception of mass media. Histories and analyses of representations
from many cultures are part of Visual Anthropology: research topics
include sandpaintings, tattoos, sculptures and reliefs, cave paintings,
scrimshaw, jewelry, hieroglyphics, paintings and photographs. Also
within the province of the subfield are studies of human vision,
properties of media, the relationship of visual form and function, and
applied, collaborative uses of visual representations." - Visual
anthropology
●写真資料——いわゆる決定的瞬間について——
Esta
imagen fue tomada por Bob Madden, fotógrafo que cubría el terremoto de
1976 en Guatemala, y fue seleccionada por la revista National
Geographic como una de las mejores fotografías publicadas en la revista
en 50 años. La foto capta el instante cuando una avioneta que llevaba
abastecimientos para los damnificados del terremoto del 4 de febrero de
1976, impactó con un camión en las inmediaciones de Guastatoya, El
Progreso. #PeriodismoQueDaLaCara
◆ エッセー
私(=池田光穂)の専門とする文化人類学には、映像人類学(visual anthropology)と いう分野があります。これは美学的観想や商業的映像詐術を目的としたものではなく、他者の映像的表象の 可能性をさぐる研究領域と記録という目的があります。これらは総じて民族誌的映画 (みんぞくしてき・えいが)と呼ばれるジャンルを形成してきました。そのような 営為を侮蔑する言葉として〈糞どきゅめんと〉という栄えある表現がこれまで生まれて きたように、他者を〈素直に〉表象するということもまた偉大な詐術であるという映像人類学の 理論的反省(ひろく1970年代後半を想定していますが)が生まれました。このような時代的かつ理論的反省を契機に、人類学的映像表象における映像的(= つまり美 学的) 観想の意味や、映像の詐術の構成論的分析などの研究が進み、民族誌的映画というものは 〈他者の映像表象〉を考える格好の材料として、ひろく教育現場にも活用されるように なってきました。私は専門家ではありませんので、これ以上の紹介はできないのですが、 そのようなピチピチしたドキュメンタリー作家が一同に介してイベントをやるということ です。フィールドに出て、現場でお話をすれば〈他者を理解できる〉というナイーブな理解を よもやこのセンターのスタッフのメンバーはお持ちではないようですが、この分野(=映像人類学) のフェチ狂に近い最新の作品(はっきり言って門外漢にはしょうもないかもれない)を 作者の前で議論するのも、またとないよい機会ではないと思います。
■私のおすすめする映像作品(順不同)
■
China's Van Goghs Trailer | Painting With Light 2017(You_Tube)
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Mohsen Makhmalbaf (Alefbay e afghan 2002)- The Afghan Alphabet(You_Tube)
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