進化生物学からみた医療人類学
Medical Anthropology: A Evolutionary Biological View, Post Graduate Seminar on Medical Anthropology, 2015
開講日注意してください:4/13, 4/20, 4/27, 5/11, 5/18, 5/26
池田光穂
健康と病気に関する文化的および社会的現象を研 究対象とする人類学研究を、医療人類学(medical anthropology)と呼ぶ。この授業は、健康と病気に関する人間のさまざまな諸実践(これが考え得る最も広義の「医療」の定義である)が、文化人 類学の基本的な概念と方法を用いれば、研究と分析が可能となり、その時代や社会の価値評価になり得る基礎資料を呈示できることを、講義と演習(文献読解) を通して明らかにする。今年は、伝統社会の生活様式を様々 な角度から眺めることを通して、現代社会の在り方について考えます。伝統社会は比較的小規模で、狩猟採集・牧畜・農耕などの生業様式を特徴として、人類の 数万年の歴史のほとんどを占めてきた社会(=世界)です。他方、伝統社会も含めた現代社会は、多かれ少なかれ工業革命の影響を受け、加速度的に発展しつつ ある情報や物流の地球規模化(グローバリゼーション)の中にあります。現代社会の病気と健康を考えるためには、ミクロ的な臨床社会学の研究アプローチの他 に、このような比較研究——私の用語で言う進化社会学的研究のひとつ——を通して明らかにする必要があります。
■科目名:医療人類学
■時間割コード:360133
■開講:第1学期:■曜日時限:月・6/7限
(18:00-21:10)■特記事項:開講日注意してください:4/13,4/20,4/27,5/11,5/18,5/26
■キーワード:医療人類学、身体、文化、心、ヒュー
マン・コミュニケーション
■授業の目的:
1.医療人類学の基本的な知識と研究法について学
ぶ。
2.人間中心の医療を召喚することができるか/否かの吟味をおこなう。
3.医療実践が文化の文脈依存という社会的拘束性を受けるという理論的根拠を理解する。
■教科書:
■参考書
■成績評価
■スケジュール
■章のアサインメント
■章立て
■授業計画
■資料:Jared Diamond, The world until yesterday : what can we learn from traditional societies? New York: Viking, 2012. とGuns, germs, and steel : the fates of human societies, New York: W.W. Norton, 2005.
回数 |
タイトル |
ファイル(パスワード付き) |
1 |
プロローグ:空港にて |
Pro-World_u_Yesterday_JD2012.pdf |
2 |
第1章 友人、敵、見知らぬ他人、そして
商人 |
01-World_u_Yesterday_JD2012-2.pdf |
3 |
第2章 子どもの死に対する賠償 |
02-World_u_Yesterday_JD2012.pdf |
4 |
第3章 小さな戦争についての短い話 |
03-World_u_Yesterday_JD2012-2.pdf |
5 |
第4章 多くの戦争についての長い話(前
半) |
04-World_u_Yesterday_JD2012-3.pdf |
6 |
第4章 多くの戦争についての長い話(後
半) |
(上に同じ) |
7 |
第5章 子育て |
05-World_u_Yesterday_JD2012-4.pdf |
8 |
第6章 高齢者への対応——敬うか、遺棄
するか、殺すか? |
06-World_u_Yesterday_JD2012-5.pdf |
9 |
第7章 有益な妄想 |
07-World_u_Yesterday_JD2012-6.pdf |
10 |
第8章 ライオンその他の危険 |
08-World_u_Yesterday_JD2012-7.pdf |
11 |
第9章 デンキウナギが教える宗教の発展 |
09-World_u_Yesterday_JD2012-8.pdf |
12 |
第10章 多くの言語を話す |
10-World_u_Yesterday_JD2012-9.pdf |
13 |
第11章 塩、砂糖、脂肪、怠惰 |
11-World_u_Yesterday_JD2012-10.pdf |
14 |
エピローグ 別の空港にて |
Ep-World_u_Yesterday_JD2012-11.pdf |
15 |
さらなる読書のために |
■コメント
Do not paste, but [re]think this message for all undergraduate students!!!