初期人類学と遺伝学の新たな繋がり
New connections between
early anthropology and genetics;
A
Graphic
Guide 037
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教科書(Cultural Anthropology Remix
協賛):今回の教科書は Merryl Wyn Davies
が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は
Icon Books, 2002 です。8年後に改定されて、Merryl Wyn Davies and PIERO, Introducing
Anthropology: A Graphic Guide, Icon Books Ltd.,
2010.となりました。いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カ
ルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでな
いだろうか。とってもおもしろい本です。文化人類学の現代の問題系
にまでしっかり踏み込んでい ますが、そのことを
明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿
勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。それが、な、なんと邦訳されました!!!
メリル・ウィン・デイビス『人類学』池田光穂+額田有美訳、現代書館、2021年10月 ISBN-13 : 978-4768401095
037 |
【IV】人類学の四大領域:初期人類学との他
のつながり |
37.
初期人類学と遺伝学の新たな繋がり |
37. 初期人類学と遺伝学の新たな繋がり 遺伝子は集団(個体群)のなかで研究される。人口集団の最重要課題は、交配と生殖のコントロールである。「未開社会」概念と未開の特徴を構築するために最 初に利用されたのが、家族であり親族であったのはまさにこのためなのだ。 【台詞】アナザシ 「どうりですべて親しみやすく聞こえるよね!」 【台詞】アナザシ 「でもそれだけじゃない…」 これ以外の類似性は、進化論的適応の環境が、先史時代に起こっているということにある(もっとも、それは自由に想像する便利な領域なのであるが) |
リ ンク
文 献
そ の他の情報
CC
Copyleft,
CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099