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ディーン・マッカネル『ザ・ツーリスト』研究ノート

On Dean MacCannell's  The Tourist and his thesis on modernity

池田光穂

この本のなかでの重要な議論は、1)アー ヴィング・ゴッフマン(ゴフマン)の「おもて」と「うら」の議論、2)マルクス理論の記号論的解釈、 3)エスノメソドロジーの認識論を行動分析に関連づけること、これら3つである。

また、本書の核となるテーゼは「私たちはみな観光客だ(we are all tourists)」である(邦訳書 229ページ, p.191)。

MacCannell, Dean. The Tourist: A New Theory of the Leisure Class. New York: Schocken Books, 1976. _ "MacCannell uses the tourist as a model to describe the condition of "modern man." He argues that tourism is a kind of resistance to the development of modernism, a failed attempt to subvert alienation which ultimately succeeds in confirming it; when modern peoples seek reality in other periods and cultures, they reaffirm the alienation from their own. (He explains, for example, that tourists are usually criticized for their superficial understanding of other people and places, implying that they don't see thing the way they "ought" to be seen.) He links tourism, especially international tourism and sightseeing, to the expansion of modernity and the "alienating" blurring of the lines between work and leisure. MacCannell relies heavily on theory--structuralism, Marxism, and semiotics, to name a few--but presents his arguments in a sufficiently concise and organized way as to avoid overburdening the reader with jargon. [C. Rector]" - https://www.amst.umd.edu/Research/cultland/annotations/MacCann1.html

「マッカネルは、観光客をモデルとして 「現代人 」の状態を描写している。彼は、観光とはモダニズムの発展に対する一種の抵抗であり、疎外感を覆そうとする試みの失敗であり、最終的には疎外感を確認する ことに成功していると主張する。(現代人が他の時代や文化に現実を求めるとき、彼らは自国からの疎外を再確認するのである(例えば、観光客は通常、他の人 々や場所に対する彼らの表面的な理解を批判されるが、それは彼らが物事を「見るべき」方法で見ていないことを暗に示している)。彼は観光、特に国際観光と 観光を、近代の拡大と、仕事と余暇の境界線の「疎外的な」曖昧さと結びつけている。マッカネルは理論--構造主義、マルクス主義、記号論など--に大きく 依存しているが、専門用語で読者に負担をかけないよう、十分に簡潔かつ整理された方法で議論を展開している。[C・レクター]」

Foreword by Lucy Lippard The Tourist in 2013 Introduction to the 1989 Edition Acknowledgments
序文類
01-DMacCannell_tourist_Jap.pdf
D_maccannell_tourist_1976-2013_Part1.pdf
Introduction
0.序章


1. Modernity and the Production of Touristic Experiences
1.近代性と観光的経験の生産

D_maccannell_tourist_1976-2013_Part2.pdf
2. Sightseeing and Social Structure
2. 物見遊山と社会構造


3. The Paris Case: Origins of Alienated Leisure
3. パリ:疎外されたレジャーの起源


4. The Other Attractions
4. その他のアトラクション
02-DMacCannell_tourist_Jap.pdf

5. Staged Authenticity
5. 演出された本物性


6. A Semiotic of Attraction
6. アトラクションの記号論

D_maccannell_tourist_1976-2013_Part3.pdf
7. The Ethnomethodology of Sightseers
7. 物見遊山客のエスノメソドロジー
03-DMacCannell_tourist_Jap.pdf

8. Structure, Genuine and Spurious
8. 構造・純粋・まがいもの


9. On Theory, Methods, and Application
9. 理論と方法と応用について


Epilogue
10. エピローグ

D_maccannell_tourist_1976-2013_Part4.pdf
Notes Index 脚注と目次


★ゼミナールや授業で、マッカネル『ザ・ツーリスト』を読む人のために

I. 近代性と観光経験の生産
1. マルクスの記号論



2. 商品とシンボル



3. 文化的経験の構造



4. 文化的産物と社会集団



5. 労働の経験


II. 観光と社会構造
1. 近代性の道徳的結合



2. 観光対象と構造的分化



3. 観光地区



4. 観光世界の分化


III. パリの事例——疎外された余暇の起源




0.(無題)



1. 労働の展示



2.(無題)


IV. その他の観光対象
1. 近代文化における博物館の機能



2. 公園



3. 伝統



4. 歴史


V. 演出された真正性
1. 表舞台・舞台裏・現実性



2. 舞台裏と社会的連帯



3. 観光の状況設定における真正性



4. 観光の状況設定における演出された 真正性



5. 観光の状況設定の構造



6. 観光客と知識人
・知識人による観光批判の系譜学
・デイビッド・リースマン「他人志向」
・ヘルベルト・マルクーゼ「一元的人間」
・ソースタイン・ヴェブレン「顕示的消費」
・マーク・トゥエイン「イノセント・アブロード」
・ダニエル・ブーアスティン「擬似イベント」


7. 結論


VI. 観光対象の記号論
1. マーカー ・デュルケームとレヴィ=ストロース+ チョムスキーの違い
・記号学は、チャールズ・サンダー・パースにはじまる
・記号は誰かに何かを表示する


2. サイトの錯綜とマーカーの錯綜



3. マーカー(記号表現)とサイト(記 号内容)の関係



4. 接触と認識



5. マーカーによるサイトの支配



6. 象徴としてのマーカー

VII. 観光客のエスノメソドロジー
1. 私がそれをはじめて実際にみたとき
・大学の授業そのものが観光のエスノメソ ドロジーで分析できる
・観光行為の最終局面への観察が重要
・徴表(マーカー)
・ルーブルの説明(p.165)
・真の徴表と、そうでないもの(p.166)
・観光では真の徴表(マーカー)が生産されるというのがみそ。
・ソルボンヌ大學は存在しない=あるのは分散したキャンパス
・オックスフォード大学はどこにある?というギルバート・ライルのパロディ
・観光の真のマーカーには、真理などはない
・学生は「真理探究が重要だ」ないしは「これが真理だ」というものには(自ら確証もないのに)容易に追随するが「真理などはない/その道は非常に困難/相 対的な位相しか持たぬ」というその信念を維持するために不断の努力を要するものには耳を貸そうとしない。バカ教授も同様
・リーウォーとルーブリーの真理表
・観光表象の横溢(169)
・国立博物館の展示物は(正当な国民史・国家史が時代により変化するために)つねに変動的にならざるをえない。
・いわんや民族学・文化人類学においておや(→「」)
エスノメソドロジー

2. 真なるものの表象



3. 社会的現実の構成


VIII. 本物と偽物の構造
1. 偽物の構造



2. マクロ的構造のフィクション性



3. 本物の構造



4. 結論
blue_guide_roland-barthes-mythologies.pdf (with password)

IX. 理論・方法・応用について
1. 応用



2. 方法



3. 理論


X. 終章

・touristic という用語をめぐってのエッセー
・観光の産業化、営利化への批判
・現代人を悪者にすることなく、営利とその管理システムを批判している
・グローバル資本主義批判(239ページ)
・touristiなものは終焉しないテーゼ(240ページ)

Vivian Maierの作品の再発見 オプショナルツアー:Vivian Maier さんが、ブラック&ホワイトの写真で、あなたを「彼女がみた過去の世界:永遠のシカゴ」の世界にご案内します。


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