国際労働移民のアポリア
Global or
Local Apiria of Internationala Labour Migration
国際的で円滑な移民の促進がなされない4つの理由(cf. カースルズとミラー 2011:391-392)
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■移民のポイント制度とは?
入国をして社会経済活動をおこなう内容や(例:日本の法務省なら「高度学術研究活動」「高度専門・技術活動」「高度経営・管理活動」)彼ら がもつ資質(同じく「学歴」「職歴」「年収」など)をポイントにして、その点数を達したポイントの合計が一定点数に達した場合に、出入国管理上の優遇措置 を与えることにより、「高度人材外国人」(日本の用語)の受入れ促進を図ることを目的とした制度。各国でポイントのカウントや、就業ビザ等で優遇したり、 総量を定めて、無条件な入国をさせないような仕組みになっていることが一般的である。
■(研究の叙述法):コラージュ的文化構成(すでに先行研究にこの用語はあるか?:パスティーシュ、)
■ 章立て
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略語一覧
「国際移民の時代ウェブサイト」について
移民統計に関する覚書
第1章 序 論
1 グローバル移民の挑戦
2 現代の移民 ―― 概観
3 グローバル・ガヴァナンスにおける移民
4 エスニシティの多様性、人種差別そして多文化主義
5 本書の目的と構成
第2章 移民理論
1 移民過程の説明
2 移民システムとネットワーク ―― 学際的アプローチへの動き
3 移民から定住へ
4 国家と国民
5 シティズンシップ
6 結 論
第3章 グローバリゼーション・開発・移民
1 グローバリゼーション
2 社会変容
3 移民と開発
4 結 論
第4章 1945年以前の国際移民
1 植民地主義
2 工業化と1914年以前の北アメリカやオセアニアへの移民
3 ヨーロッパ大陸内での労働移民
4 両大戦間期
5 結 論
第5章 1945年以降のヨーロッパ、北アメリカ、オセアニアへの移民
1 高度成長期の移民
2 グローバル経済再編期の移民
3 西ヨーロッパにおける移民とマイノリティ
4 南ヨーロッパ
5 中央・東ヨーロッパ
6 ヨーロッパの変化しつつある人口構成
7 北アメリカとオセアニア
8 結 論
第6章 アジア・太平洋地域の移民
1 アジア移民の展開
2 アジア内部での労働移民
3 東アジア
4 東南アジア
5 移民送出国
6 高度な資格を有する移民と学生
7 難 民
8 結論 ―― アジア移民の展望
第7章 サブサハラアフリカ、中東・北アフリカ、ラテンアメリカの移民
1 サブサハラアフリカ ―― 大陸内移動と大陸を越える移動
2 中東・北アフリカ ―― 地政学的に重要な地域
3 ラテンアメリカとカリブ海 ―― 移民受入から移民送出へ
4 結 論
第8章 国家と国際移民 ―― 管理への探求
1 雇用者への制裁措置
2 合法化措置
3 短期滞在外国人労働者受入制度
4 難民と庇護
5 地域統合
6 「移民産業」
7 人間密輸業者と人身売買
8 結論 ―― 管理への探求は空想か、それとも信頼に足るものか
第9章 移民と安全保障
1 国際移民と安全保障の関係が再発見されたのはなぜか
2 国際移民と安全保障との強い関係
3 移民と移民系ムスリム国民と環大西洋地域の安全保障
4 移民、安全保障、そしてテロとの戦い
5 結論 ―― 国際移民の時代における移民と安全保障
第10章 労働市場のなかの移民とマイノリティ
1 先進諸国における労働需要
2 労働市場のなかの移民
3 移民受入国の経済と国内労働者への影響
4 新しい政治経済と労働構造の変化
5 結 論
第11章 ニューエスニック・マイノリティと社会
1 受容 ―― 移民はいかにして社会の一部となるのか
2 移民政策とマイノリティ形成
3 労働市場のなかの移民
4 居住分離、コミュニティ形成、そしてグローバル都市
5 社会政策
6 人種差別とマイノリティ
7 人種暴力
8 マイノリティとシティズンシップ
9 結論 ―― 統合への挑戦
第12章 移民と政治
1 故国と海外在住者
2 議会外での移民参加と政治代表
3 市民でない人々の参政権 ―― グローバルな争点
4 移民とエスニック組織票
5 反移民運動と政党
6 移民政策策定過程の政治
7 結 論
第13章 結論 ―― 21世紀の移民と移動
1 グローバル移民とその移動性に対する未来の視点
2 国際協調とガヴァナンスの向上
3 非正規移民への対応
4 合法移民と統合
5 エスニックな多様性、社会変動と国民国家
関連リンク
文献
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