か ならず読んでください

「物語の構造分析序説」

Introduction à l'analyse strucuturale des récites, An Introduction to the Structural Analysis of Narrative

池田光穂

「物 語の構造分析序説（Introduction à l'analyse strucuturale des récites）」は、ロラ ン・バルト（Barthes, Roland, 1915-1980）による1966年の論文（Communications, 8, 1-27, doi : 10.3406/comm.1966.1113）で ある。同年にすでに英訳で、An Introduction to the Structural Analysis of Narrative. で交換されている。

目次

• （序論）
• １．物語（レシ）の言語
• １．１　文を越えて
• １．２　意味のレベル
  
• ２．機能
• ２．１　単位の限定
• ２．２　単位クラス
• ２．３　機能の統辞法
  
• ３．行為
• ３．１　登場人物の構造的ステイタスに向かって
• ３．２　主体の問題
  
• ４．物語行為
• ４．１　物語のコミュニケーション
• ４．２　物語の状況
  
• ５．物語の体系
• ５．１　ゆがみと拡大
• ５．２　ミメーシスと意味
  
• +
  

含 意

『物 語の構造分析』では、作家の伝記的評論の「死」を宣言し、かつ作者の「意図」を拒否し、作品の理解を読者に委ねることになる。この場合のジレンマは、「作 品の真の解釈」の多元性について、従来の文芸批評という枠組みでは理解不能ないしは耐えきれないという問題を抱えることになる。

リ ンク

• 語りは出来事の報告 ではなく、出来事そのものである（モーリス・ブランショ, 1959）
• 病いの 語り：哲学と人類学・社会学の架橋
• ポリフォニー小説としての山 崎豊子原作『白い巨塔』（1963- 1965）
• ミ ハイル・バフチン『ドストエフスキーの創作の問題』1929年，ノート
  

文 献

• 物語の構造分析 / ロラン・バルト [著] ; 花輪光訳，東京 : みすず書房 , 1979（Barthes, Roland, 1966.Introduction à l'analyse strucuturale des récites．Communications, 8, 1-27）
  

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