人類学的言語学
Anthropological
linguistics;
A
Graphic
Guide 039
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教科書(Cultural Anthropology Remix
協賛):今回の教科書は Merryl Wyn Davies
が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は
Icon Books, 2002 です。8年後に改定されて、Merryl Wyn Davies and PIERO, Introducing
Anthropology: A Graphic Guide, Icon Books Ltd.,
2010.となりました。いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カ
ルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでな
いだろうか。とってもおもしろい本です。文化人類学の現代の問題系
にまでしっかり踏み込んでい ますが、そのことを
明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿
勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。それが、な、なんと邦訳されました!!!
メリル・ウィン・デイビス『人類学』池田光穂+額田有美訳、現代書館、2021年10月 ISBN-13 : 978-4768401095
039 |
【IV】人類学の四大領域:人類学的言語学 |
39.
人類学的言語学 |
39. 人類学的言語学 19世紀から20世紀のほとんどの間、言語学と人類学は、人類学と考古学と同じような関係を結んでいた。つまり、言語とその歴史的発展との関連性を解明す べく、馴染みのない外来の言語を研究するという共通の関心を共有していた。 【台詞】ノーム・チョムスキー「当時の言語学は、変形と生成の諸理論(transformational and generative theories)により大きな革命を経験したのだ」 【台詞】学者(人類学者)「とりわけノーム・チョムスキー(1928-)は、すべての言語の根幹をなす基礎つまり〈普遍的文法〉の発見を目標としたの じゃ」 そこでは、人類学者は言語学の概念と理論を使っている。このような言語学モデルは、社会をコミュニケーションの体系と見なす構造主義者たちや、言語を思考 様式の基盤だと考える認知社会人類学者によって、文化・社会行動のモデルとして使われている。 |
リ ンク
文 献
そ の他の情報
CC
Copyleft,
CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099