はじめによんでください

社会生物学の隆盛

Rise of sociobiology; A Graphic Guide 035

池田光穂

■  教科書(Cultural Anthropology Remix 協賛):今回の教科書は Merryl Wyn Davies が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は Icon Books, 2002 です。8年後に改定されて、Merryl Wyn Davies and PIERO, Introducing Anthropology: A Graphic Guide, Icon Books Ltd., 2010.となりました。いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カ ルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでな いだろうか。とってもおもしろい本です。文化人類学の現代の問題系 にまでしっかり踏み込んでい ますが、そのことを 明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿 勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。それが、な、なんと邦訳されました!!! メリル・ウィン・デイビス『人類学』池田光穂+額田有美訳、現代書館、2021年10月 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4768401095

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【IV】人類学の四大領域:社会生物学の隆盛
35.    社会生物学の隆盛
35. 社会生物学の隆盛

自然人類学は、人種主義との関連性が指摘され、そして現代生物科学の台頭もあり、やがて時代遅れとなった。しかし、1970年代から1980年代にかけ て、人間行動の遺伝的基盤の研究である社会生物学の発展をとおしてに再び大流行した。

【台詞】アフリカの男性「人類学における社会生物学の関わりと意味は、主要な現代論争の主題となっているんだね」——そして—— 「つまり、それは望んで いない歴史のすべてが自らにはね返ってきてるんだな」

リ ンク

文 献

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