はじめによんでください

代理出産

surrogacy

解説:池田光穂

【体外受精 in vitro fertilization, IVF】

【用語集】

【日本における代理母論争】

【審議会以外では報道されにくい倫理上の 諸問題】

【ベビーM事件】

【2018年の時点で外国人がカンボジア で代理母出産すると人身売買の罪で違法に問われます】

「ロ イター通信などによると、カンボジア警察当局は[2018年6月]23日、中国人向けの代理出産ビジネスを行っていたとして首都プノンペンで摘発を行い、 33人の妊娠中の女性を発見したと発表した。摘発の際に拘束された中国人の男1人を含む5人の業者は、人身売買に関する法令に違反した疑いで起訴される見 込みだ。/妊娠中の女性はそれぞれ1万ドル(110万円相当)の報酬で、いずれも中国人の子どもを妊娠していた。当局はこの業者がすでに20件以上の代理 出産を手掛けたとみている。/カンボジアは海外向け代理出産ビジネスが盛んになったため、2016年に国が違法とした。過去にはオーストラリア人の女が代 理出産ビジネスを行ったとして実刑判決を受けたことがある」讀売新聞報道2018.06.24

【解 説】胚は中国製でも、母体(製造工場ないしは生産現場)はカンボジア製なので、生まれた子供はカンボジア製つまりカンボジア人となります。それを契約主に 成功報酬で支払うのは、国民=人間を物品として売買する契約にあたるという法理で裁いているのではないかと思われます。きわめて妥当な対処だと思います。 子宮は道具ではないという意味で、営利に走る日本の産婦人科や医学界ならびに、それを黙認する日本政府にとっても警鐘を鳴らすうえでもよろしい判断ではな いかと思います。

教科書:

いくつかの関連リンク

【問題】

映像資料を視聴したあと、次の3つの課題 について答えなさい。

医 療人類学辞典


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