プリセプターとプリセプティー
Preceptor and Preceptee, Preceptorship
解説:池田光穂
プリセプターシップ(プリセプター制度)とは、見習いの新人(プリセプティー, preceptee)を先輩の現場の熟達者(プリセプター, preceptor)が、一緒に現場で指導する「現場教育訓練」(On the Job Training, OJT)の制度のことである。
日本の医療現場では、この制度は病院の看護教育に使われることが多く、この場合は、プリセプターは先輩看護師、プリセプティーは新人看護師のことを意味することが多い。またその研修期間は約1年間である。
プリセプターシップに関する、プリセプターやプリセプティという用語が(英語圏の)医療界で登場するのは1970年代以降であり、看護の現場教育よりは、医療およびパラメディカルの卒後の現場教育の中で用いられるようになった。徒弟ではなく、先輩による指導という一種の実践共同体における技能伝達という機能をもつことは明らかである。
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