研究倫理データベース
Research Ethics Web Archives in my site, 池田光穂
研究倫理(Research Ethics)とは、研究活動がなんらかの社会性をもち、かつその成果が社会に影響を与える時に、社会がその成員とりわけ科学者集団に対して、なんらかの 規範を与えて、それを適切に制御(コントロール)することを意味する。通常、人が考えたり、研究したりすることは、研究する人の独自で自由な活動であり、 それが何らかのかたちでコントロールされることは、一見理不 尽なような印象を与える。しかし、社会性をおびた人間の属性から、研究が他の人々になんらかに危害を及ぼすことは、その量や数の多寡にかかわらず常に起こ りうる危険性をもっている。さらに、研究が「人類を幸せにする」という社会的使命を標榜し、社会から承認され研究費や声援(モラルサポート)を受けている 場合においては、 研究倫理上の規範をを、研究者自身あるいは研究集団そのもののが作り、それを遵守することは避けられない。他方で、研究の正しさ、客観性の担保、そして 「人類の福利」などの基準などは、時代や社会によって相対的に決まるという特性があるために、研究 倫理上の正しさや正当性の基準もまた変化しうる。それゆえに、研究倫理は、研究者集団およびそれを見守る社会によって、定期的に管理、点検され、必要に応 じて改訂してゆく作業が不可欠である。
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