環境テロリストとエコ・ポルノ
Eco-terrorists and "Ecological
pornograhy"
環境テロリストとエコ・ポルノ
環境テロリストとは、環境破壊の元凶をなし、人びとに恐怖を引き起こす現象を環境テロリズムと命 名して もよいだろう(池田光穂の造語的使用)。テロリズムは、個人(ゴミの不当放棄)でおこなわれることもあるし、組織(工場排水による水系の汚染)や社会・国 家(原子力汚染、戦争による環境破壊)によるものもある。テロおよびテロリストは、否定的意味をもったラベルであるので、具体的な相手や標的をもった際に は慎重な対処が必要になるだろう。
他方、エコ・ポルノは、環境保護や「地球にやさしい」などを売り文句にして消費の拡大を正当化す る言説のことを椰揄して表現したことば、D・スズキによる。[→D・スズキ『未来への選択』NHK出版,p.169]出典:細川弘明「省エネと「省エネも どき」」原子力資料室通信224号(1993.1.30)p.10。