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パフォーマティブ人類学

Introduction to Performative Anthropology


お子さまはこちら(きっず・あんそろぽろ じすとぶんかじんるいがく

解説:池田光穂  かいせつ:いけだみつほ(おおさかだいがく)

人類学を教えたり学んだりすることは もっと愉しいものであるべきです。いえ、現在の人類学が愉しくないということではありません。ただ、民族誌を読み、これにコメントを加えて終わりにするだ けでは面白くありません。民族誌を実際に演じてみる、この興味深い試みをカリキュラムに盛り込んでみてはどうかと、申し上げたいのです。またその余地は十 分あるはずです。現在学生たちは図書館の閲覧室で、彼らの生活とは縁遠い人間の生活を記述した文献と格闘し、その上さらに、そうした異民族の生活秩序に関 するこれまた彼らとは縁遠い人類学の理論に振り廻されて、面白味のない時間を過す破目になっている。そもそも人類学とは「生きている男」「生きている女」 についての学問でなければなりません。人類学は生き生きとした感動を伝えてくれる学問であるはずなのに、現在われわれが採っている教授法は、人類学のこの 特質をうまく生かしているとは言えません」ヴィクター・ターナー(1981年8月28 日富山県利賀山房)p.60——「パフォーマンスとしての人類学」『現代思想』9(12)60-81,1981年。


医療人類学ことおこし(中川米造)



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