人類学の起源
The origins of
anthropology:
A Graphic Guide 007
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教科書(Cultural Anthropology Remix 協賛):今回の教科書は Merryl Wyn Davies
が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は
Icon Books, 2002 です。8年後に改定されて、Merryl Wyn Davies and PIERO, Introducing
Anthropology: A Graphic Guide, Icon Books Ltd.,
2010.となりました。いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カ
ルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでな
いだろうか。とってもおもしろい本です。文化人類学の現代の問題系
にまでしっかり踏み込んでい ますが、そのことを
明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿
勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。それが、な、なんと邦訳されました!!!
メリル・ウィン・デイビス『人類学』池田光穂+額田有美訳、現代書館、2021年10月 ISBN-13 : 978-4768401095
007 |
【II】人類学史 Part
1:人類学の起源 |
7.
人類学の起源 |
7. 人類学の起源 「人類学を人類学たらしめるものは、具体的な探究の対象ではなく、学問(ディシプリン)と実践としてのその歴史である。」 ヘンリエッタ・ムーア(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス社会人類学教授) 【台詞】アナザシ「どの歴史、どのような実践なのかな?どのように人類学は始まったというのかな?」 【台詞】学者(人類学者)「近代的学問(モダンディシプリン)かつ専門的職業としての人類学は、人類学を教える大学学部の設立から始まるのじゃ」 アメリカ合衆国では、ボアズが1896年にコロンビア大学で教鞭を取り始めた。イギリスでは、1906年にオックスフォード大学において人類学という新し い学位が導入された。それと時を同じくして、人類学の実践が民族誌(エスノグラフィー)(人びとがどのようにどこで生活しているのかについての拡大研究) として確立された。 ★ 「歴史を感じる瞬間について」 |
リ ンク
文 献
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CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099