知識の理論
Studies on
the Theory of Knowledge
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理科系/文科系の二分法(C・P・スノー)の枠組を乗り越えるために、知識生産に関する諸学を「知識生産学系」として構想する。
理科系と文科系という二分法が、すでに21世紀には知識生産にとって大きなネックになっているが、多くの人がその認識論的呪縛(=自然 発生 的認識論)から逃れることができない。
古い生き物を古い殻から追い出すには時間と労力がかかる。そのために、「知識生産学系」という第三項の枠組を新たに構築し、それぞれの 両者 の政治的均衡を分解させる。
これは、不況時にとかく「無用の長物」と見なされ勝ちな文科系の学問の良質な部分を救済し、無能な部分を切り離し、文科系を活性化させ るこ とにも役立つことであろう。
上の転換モデルは、戦略情報システム論からみると、組織転換における「モジュラー転 換法」と 「フェイズ・イン転換法」(石川 1986:163-6、オリジナルはBurch and Grundnifski 1989)とよばれているもののハイブリッドに相当する。
*スノー(Charles Percy Snow, 1905-1980)男爵による二分法では、科学者文化(=「科学者」ここでのモデルは物理学者)と人文的文化(=「文学的知識人)である。
Strangers and Brothers (1940), The Masters (1951), The New Men (1954), Corridors of Power (1964).and, The Two Cultures and the Scientific Revolution (1959)
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■ 文献
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