プレゼンテーションとは、相手を説得することだ!
Presentation is
about persuading others
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What is Presentation? Here, the strategic definition of the presentation will be mentioned. Presentation is about persuading others. Presentation is about convincing others. And I don't mean verbally, I mean by convincing. Communicating knowledge is a form of presentation. It's not easy to convince others. People don't like to be persuaded out of their minds. People are happy when they understand something, no matter how trivial it is. In order to discuss with others, it is important to understand them. It is also necessary that the other person understands what you are saying. |
ここでは、プレゼンテーションの戦略的定義(Strategic definition of presentation)が開陳されます。
プレゼンテーションとは、相手を説き伏せることです。それも言葉の暴力ではなく「納得」という方法によってということです。
ふつう、プレゼンとは相手に自分のいうことを理解してもらうということが、そのもっとも穏当な定義です。しかし、理解してもらえなかった場合、 我々はそれを「プレゼンの失敗」と言うわけですから、我々が「プレゼンの方法」や「効果的なプレゼン技法」などと言っている背景には、プレゼンに対して本 当は積極的な意味を投影しているはずなのです。
そのプレゼンの伝統を私は、古代ギリシャやローマにおける修辞法にもとめました。
そこでは、言葉とは正しく発せられる必要があること。正しく発せられるためには、弁論(プレゼンの原初的形態)する人そのものが正しくなければ なりませんし(生き方の倫理性)、また他方では正しく生きている人は、自分がおこっている行為を正しく人に説明しなければなりませんし、また、正しいと信 じているがゆえに、それを他者に伝えなければならない(弁論=説得行為の倫理性)が問われることになります。
つまり、弁論とは言葉を使った倫理的行為に他なりません。
プレゼンテーションもまた倫理的行為なのです。
臨床コミュニケーション[定義]
人間が社会生活をおこなうかぎり続いてゆく、ある具体的な 結果を引き出すためにおこなう対人コミュニケーションのこと。
ディスコミュニケーション[定義]
あることを理解するということには、認識知のほかに、臨床 コミュニケーション[定義は上掲]にもとづく臨床知や実践知という別種の「知」があるにもかかわらず、この事実が忘れられている。このよう な知(認識知・臨床知・実践知)の不十分な理解にもとづく、コミュニケーションの失敗や不全を呼ぶ。