On Information Ethics via Cinema, "The Social Network"
2010年の映画(デヴィッド・フィンチャー監督、ジェシー・アイゼンバーグ主演)『ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)』を教材にして、情報倫理を含む、さまざまな社会的「コード」のことを考察するのが、このページの目的である。
登 場人物は、実在する人たちであるが、メイキング映像で監督自身が述べているように、物語の骨子は実話に基づきながら、シナリオそのものはフィクションであ る。したがって、この映画を教材にして、情報倫理等を学ぶには、仮想的なザッカーバーグと彼の仲間たち、また、FBの会社立ち上げに関する「仮想のストー リー」として理解することが必要である。
登場人物
シノプシス(ウィキペディア『ソーシャルネットワーク』[日本語]等から)
恋人エリカにふられた腹いせで、彼女のついての悪口をブログに書き、さらに、女子寮の名簿写真からハックした写真をあつめ、格付けする Facemashを即席で立ち上げる。「大学の査問委員会に呼び出しを食らったマークは、半年間の保護観察処分を受け、大学中の女子学生の嫌われ者とな る。そこへ、ボート部に所属するエリート学生である双子兄弟、キャメロン・ウィンクルヴォス、タイラー・ウィンクルヴォスと、その友人のディヴィヤ・ナレ ンドラに声を掛けられる。3人はマークの優れたプログラミング能力に目を付け、「harvard.eduドメイン」に群がる女性に出会うことを目的とした ハーバード大学の学生専用コミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼」する。
他方、エドゥアルド・サベリンは千ドルの出資を申し出て、ソーシャル・ネットワーキングサイトづくりがはじまる。エドゥアルドはCFO(最高財務責任者)をつとめ、FBが出来上がる。
「エドゥアルドが所属するファイナル・クラブ「フェニックス - S K・クラブ」の人脈を利用して瞬く間に広まってゆく。これに気付いたウィンクルボス兄弟らは、アイデア盗用でマークを訴えようとしたが、資産家の子息でも ある彼らは「ハーバードの紳士は訴えない」という思想のために思い留ま」る。
マー クは、ナップスターの創設者のショーン・パーカーと出会い、親交を深めることで、パロアルトに進出し、企業としての事業が飛躍的に拡大する。他方、エドゥ アルドは、ショーンとの不仲も不幸して、次第に疎外されて行く。最終的に「エドゥアルドは会社の銀行口座を凍結させてショーンとマークが進める投資話を止 めようとし、マークとの友情に亀裂が入る」。
この後に、エドゥアルド・サベリンとウィンクルボス兄弟が、ザッカーバーグに対して訴訟を起こし、その間の示談に関わる情景が、それまでの
エピソードの間に、挿入される。そのため、この映画の鑑賞者は、多少混乱するが、このストーリーと作劇上の時間的挿話のことを頭に叩き込んでおけば、ザッ
カーバーグのコミュニケーション下手さと、プログラマーとしての天才ぶり、また、人との思いやりに多少かけたナード(オタク)ぶりと、彼の生き方が上手に
描かれていることがわかる。
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