プレゼンテーションの方法
復習は想起の技法で!
ここでは、復習のスライドと、「審問(しんもん)」と称する原理原則を問う疑問が提示されます。
復習のスライドは、受講生に想起を促し、今回の授業もまた全体の大きな流れの中で、何らかの意義をもつものであることを示唆します。そのこと で、受講生に対して連鎖的な意味を思い起こすことの重要性を感じさせます。
その重要性とは、復習を通して、臨床コミュニケーションを〈学ぶことの意味〉を問いかけることに他なりません。
このことを常に問えることが「臨床コミュニケーション」を理解することの重要な手がかりになります。
臨床コミュニケーション[定義]
人間が社会生活をおこなうかぎり続いてゆく、ある具体的な 結果を引き出すためにおこなう対人コミュニケーションのこと。
ディスコミュニケーション[定義]
あることを理解するということには、認識知のほかに、臨床 コミュニケーション[定義は上掲]にもとづく臨床知や実践知という別種の「知」があるにもかかわらず、この事実が忘れられている。このよう な知(認識知・臨床知・実践知)の不十分な理解にもとづく、コミュニケーションの失敗や不全を呼ぶ。