はじめによんでください

ルーツへの回帰

Return to roots; A Graphic Guide 020

池田光穂

■  教科書(Cultural Anthropology Remix 協賛):今回の教科書は Merryl Wyn Davies が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は Icon Books, 2002 です。8年後に改定されて、Merryl Wyn Davies and PIERO, Introducing Anthropology: A Graphic Guide, Icon Books Ltd., 2010.となりました。いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カ ルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでな いだろうか。とってもおもしろい本です。文化人類学の現代の問題系 にまでしっかり踏み込んでい ますが、そのことを 明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿 勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。それが、な、なんと邦訳されました!!! メリル・ウィン・デイビス『人類学』池田光穂+額田有美訳、現代書館、2021年10月 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4768401095

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【III】人類学史 Part 2:ルーツに戻ると・・
20.    ルーツへの回帰
20. ルーツへの回帰

ここまでのところで、人類学の従来型の歴史を支える哲学的ルーツを見てきた。これらは、人類学が依拠し、どのように作動するのかを方向付けた基盤である。 これらのルーツと、モダン人類学の系譜、そして4つの学術的ディシプリンの分派とを結び合わせるために必要なのは、以下のものである。

1つの特徴:〈未開〉

2つの理論:進化主義と伝播主義

1つのイデオロギー:人種

アナザシ「つまり、俺に戻って来るんだよ!」

★人種
★イデオロギー

リ ンク

文 献

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CC

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